動画やゲームの需要が高いことからスマートフォン、特にフラグシップモデルの画面サイズは年々巨大化しています。
GoogleのPixelスマートフォンもPixel 5までは片手で扱えるサイズをラインナップしていましたが、Pixel 6シリーズ以降は大画面の中でカメラ性能の異なる2つのモデルを展開。サイズ・価格・性能を抑えたモデルはPixel Aシリーズが担当しています。
ただし、今年秋ごろの発売が予想されるPixel 8ではテコ入れが行われるようで、画面サイズは6.16インチに小型化されるかもしれません。
DSCCのCEOであるRoss Youngは、Pixel 8の画面サイズが6.16インチ、Pixel 8 Proの画面サイズがこれまでと同じ6.7インチになるとレポートしています。また、これらのパネルは5月から量産がスタートするとのこと。
From DSCC's new monthly OLED smartphone service:
— Ross Young (@DSCCRoss) April 12, 2023
– Google Pixel 8 – 6.16", down from 6.32" on the Pixel 7
– Google Pixel 8 Pro – 6.7", same as Pixel 7 Pro
Both start panel production in May.
Googleは2年前に発売したPixel 6の画面サイズを6.4インチまで大きく引き上げた(前作のPixel 5は6.0インチ)ものの、Pixel 7で6.3インチにサイズダウンさせていました。今回のレポートどおりになれば、Pixel 8でさらなる小型化が行われます。
比較的コンパクトなサイズを担当しているPixel Aシリーズからも画面サイズが6.1インチのPixel 7aが数ヶ月後に発売されると報じられており、ほぼ同じ画面サイズのモデルが異なるスペックや価格で登場するかもしれません。
Pixelスマートフォン内での食い合いが気になりますが、Pixel 7aはカメラの大幅なアップグレードやシリーズ初のワイヤレス充電、メモリやストレージの増量も噂されており、圧倒的な価格のアドバンテージを考えると、特にフラグシップが売れなくなっている日本ではPixel 8を選ぶ人は少なくなるでしょう。
なお、昨年流出したPixelスマートフォンの3年分の計画書には、今年後半に発売されるPixel 8は画面サイズと本体サイズが小型化されることと、来年発売されるPixel 8aは値上げの可能性があること、Pixel 7aの売れ行きによってはPixel 8aが発売されず、Pixel Aシリーズの販売サイクルが1年から2年に変更されるーーつまり2年おきにしか新機種が登場しないことも記されていました。
Pixel 8の画面サイズと本体サイズの小型化についてはRoss Young以外からも同様の情報が伝えられており、3年計画はそれなりに信ぴょう性があるのかもしれません。