2023年上半期のスマートフォン販売ランキングにて「Pixel 6a」がAndroid最高となる3位にランクインするなど、日本で存在感を強めるPixelスマートフォン(のミッドレンジモデル)
今年春に発売された「Pixel 7a」も集計期間の短さからAndroid部門で14位に留まったものの、年間ランキングでは上位に登場する可能性があります。
全体の収益についてはわかりませんが、Pixel Aシリーズの存在感は着実に増しています。勢いがどこまで続くかはわかりませんが、来年も春ごろの発売が予想されている「Pixel 8a」もきっと注目されるはず。あまりにも早すぎますが、今日端末の存在が確認されたようです。
Pixel 7aの売れ行き次第で“8a”は販売されない可能性も
mysmartpriceは、性能を数値化するベンチマークスコアを計測できるアプリや世界中で計測されたスコアを確認できるウェブサービスを提供するGeekbenchに「Pixel 8a」が登場したと伝えています。
Geekbenchで公開されている情報からは数週間後に登場と予告されているAndroid 14を搭載すること、モデル名がGoogle Akitaであること、メモリ容量が8GBであることがわかります。チップセットはもちろんGoogle Tensor G3です。
これまでの噂によると、Google Tensor G3は、Armv9アーキテクチャに移行するなど、初のビッグアップデートになると報じられています。
CPUはCortex-A510を4つ、Cortex-A715を4つ、Cortex-X3を1つ搭載する9コア構成で性能は2022年発売のフラグシップモデル向けチップに匹敵すると予想されています。GPUはArm Mali-G715にアップグレードされるほか、コア数が7から10にジャンプアップします。
Pixel 8aに搭載されているチップセットもビッグ1+ミドル4+リトル4の9コア構成でこれまでの噂と一致していますが、クロック数は引き下げられています。
ベンチマークスコアはシングルコアが1218、マルチコアが3175を記録。Google Tensor2よりもかなり低く出ていますが、たった1回だけなのであまりアテになりません。
Tensor G3 | Tensor G3(8a) | Tensor G2 | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Armv9 | Armv8 | Armv8 |
CPU |
|
|
|
GPU |
|
?? |
|
TPU |
|
?? |
|
UFS |
|
?? |
|
モデム | ?? | ?? | Exynos Modem 5300 |
もちろんこのベンチマークスコア自体が偽物である可能性もあります。
Pixel 6aのベンチマークスコアが発売年の3月に確認されていたことを考えるとあまりにも早すぎますし、ベンチマークスコアのアーキテクチャは噂と異なるArmv8を示しています。
さらに、Pixel 8aは発売されないといった噂もあります。
今年のPixelスマートフォンに関する販売スケジュールを正確に示していた3年計画によれば、Pixel 7aの売れ行き次第ではPixel 8aが発売されない可能性があるとのこと。日本では売れ行き好調のようですが、海外ではわかりません。
なお、Pixel 8aが発売されなくてもPixel Aシリーズが完全廃止になるわけではなく、2年に一度など発表サイクルを変更することが検討されているようです。
なお、この3年計画はPixel 8aのコードネームがakitaであることも明らかにしています。
コメントを残す