プロモーション動画の巨大リークによってPixel 9シリーズには、AIを使った集合写真の合成機能「Add Me」やプロンプトを使った写真の生成機能、スクショを自動解析した記憶の保存・検索を可能にする「Pixelスクリーンショット」など、最新のGoogle AIが搭載されることがわかりました。
さらに、音声通話を録音し文字に書き起こしする新機能「Call Notes」に対応する可能性があるとDylan Rousselが報告しています。
AppleもiOS 18で提供予定
音声通話の文字起こしについては、Appleも今年秋に公開するiOS 18にて、通話中の音声を録音し、内容を文字に書き起こして、要約する機能を追加する予定。
音声通話の録音は国によって利用者のプライバシーを保護するために法律で規制されていたり、すべてのAI機能に付きまとう言語対応によって対象国以外では利用できないことがありますが、OS 18の書き起こし機能は日本でも対応予定と案内されていることから提供元がGoogleになってもプライバシー上の問題はないはず。
さらに、Google Pixelのレコーダーアプリがすでにリアルタイムな文字起こしに対応していることを考えると言語の問題も存在しません。
そう考えると、Pixel 9シリーズで提供される通話の文字起こし機能は日本でも利用できる可能性が高そうです。
Gemini Nano提供なら日本語対応に不安
ただ、Googleが音声の書き起こしをオンデバイスAIのGemini Nanoに任せようとしている場合は、日本語では利用できない可能性もあります。
というのもGemini Nanoの登場よりも前に提供されていたレコーダーアプリのリアルタイムな文字起こしについては日本語でも利用できますが、Gemini Nano搭載機種のみで利用できる文字起こしの要約機能は日本語に対応していません。
このほかにもGemini Nanoでは、文字入力アプリGboardが会話の内容を汲みとって返信内容を提案するスマートリプライや文章のトーンを変更できる文章マジックにも対応していますが、いずれも日本語では利用できません。
おそらくGemini Nanoが理解できる言語は限られていて日本語についてもGoogleの基準に達していないと予想されます。
いずれにしても録音した音声の文字起こしはレコーダーアプリのリアルタイムな文字起こし等と同じように、音声データを端末外に出すことなくオンデバイスで行われるはず。また、当初はPixel 9シリーズに限定されるかもしれませんが、いつものように数ヶ月後には他のデバイスでも利用できるかもしれません。
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