削除できない?Twitterのアカウントを完全削除する・復活させる方法
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Twitterはニュース速報や役に立つtips、笑えたり癒される画像や動画など、たった140文字でさまざまな情報が得られるサービスですが、同じ140文字でも不快なツイートや批判的なリプライで不愉快になったり、何の役にもならない無駄な時間を過ごしていたということも多々あります。
無駄な時間を過ごすのがやめられなくなったり、不快なものは見たくないけど見てしまうなど、少しでもTwitterにうんざりしているのであれば、アカウントを削除してしまうのも1つの手です。
Twitterのアカウント削除は即削除されるのではなく、Netflixのように一時的にアカウントを停止し、それでも必要だと思ったらアカウントを復活できる場合もあります。この記事ではTwitterのアカウントを停止・削除するとどうなるのか。停止したアカウントの復活方法、そしてアカウントを完全削除する方法を解説します。
Twitterのアカウントを停止・削除すると何が起きる?

Twitterのアカウントをすぐに削除することはできません。アカウントの停止手続きから30日が経過すると完全に削除されます。
アカウントが完全に削除されると、アカウントのログインやアカウントの復活ができなくなり、過去に投稿したツイートが削除されてすべてのユーザーがアクセスできなくなります。
なお、送信したダイレクトメッセージはアカウントの停止から30日経過するまで削除されません。
アカウントの停止 | アカウントの削除 | |
---|---|---|
プロフィール | アクセスできなくなる | アクセスできなくなる |
フォロー・フォロワー | プロフィールに表示されなくなる | 削除される |
投稿したツイート | 表示されなくなる | 削除される |
@ツイート | 表示されなくなる | 削除される |
送信したダイレクトメッセージ | 削除されない | 削除される |
アカウントの復活 | 可能 | 不可能 |
Twitterのアカウント停止・削除の注意事項まとめ
Twitterのアカウントを停止または削除する前に、以下の注意事項を必ず確認してください。
アカウント停止から30日間は復活が可能
Twitterのアカウント停止から30日間は削除する前の猶予期間のため、アカウントに再ログインするだけでアカウントをすぐに復活できます。30日の間で本当に削除していいのかよく考えましょう。
なお、アカウントの停止期間は過去のツイートやダイレクトメッセージ、フォローやフォロワーといったTwitterの情報は消えていません。アカウントの停止から30日間が経過すると、過去のツイートやダイレクトメッセージ、フォロー・フォロワーが完全に削除されます。
Twitterのアプリを削除してもアカウントは削除できない
Twitterのアプリをスマートフォンから削除してもアカウントのデータはすべてTwitterに残っているため、削除されません。
アカウントを削除しても検索結果からは消えない
Twitterのアカウントを完全に削除しても、Googleなどの検索エンジンが保存しているTwitterのデータは消えないので、Googleで検索するとアカウント名やツイートを検索結果に表示されます。
検索結果からもツイートを削除したい場合は専用の手続きが必要です。当記事で紹介するアカウントの完全削除方法には検索結果から削除する方法も網羅しているので、このまま読み進めてください。
削除したアカウントと同じユーザー名はすぐに再使用できない
Twitterのアカウントを停止後、同じユーザー名やメールアドレスを新しいアカウントで再使用することはできません。最低でもアカウントの停止から30日経過して、アカウントが完全に削除されない限りユーザー名やメールアドレスは再使用できません。
同じユーザー名でTwitterを再開する予定があるのであれば、削除する前にユーザー名やメールアドレスを別のものに変更しておきましょう。
Twitterのアカウントを完全に削除する

Twitterのアカウントを完全に削除しようと思っても検索結果にツイートが残っていたり、勝手にアカウントが復活して削除できないことがあります。
アカウントを完全に削除したい場合は、以下の手順に従って削除してください。
全ツイートをダウンロードする
ツイートを手元に残しておきたい場合は、ツイートやアカウントを削除する前にダウンロードしておきましょう。
ツイートをダウンロードするには事前に2段階認証を設定している必要があります。2段階認証の設定方法はこちらの記事を参考にしてください。
また、ツイートのダウンロードはリクエスト手続きから実際にダウンロードできるまで時間がかかります。
公式アプリからツイートをダウンロード
- Twitterを起動して画面左上のプロフィールアイコンをタップします
- 「設定とサポート」をタップして「設定とプライバシー」に進みましょう
- 「アカウント」に進みます
- 「データのアーカイブをダウンロード」をタップします
- ツイートをダウンロードするアカウントにログインします
- パスワードの再入力が求められるので「次へ」ボタンを押します
- 本人確認の方法を「メール」または「SMS」から選択します
- 認証コードを入力して「次へ」ボタンを押します
- 「アーカイブをリクエスト」ボタンを押します
- ダウンロードの準備ができると通知が来るので待機しましょう
サードパーティのTwitterアプリからログアウトする
Twitterアカウントを完全に削除するには、停止手続きをしてから30日間ログインせず放置する必要があります。
サードパーティのアプリにログインしていると、勝手にログインして何日経ってもアカウントが削除できない可能性があるので必ずログアウトしておきましょう。
検索結果からの削除を依頼する
Twitterで更新した情報はGoogleの検索結果にも反映されますが、アカウントの削除を含めてすぐには反映されません。できるだけ早く削除したい場合は以下の手順をもとに削除依頼が必要です。
すべての削除を依頼するのは作業量的に現実的ではなく、どうしても削除したいツイートのみ依頼することをオススメします。なお、リクエストは削除されたツイートに対してのみ有効なので削除依頼後、投稿したツイートは速やかに削除しましょう。
- 検索結果から削除したいツイートを表示して共有アイコンをタップします
- アクションシートが表示されたら「リンクをコピー」をタップします
- Google検索の削除申請ページにアクセスして「新しいリクエスト」ボタンを押します
- ツイートのURLを入力して「送信」ボタンを押します
- リクエストの完了画面が表示されたら「OK」ボタンをタップします
- 検索結果からの削除申請をしたツイートのメニューボタンをタップします
- 「ツイートを削除」をタップします
- 「削除」を選択するとツイートが削除されます
ユーザー名とメールアドレスを変更する
削除したアカウントと同じユーザー名とメールアドレスはすぐにTwitterで再使用できません。
同じユーザー名とメールアドレスを新しいアカウントで使いたい場合、または今後、使いたくなる可能性がある場合は、削除する前に別のユーザー名と別のメールアドレスに変更しておきましょう。
メールアドレスを変更する
Gmailを利用している場合はエイリアス機能を使うと便利です。エイリアス機能はドメイン名の後ろに「+」と適当な文字列を追加することで、捨てメールアドレスとして使用できる機能。
例えば、通常のメールアドレスがexample@gmail.comであった場合、エイリアス機能を使うと「example+YYYYYYY@gmail.com」というメールアドレスも同じアカウントで利用できます。
- アプリを起動して画面の左上に表示されるプロフィールアイコンをタップします
- 「設定とサポート」をタップして「設定とプライバシー」に進みます
- 「アカウント」を選択します
- 「アカウント情報」に進みます
- 「メールアドレス」をタップします
- パスワードを求められたら入力して「次へ」ボタンを押します
- 新しいメールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します
- 入力したメールアドレスに届いた認証コードを入力して「認証」ボタンを押して完了です
ユーザー名を変更する
- アプリを起動して画面の左上に表示されるプロフィールアイコンをタップします
- 「設定とサポート」をタップして「設定とプライバシー」に進みます
- 「アカウント」を選択します
- 「アカウント情報」に進みます
- 「ユーザー名」をタップします
- 新しいユーザー名を入力します
- 「次へ」を選択して変更完了です
- 画面右上の「完了」をタップして変更完了です
アカウントを削除する
- アプリを起動して画面の左上に表示されるプロフィールアイコンをタップします
- 「設定とサポート」をタップして「設定とプライバシー」に進みます
- 「アカウント」を選択します
- 「アカウントを停止する」に進みます
- アカウント停止の注意事項を確認します
- 「アカウント削除」をタップします
- パスワードを入力後、「アカウントを削除」ボタンを押します
- 「削除する」を選択します
- 以下の画面が表示されたら削除完了です
アカウントを復活させる
- アプリを起動して画面の左上に表示されるプロフィールアイコンをタップします
- メニューアイコンをタップしましょう
- 「作成済みのアカウント」をタップします
- 電話番号・メールアドレス・ユーザー名を入力して「次へ」ボタンを押します
- パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します
- 「復活させる」ボタンを押せばアカウントが復活します
Twitterのアカウント削除・停止・復活のよくある質問
Twitterのアカウントを削除したのにGoogle検索でヒットします。
Twitterからアカウントが完全に削除されてもGoogleなど検索サービス側に保存されているアカウントやツイートは削除できません。
Twitterのアカウントを削除したのにまだアカウントが残っています(1)
サードパーティアプリにアカウントへのアクセスを許可している場合は、別のアプリがログインしている可能性があるため、サードパーティへのアクセス許可を取り消す必要があります。
Twitterのアカウントを削除したのにまだアカウントが残っています(2)
30日後も削除されない場合があります。過去にTwitterは30日経過してから削除までに最長1週間かかると案内していました。
Twitterのアカウントを削除したのにまだアカウントが残っています(3)
もう一度削除手続きしてみましょう。1回目で削除されず2回目で削除したケースが当記事のコメントで報告されています。
Twitterのアカウントを削除したいのですが、アカウントのパスワードやメールアドレス、電話番号を忘れてログインできません。
パスワードを忘れるなどでログインできない場合は<a href="">こちらの記事を参考にパスワードをリセット</a>してください。
登録時のメールアドレスが変わったため、パスワードリセットのメールが受信できずアカウントを削除できません。
登録したメールアドレスが使用できない場合はパスワードのリセットおよびアカウントは削除できません。
削除したアカウントと同じユーザー名を利用したところ使用できませんでした。他の人が使っているのでしょうか。
削除したアカウントのユーザー名はすぐに使用できるようにはなりません。アカウントの削除から4年後に使えるようになったという報告が過去にあります。
削除したアカウントと同じユーザー名・同じメールアドレスを新しいアカウントで使用できますか。
一度アカウントを削除して新しいアカウントで同じユーザ名やメールアドレスを使用したい場合は、事前にアカウントの情報を変更してから削除しましょう。
アカウントを削除したのに他のアカウントからの@ツイートが消えていません。
Twitterアカウントを停止すると、自分宛の@ツイートのプロフィールリンクは消えますが、@ツイートそのものが消えることはありません。
アカウントの削除前にツイート履歴を保存できますか?
アカウントの停止前であれば、ツイート履歴をダウンロードすることができます。
アカウントを停止するとダイレクトメッセージ(DM)も削除されますか?
30日間のアカウント停止期間中は削除されませんが、アカウントが削除されると送信したダイレクトメッセージは削除されます。
アカウントが不正使用されました。削除する必要はありますか?
Twitterと連携していたサービスによって勝手にツイートが投稿されるなど、アカウントを不正使用された場合は連携を解除すればアカウントを削除する必要はありません。
アカウントの停止前に非公開アカウントにする必要はありますか?
非公開アカウントで投稿したツイートは検索結果に保存されないというメリットがあります。ただし、非公開前の公開状態で投稿したツイートは検索結果の保存対象なのでまったく意味がありません。
親族が亡くなったのでTwitterアカウントを削除したいです。
故人のアカウントを削除するには<a href="https://help.twitter.com/ja/forms/account-access/deactivate-or-close-account/deactivate-account-for-deceased">専用フォーム</a>から手続きが必要です。手続き受領後、故人の情報、手続きをした人の身分証明書のコピー、故人の死亡証明書のコピーなどの提供手順を記載したメールが届くので、手順に従って手続きするとアカウントを削除できます。
復活したアカウントのフォロー数、フォロワー数、ツイート数が減っていますがなぜですか?
アカウントの復活直後はフォロー数やフォロワー数、ツイート数が正しく表示されない場合がありますが24時間後には完全に復活します。48時間以上経っても戻らない場合は<a href="">サポートに問い合わせ</a>が必要です