日本時間2022年12月13日からX(旧Twitter)に金バッジ、同月20日からグレーバッジが登場しました。
金バッジやグレーバッジはタイムラインやプロフィール、検索にてアカウント名の横に目立つように表示されるため、すぐに気づいた人も多いでしょう。
ただ、それぞれのバッジが何を意味するのか、どういった違いがあるのかまではわからない人が多いため、この記事でまとめています。
青バッジ:Xプレミアムと一部公式アカウントに付与
これまで青バッジは悪意のあるなりすましを防ぐためにアカウントが本人のものであると認証された場合に限って付与されていました。
青色のバッジを確認して本物であると判断し、有名人などのアカウントをフォローした人も多いはず。逆に対象のアカウントが著名人であったり、人気がある人物だと青バッジで認識した人も多いでしょう。
しかしながら、X(旧Twitter)を買収したイーロンマスクCEOが収益性と収益構造の改善、および以前から問題視していたスパム対策として、サブスクリプションサービス「Xプレミアム」の加入者にも青バッジを付与することを決定しました。
金を払えば青バッジを購入できるようになったことで当然ながらなりすましが急増。対策としてX(旧Twitter)は手動による審査を導入しました。審査基準は以下のとおりです。
- 表示名とプロフィール写真の設定が必要
- 過去30日間、アカウントがアクティブであること
- 新規登録から90日以上経過していて、電話番号認証が完了していること
- プロフィール写真、表示名、ユーザー名(@から始まる名前)が最近変更されてないこと
- 誤解を招く傾向がないこと
- プラットフォームの操作やスパムに関与した形跡がないこと
その後、イーロンマスクは古い認証システムによって配布された青バッジは不正が多すぎると説明して2023年4月1日から公式アカウントから青バッジを取り上げることを表明。
しかしながら、多くの批判を招いたことで撤回し、現在はおよそ100万人以上のフォロワーがいるアカウントにも青バッジが付与されています。
青バッジが公式アカウントか、Xプレミアムに加入したのか見分けるにはバッジをタップした後に表示される認証機関で見分けができます。
金バッジ:企業向けに付与
金バッジはX(旧Twitter)が公式に認証した事業者アカウントに付与されます。
また、法人組織を対象にしたサブスクリプションサービス「X認証済み組織」を通じてX(旧Twitter)が公式に認証した事業者にも付与されます。
X認証済み組織の基本料金は月額135,000円で、組織に関連のあるアカウントごとに月額8,000円が必要です。
グレーバッジ:政府関係に付与
X(旧Twitter)によって認証された政府関連のアカウントにはグレーバッジが付与されます。
具体的には、国家または地域の危機対応機関、治安機関、執行機関/捜査機関、規制機関、大使館、その他の国家レベルの主要機関、国家元首、外国政府の広報担当者、外交上の指導的立場にある要人、閣僚(国家レベル)、多国間機関、多国間機関の幹部、多国間機関の正式な広報担当者が該当します。
公式ラベル:廃止済み
政府アカウント、営利企業、ビジネスパートナー、大手メディア、出版社、一部の公人に公式ラベルが付与されていましたが、現在は廃止されています。
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