Twitterが「いいね」の廃止を検討していることが明らかになった。先週のイベントでCEOのJack Dorseyが「ハート型のボタン(いいね)を支持していなかった」と否定的な発言をしたことが報道の発端となっている。
議論の質を向上させるために「いいね」を廃止と報道
Jack Dorseyの発言を元にThe Telegraphは近くいいねが廃止されると報じた。その目的はソーシャル・ネットワークにおける議論の質を向上させることにあるという。現在のTwitterではいいねを獲得するためのデマや盛りすぎたツイートなどが目立つということだろう。
この報道に対してTwitterは「以前から案内しているとおり、健全な会話の促進に向けていいねを含むサービスのすべてを再考している。現在は初期段階にあって共有することはない」とコメント。Twitter広報のBrandon Borrmanは「Jack Dorseyが以前から明らかにしていたこと。すぐに何か起きるわけではない」とツイートするなど強い否定はしていない。
As we've been saying for a while, we are rethinking everything about the service to ensure we are incentivizing healthy conversation, that includes the like button. We are in the early stages of the work and have no plans to share right now. https://t.co/k5uPe5j4CW
— Twitter Comms (@TwitterComms) 2018年10月29日
「いいね」はツイートやモーメント、ユーザーに対して好意的な気持ちや意見を示すための機能として2015年から提供されている。以前は「お気に入り」として提供されていたが、新規ユーザーがお気に入りの意味を理解できず、混乱を招くとして当時Twitterの6倍ものアクティブユーザーを抱えていたFacebookが広めた「いいね」に変更された。同じタイミングでアイコンも星からハートに変わっている。
いいねが廃止になればカンタンに好意的な気持ちや意見を示す方法がなくなってしまう。リツイートは即座にタイムラインに反映されるためインスタントに使いづらく、相互フォローしていないユーザーへのリプライは気が引けてしまう。いいねが廃止されるのであれば代替となる機能の提供を期待したいところだ。
Twitterがいいね❤️の廃止を検討との報道🤔https://t.co/Rima5IdFPU
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) 2018年10月29日
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