Twitterが今後数ヶ月以内でテストを開始すると発表したツイートの編集機能。サブスクリプションサービスの「Twitter Blue」にて、テストがスタートしたのか複数人がツイートの編集画面を画像やGIFで投稿しています。
現在の実装状況は、ツイートの編集ボタンと編集画面が実装されただけで、編集したツイートを反映することはできない不完全な状態。履歴機能や時間制限といった細かな機能についても実装されていませんが、履歴機能については実装される可能性があるようです。
変更したツイートは別のIDとして管理される?
アプリを解析して開発中の未発表機能を暴いているリバースエンジニアのJane Manchun Wongによると、ツイートの編集機能は“イミュータブル”なアプローチで実装されるとのこと。
イミュータブルなアプローチとは、一度投稿したツイートは変えることができないというもので、具体的には同じツイート(同じID)のテキストを変更するのではなく、テキストを変更した内容のツイートを新しいツイート(新しいID)で作成するということです。ツイートの履歴機能を提供するためには必須となるアプローチで、履歴機能を提供するための兆候と言えます。
Jane Manchun Wongは、別のIDを持つ編集前後のツイートをどのように表示するかは現時点で決まっていないとも報告しています。
Looks like Twitter’s approach to Edit Tweet is immutable, as in, instead of mutating the Tweet text within the same Tweet (same ID), it re-creates a new Tweet with the amended content, along with the list of the old Tweets prior of that edit
— Jane Manchun Wong (@wongmjane) April 16, 2022
ツイートの編集ボタンは、イーロンマスクのアンケートに回答した440万人のうち7割以上ものユーザーが待望としていた機能ですが、同時に編集機能が悪用されるのではないかと懸念を抱いた人も多く、Facebookのように編集前後のツイートを表示できる履歴機能を提供して欲しいとの声が多くありました。
Jay Sullivanも編集機能はTwitterで最も要望の多い機能だと認めた上で、時間制限や管理、編集の透明性がなければ、機能が悪用されて改ざんされる可能性があることから、整合性を守ることを最優先で取り組む方針を示し、編集機能の正式導入には時間がかかるとツイートしています。
今回の報告を受けてThe Vergeがツイートの履歴機能についてTwitter広報に確認したところ、TwitterCommsとコンシューマープロダクト部長のJay Sullivanがツイートした内容以外に答えられることはないとの回答を得たようです。
コメントを残す