今秋発売が確実視されている新型iPad Proに関して新しい情報が報じられている。
iPhone XRの量産時期は10月以降、新型iPhoneには従来と同じ出力の電源アダプタが搭載される、Apple Watch Series 4の裏蓋は全モデルがセラミック素材を採用するなどを見事的中させたMing Chi-Kuoが報告していたLightningの廃止・USB-C搭載説の信ぴょう性が少し増す情報だ。
Steve Troughton-Smith(@stroughtonsmith)が、XcodeのiOSシミュレータが新たに4K出力をサポートしているとツイートし、現在販売されているLightning – Digital AVアダプタが4K出力をサポートしていないことを理由に、今秋発売の新型iPad Proは噂されているUSB-Cが搭載されるのではないかと報告した。
New in iOS 12.1: the iOS Simulator supports virtualized 4K external displays. This is not possible on any existing iOS device via the Lightning HDMI adapter — lends credence to iPad perhaps getting a USB-C port for 4K video-out? pic.twitter.com/WfNBerHIrb
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2018年9月19日
この話題を理解するにはiOSシミュレーターに関する知識が少しだけ必要になる。
iPhoneやiPadなどのiOSデバイスでは、Lightning to HDMI 変換 ケーブルやLightning Digital AVアダプタを使うことでテレビやモニターなど外部ディスプレイに映像を出力できる機能をサポートしている。もし、開発しているアプリが外部ディスプレイに接続する機会が多かったり、外部ディスプレイへの接続が前提にしたものである場合は同機能を使ってレイアウトなどを確認・調整することになる。
ただ、手元に外部ディスプレイがない場合やいちいちiOSデバイスを外部ディスプレイに接続しながらレイアウトを調整するのは、非効率で非現実的だ。そこで役立つのがiOSシミュレーターの外部ディスプレイ機能で、外部ディスプレイに出力したときの映像をPC内に仮想的に表示することができる。
この外部ディスプレイ機能は、これまで640×480・720×480・1024×768・1280×720・1920×1080といった解像度にしか対応していなかったが、新たに4K(3840×2160)が追加された。しかし、現在販売されているアクセサリは4K映像を出力できないため、新型iPad ProではLightning端子が廃止され、USB-Cに置き換わるという噂と何らかの関係性があるのではないか、というのがSteveの主張だ。
ただ、9to5Macが指摘するように、既存のLightningアクセサリがアップデートされて4K出力に対応する可能性も十分に考えられる。
MacBookに続いてiPadにもUSB-C端子が備えられれば、大きな話題になることは間違いないが、果たしてどうなるか、追加情報を待ちたい。
コメントを残す