Qualcomm、Snapdragon 8 Elite 2を9月発表か。Summit 2025を前倒しで開催
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Qualcommは、年次イベント「Snapdragon Summit 2025」を9月23日から25日にかけて開催すると発表しました。
例年より約1ヶ月前倒しでの開催となるビッグイベントでは、第2世代のSnapdragon 8 Eliteを含む新製品の発表が期待されます。
脱Snapdragonの流れが加速、競合台頭・独自チップ強化
スマートフォン業界では、脱Snapdragonの動きが加速しています。
Googleは約4年前から独自開発のGoogle Tensorを採用しており、MediaTekもミッドレンジ市場を中心にシェアを拡大しています。
さらに、Xiaomiも独自チップ「XRING O1」を発表したばかり。Geekbench 6では、シングルコアで3000、マルチコアで9600前後という、Snapdragon 8 Eliteに匹敵するスコアを記録しています。
チップの価値は単純な性能だけで測れるものではありませんが、独自チップの安定性やソフトウェアとの統合が進めば、コストを削減し、より魅力的な価格帯で製品を展開できる可能性があります。
こうした独自チップや競合メーカーの台頭に加えて、Android 16のリリース時期が前倒しされたこともあり、QualcommにはSnapdragon 8 Elite 2の発表を早めたい狙いがあるのかもしれません。
発表時期の前倒しにより、Snapdragon 8 Elite 2を搭載した機種の登場も早まるかもしれません。例えば、昨年はXiaomi 15 / 15 Proが最初の搭載機種として10月後半に登場しましたが、今年は9月中の発売も期待できるかもしれません。
また、クロックアップされた「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」の後継モデルや、それを搭載するGalaxy S26シリーズの発売時期にについても気になるところです。
これまでの噂によると、Snapdragon 8 Elite 2は、TSMCの第2世代 3nmプロセスを採用し、第2世代のOryon CPUコアとAdreno 840 GPUを搭載すると報じられています。
コメントを残す