iPhone SEのおすすめ設定21個まとめ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2022年3月18日に発売されたiPhone SE3こと「iPhone SE(第3世代)」には、画面下にホームボタンが搭載されていて、iPhone 14などホームボタンのない機種とは微妙に設定画面やおすすめの設定が異なります。
ということで、この記事ではバッテリー残量をパーセント表示にしたり、ホームボタンの感度調節、電池持ちを改善するための設定方法など「iPhone SE(第3世代)」を買ったら設定しておきたいオススメの項目をまとめています。
なお、iPhone 14などホームボタンが廃止されたiPhoneについてはこちらの記事で使い方やおすすめの設定方法を紹介しています。
iPhoneの電池持ちを改善する
iPhoneの設定を見直したり、ショートカットアプリを使ってiPhoneの電池持ちを大幅に改善することができます。
低電力モードを自動でオンにする
- ショートカットアプリを起動しましょう。購入直後はユーティリティフォルダに入っています
- オートメーションタブに移動して画面右上の「+」ボタンをタップしましょう
- 「個人用オートメーションを作成」ボタンを押します
- 画面を下にスクロールして「バッテリー残量」を選択しましょう
- スライダーを動かして明るさを変更するタイミングを変更して「XX%と等しい」または「XX%より下」を選択したら画面右上の「次へ」をタップします
- 「アクションを追加」をタップします
- “低電力モード”で検索して「低電力モードを設定」を選択します
- 画面右上の「次へ」をタップします
- 低電力モードをオンにする前に確認して欲しい場合は“実行の前に尋ねる”をオンに、必要ない場合はオフにして画面右上の「完了」をタップします
充電の80%制限をオフにする
iPhoneでは、バッテリーができるだけ劣化しないよう保護する「バッテリー充電の最適化」機能が利用できます。
スマートフォンのなかには常に100%の状態を目指して充電されますが、100%の状態のまま充電を継続するとバッテリーへの負荷が大きく劣化が進むことで充電できる最大容量が減って電池持ちが悪くなります。
そこで活用したいのが「バッテリー充電の最適化」です。この機能をオンにすると、ユーザーがどのようにiPhoneを使っているのか、充電しているのかを毎日学習して、寝ている間は劣化の少ない80%の状態を維持し、起床する時間に合わせて100%の状態になるようスマートに充電します。
ただ、スマートフォンの使い方が規則的でない人や行動パターンが大きく変わる旅行時などでは、最適化がオンになっていると困ることもあります。必要ない場合は設定から機能をオフにしましょう。
- iPhoneの設定画面を表示して「バッテリー」に進みます
- 「バッテリーの状態と充電」に進みます
- 「バッテリー充電の最適化」をオンにします
画面の明るさをショートカットで自動調整する
最も電池を消費する機能はディスプレイです。
明るさを暗めに変更することで電池持ちを節約できますが、ショートカットを使って画面の明るさを自動で変更するのがオススメです。
例えば、バッテリー残量に合わせて画面の明るさを20%に落としたり、日が沈んで画面を明るくする必要がない時に画面の明るさを自動で落とすことができます。
バッテリー残量に合わせて自動で明るさを落とす
- ショートカットアプリを起動しましょう。購入直後はユーティリティフォルダに入っています
- オートメーションタブに移動して画面右上の「+」ボタンをタップしましょう
- 「個人用オートメーションを作成」ボタンを押します
- 画面を下にスクロールして「バッテリー残量」を選択しましょう
- スライダーを動かして明るさを変更するタイミングを変更して「XX%と等しい」または「XX%より下」を選択したら画面右上の「次へ」をタップします
- 「アクションを追加」をタップします
- 検索ボックスに“明るさ”と入力して「明るさを設定」を選択します
- 「XX%」をタップしてスライダーを動かして画面の明るさレベルを変更します
- 画面右上の「次へ」をタップします
- 画面の明るさを変更する前に確認して欲しい場合は“実行の前に尋ねる”をオンに、必要ない場合はオフにして画面右上の「完了」をタップします
時刻に合わせて自動で明るさを落とす
- ショートカットアプリを起動しましょう。購入直後はユーティリティフォルダに入っています
- オートメーションタブに移動して画面右上の「+」ボタンをタップしましょう
- 「個人用オートメーションを作成」ボタンを押します
- 「時刻」を選択しましょう
- 「時刻」を選択後に表示される時間をタップして自動起動する時間を調整したら画面右上の「次へ」をタップします
- 「アクションを追加」をタップします
- 検索ボックスに“明るさ”と入力して「明るさを設定」を選択します
- 「XX%」をタップしてスライダーを動かして画面の明るさレベルを変更します
- 画面右上の「次へ」をタップします
- 画面の明るさを変更する前に確認して欲しい場合は“実行の前に尋ねる”をオンに、必要ない場合はオフにして画面右上の「完了」をタップします
明るさの自動調節をオフにする
画面を暗くしても自動調節機能がオンになっていると、周囲の明るさに応じて自動で明るさが変わるため、電池持ちを節約したいのであれば自動調節をオフにしましょう。
- iPhoneの設定画面を表示して「アクセシビリティ」に進みます。
- 画面の明るさの自動調整は「画面表示とテキストサイズ」から行います
- 画面を一番下までスクロールして「明るさの自動調節」のスイッチをオン・オフします
電池残量をパーセント表示にする
iPhone SEの購入時は電池残量がアイコンのみで表示されますが、パーセント表示にしたい場合は設定からオンにできます。
- iPhoneの設定画面を表示して「バッテリー」に進みます
- 「バッテリー残量(%)」をオンにすると、画面右上の電池アイコンの横にパーセント表示の残量が追加されます
電池残量をパーセント(%)表示できるウィジェットを追加する
バッテリーウィジェットを追加すると、ホーム画面でAirPodsやApple Watch、対応するBluetoothワイヤレスイヤホンの電池残量が確認できます。非常に便利なので追加しておきましょう。
- ホーム画面の余白部分を長押ししたあと、画面右上に表示される「+」ボタンをタップします
- バッテリーウィジェットを選択するために“ウィジェットを検索”と書かれたウィンドウをタップします
- バッテリーと入力したら緑の背景に白色で電池のアイコンが書かれたiOS標準の「バッテリー」を選択します
- 画面を左右にスライドしてウィジェットのサイズを選択して「ウィジェットを追加」ボタンをタップします
- ホーム画面に追加されたバッテリーウィジェットを好きな場所に移動してホームボタンを押して完了です
画面がオフになるまでの時間(画面ロック)を長くする
購入直後のiPhoneは、画面を操作していない状態が30秒続くと自動ロックされて画面がオフになります。さすがに30秒は短いので設定から変更しておきましょう。
- iPhoneの設定画面を表示して「画面表示と明るさ」に進みます
- 「自動ロック」をタップしましょう
- 画面が自動でロックされるまでの時間を変更します。おすすめは2分です。なお、画面を見ている間は画面ロックされません
壁紙・待ち受けを変更する
iPhoneを購入した直後は初期状態の壁紙が設定されています。以下の手順を参考に変更しましょう。
- iPhoneの設定画面を表示して「壁紙」に進みます
- 「+新しい壁紙を追加」をタップします
- 自分で撮影した写真や保存した画像を壁紙にするには「写真」をタップします
- 壁紙にする写真を選択しています
- 画面右上の「追加」をタップします
- ロック画面とホーム画面の両方を変更する場合は「壁紙を両方に設定」を選択します
- ホーム画面を変更する場合は「ホーム画面をカスタマイズ」をタップします
- 各種変更を行い、画面右上の「完了」をタップします
片手モード「簡易アクセス」をオンにする
片手で操作しづらい場合は片手モード「簡易アクセス」を利用しましょう。
設定から簡易アクセスをオンにした後、ホームボタンを2回タップすると、画面が下にスライドすることで届かないボタンやアイコンにも指が届くようになります。
- iPhoneの設定画面を表示して「アクセシビリティ」に進みます
- 片手モードは「タッチ」内で設定をオンにします
- 簡易アクセスのスイッチをオンにすると、片手モードがオンになります
指紋認証「Touch ID」を設定する
- iPhoneの設定画面を表示して「Touch IDとパスコード」に進みます
- パスコードを入力します
- 「指紋を追加...」をタップしましょう
- 画面の案内に従って指紋を登録します
- 指紋の登録が完了したら「続ける」ボタンをタップします
- 別の指の指紋を追加するために、もう一度「指紋を追加...」をタップして追加登録します
画面ロックを解除するまで通知の内容を表示しない
ロック画面に表示される通知の内容は、常に表示したり、ロックを解除した時のみ通知の内容を表示したり、一切表示しないことも可能です。
画面ロックを解除する前に通知の内容を表示したくない場合は以下の手順を参考に設定を変更しましょう。
- iPhoneの設定画面を表示して「通知」に進みます。
- ロック画面に表示される通知は「プレビュー表示」に進んで変更します
- 常に通知の内容を表示したい場合は「常に」を、ロック解除時に表示する場合は「ロックされていない時」を選択します
- 画面ロックの解除後にプレビューが表示されるよう設定画面から「アクセシビリティ」に進みます
- 「ホームボタン」に進みます
- 「指を当てて開く」をオフにします。電源ボタンを押してスリープ解除後、指紋認証でロックを解除すると通知の内容が表示されます。
- さらに設定画面から「画面表示と明るさ」に進みます
- 「手前に傾けてスリープ解除」をオンにすると、iPhoneを持ち上げるだけでスリープが解除されます
黄色く見える画面を変更する
iPhoneのディスプレイには、周囲の光に合わせて画面のホワイトバランスを調整する「True Tone」機能が搭載されています。
True Toneをオンにすると、暖色系の照明下では青っぽく、寒色系の照明下では黄色っぽく補正することで、どの環境でも同じ見え方を再現してくれます。
ただし、ほとんどの環境下において黄色っぽく補正されるため、ディスプレイが黄色っぽく見える人も多いようです。どうしても解消したい場合はTrue Tone機能をオフにしましょう。
- iPhoneの設定画面を表示して「画面表示と明るさ」に進みます。
- 必要に応じてTrue Toneのスイッチをオン・オフしましょう
- コントロールセンターで画面の明るさ調整ボリュームを長押しします
- True Toneをオン・オフできます
文字入力を快適にカスタムする
「さ」の連続入力で「ささ」と入力できる「フリック入力のみ」をオンにする
- iPhoneの設定画面を表示して「一般」に進みます。
- 「キーボード」に進んでオフにできます
- 「フリック入力のみ」をオンにするとテンキー入力が無効化され、例えば“さ”を2回連続で入力すると”し”にならず”ささ”と入力できます
スペースを半角で入力する
購入直後のiPhoneはスペースを半角で入力することができません。
英語入力時は半角スペースを入力して、日本語の入力時は全角スペースが入力される「スマート全角スペース」機能によるものですが、まったくスマートじゃないのでオフにしましょう。
- iPhoneの設定画面を表示して「一般」に進みます。
- スマート全角スペースは「キーボード」に進んでオフにできます
- 「スマート全角スペース」をオフにすると、日本語でもアルファベットでも半角スペースが入力できます
アルファベット入力時に1文字目を小文字にする
購入直後のiPhoneでは、文字をアルファベットで入力すると、自動で1文字目が大文字入力されますが、不要な場合は設定からオフにできます。
- iPhoneの設定画面を表示して「一般」に進みます。
- 「キーボード」に進んでオフにできます
- 自動大文字入力をオフにすると、アルファベット入力時でも1文字目が小文字で入力されます
片手用キーボードをオンにする
文字入力時に画面端のキーボードに指が届きにくい場合や片手で入力できない場合は、以下の手順を参考に片手用キーボードを利用しましょう。
- 文字入力時に表示されるキーボード左下の地球儀を長押しします
- ポップアップにキーボードのアイコンが3つ並んで表示されるので、左または右を選択すると片手用キーボードが表示されます
- 画面端の矢印をタップするとキーボードを左または右に移動できます
写真・動画のiCloud自動同期をオフにする
iPhoneで撮影した写真や動画はiCloudに自動アップロードされます。また、ギガを消費する自動アップロードオプションも用意されています。
アップデートによって機能がリリースされた直後は、オプションが初期状態でオンになっていたことから、知らないうちにギガを大量に消費して速度制限がかかってしまう可能性があります。
一度、機能がオンになっているか確認して必要であれば機能をオフにしましょう。逆に使い放題プランを利用している場合は、機能をオンにするのもアリです。
- iPhoneの設定画面を表示して「写真」に進みます。
- 「モバイルデータ通信」に進みます
- モバイルデータ通信のスイッチをオフにすると、iCloudへの写真や動画のアップロードはWi-Fi接続時に限定されます
ホームボタンを調整する
ホームボタンが使いづらい、操作しづらいと感じる場合は以下の手順を参考にクリック間隔や感度を調整してください。
ホームボタンのクリック間隔を調整する
ホームボタンの感度を調整する
背面タップでショートカットを呼び出す

便利な機能「背面タップ」を利用すると、iPhoneの背面をタップするだけでお気に入りのアプリを起動したり、片手操作でスクリーンショットを保存するなど、便利なショートカットを利用できます。
設定しておくと非常に便利なので、以下の記事を参考に設定してみてください。
Wi-Fiを完全オフにできるショートカットを追加する

iPhoneでは、コントロールセンターからWi-Fiをオフにしても完全オフになることはなく「未接続」になります。
Wi-Fiを一切利用しないオフと違って、未接続は場所を移動したり、時間が経過すると再びWi-Fiがオンになってしまいます。
Wi-Fiを完全にオフにするには、設定画面から設定の変更が必要ですが非常に手間。ショートカットを利用してWi-Fiを一発で完全オフにするよう設定しましょう。設定方法は以下の記事で解説しています。