全国の高校生800人を対象に調査したところ、スマートフォンの所有率は55%となり初の過半数超えとなったそうです。利用率についてはパソコン、携帯電話を大幅に上回る結果となっています。
伸び率は鈍化傾向あるものの、スマートフォンの所有率が初の50%超え!
リクルート進学総研の調査によると、高校生のスマートフォン所有率は2011年が14.9%、2012年が39.2%と徐々に増えており、今年は55%となったようです。伸び幅としてはやや鈍化傾向にあるものの、たった2年で3.7倍というのは驚きです。ちなみに利用機種としてはiPhoneが25.9%、iPhone以外が32.6%となったようです。iPhoneは高校生にも人気のようですね。
スマートフォンはネット依存症を促進させている?
スマートフォンと携帯電話の利用目的としては、いずれもメール、電話、チャットの利用率が高いものの、情報収集や動画の鑑賞、音楽鑑賞、コミュニティサイトへの参加といったところではスマートフォンの利用率は携帯電話の2倍以上を示しています。スマートフォンの方が自由度が高い分こういう結果になったんでしょうか。こどもをネットから遠ざけるためにスマートフォンではなく、携帯電話を持たせるといったことができるかもしれませんね。
利用時間帯としてはいずれの時間帯もスマートフォンが携帯電話の2倍以上となったようです。特に顕著なのは学校の授業中でスマートフォンが携帯電話の4倍近い数値になっています。
SNSの利用率はLINEがトップ
SNSの利用に関してはLINEが52.8%、Twitterが50.4%と、高い利用率を示す一方で、Facebookが27%でmixiは12.4%と低い数値になっています。今、25歳の僕が高校生の時はLINEもTwitterもFacebookも無くて(または一般公開されてなかった)、SNSといえばmixiだったんですが、数年でここまで劇的に変化しているのがおもしろいです。今回の調査結果からはここ数年で携帯電話からスマートフォンへの移行が本格化して利用するデバイスだけでなく、利用目的も時間も利用するサービスも大幅に変化したことがわかったわけですが、その中で三菱や三洋電機、京セラなどが撤退または買収されていったことを思うとちょっと感慨深いですね。
調査レポートは以下のリンク先からどうぞ。
・高校生のWEB利用状況の実態把握調査 : 調査報告 : リクルート進学総研
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