Appleがスマホ市場で単独首位に。AI推しのGoogle Pixelは前年比25%の急成長
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2025年のスマートフォン市場で、Appleが20%のシェアを獲得して首位に立ちました。
iPhoneはトップ5メーカーの中で最高となる前年比10%成長を記録。日本で堅調に伸ばしたSamsung(19%)をわずかに上回り、3位のXiaomi(13%)以下を大きく引き離しています。
AppleはAIで他社に遅れをとるなか、最新モデルではSIMカードの廃止を含む内部設計の進化により、ユーザーにとって最も重要な電池持ちを大幅に強化しました。その結果、第4四半期の出荷台数では世界全体の4分の1を占め、過去最高のシェアを記録しています。
こうしたiPhone 17シリーズの好調に加えて、日本・インド・東南アジアでiPhone 16シリーズが引き続き人気と分析されています。さらに今年は、Apple IntelligenceのAIモデルにGeminiを活用することが発表されており、AI体験の底上げも進むはずです。
Nothingも前年比31%の成長を記録
トップ5には入らなかったものの、GoogleとNothingは高い成長率を記録しました。
iPhoneとは対照的にAI機能の拡充を前面に押し出すGoogle Pixelは、前年比25%成長。Googleは昨年春にデザインを大幅刷新したPixel 9aを投入したほか、「マジックサジェスト」や「カメラコーチ」など、AI主導の新機能を追加したPixel 10シリーズを発売しています。
Google Pixelを上回る成長を記録したNothingは、前年比31%の成長を遂げています。
それを上回る成長を見せたのがNothingで、前年比31%増。2025年は、ミッドレンジのPhone (3a)、ミッドハイのPhone (3a) Pro、フラグシップのPhone (3)、エントリーのPhone (3a) Lite、限定モデルのPhone (3a) Community Editionまで投入し、ラインアップを一気に拡充しました。
さらにワイヤレスイヤホンや低価格帯のCMFシリーズも展開。国内では楽天モバイルがキャリア独占販売を行うなど露出も増え、存在感は年々高まっています。とくにインド市場が好調でまもなく旗艦店をオープンする予定です。
2026年は価格を武器にする中国メーカーに逆風か
2025年は市場全体で2%成長した一方、2026年はメーカーにとって厳しい年になりそうです。
背景にあるのは、AIの急成長を支えるメモリ不足と部材コストの上昇です。半導体メーカーがスマートフォンよりAIデータセンター向けを優先することで供給が逼迫し、値上げが進む可能性が指摘されています。結果として、価格上昇や進化ペースの鈍化を通じて市場は「軟化」するとの見立てです。
とくに、価格競争力を武器にシェアを伸ばしてきた中国メーカーは影響を受けやすいとされます。台湾のASUSが2026年は新製品を投入しない方針と報じられたように、撤退ではなくても“出す機種を絞る”メーカーが増えるかもしれません。
それでもAppleとSamsungは、強固なサプライチェーンとプレミアム市場でのポジションに支えられ、来年も相対的に底堅いと予測される一方、価格を武器にする中国メーカーには逆風となりそうです。

























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