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Pixel 7aが機種名非公開・投票式カメラテストで優勝。Google Pixelが上位独占

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2024/01/09 18:05
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Pixel 7aが機種名非公開・投票式カメラテストで優勝。Google Pixelが上位独占

チャンネル登録者1800万人を誇る海外YouTuberのMKBHDが2023年に発売されたスマートフォンカメラのブラインドテストを実施し、投票結果を発表しています。

世界中から投票された2000万票が最も優秀なカメラと評価したのは昨年優勝したPixel 6aに続いて「Pixel 7a」になりました。

1on1で最も優秀なスマホカメラを決定

MKBHDが開催したスマホカメラのブラインドテストは、全20機種で撮影した写真を総当たり形式で比較してどちらの写真が優れているかを投票するもの。

写真を横に並べてどちらが優れているかを投票する
写真を横に並べてどちらが優れているかを投票する

投票時に機種名は伏せられ、EXIFデータすらも削除されているため、どの機種で撮影したか確認して投票することはできません。

投票はシーン別(スタンダード、暗所、ポートレート)に行い、イロレーティングに基づいてどの機種のカメラが優れているかをランク付けします。イロレーティングについては以下のChatGPTの回答を参考にしてください。

イロレーティングとは?

イロレーティングは対戦結果を基にした相手の実力を評価する指標です。元々はチェスで使われ、選手の勝敗だけでなく、相手のイロレーティングによって点数が変動します。高い評価を持つ相手に勝つと大きく点数が上がります。逆に、低評価の相手に負けると大幅に点数が下がります。そのメリットは、全選手の相対的な実力差を明確に把握できる点です。

スタンダード:Pixel 7a🥇

「スタンダード」では、昼間の室内で人物を撮影した写真を比較します。

どちらが優れているか判断する基準は人それぞれですが、筆者は顔が適度な明るさで照らされていること、必要以上の影が顔にかかっていないこと、顔色が悪くないこと、逆光によるフレアが起きていないこと、顔にピントが合っていることなどを基準に投票しました。

筆者の投票結果では1位がOnePlus 11、2位がXiaomi 13 Ultra、3位がGalaxy S23になりましたが、ユーザー投票では1位がPixel 7a、2位がPixel Fold、3位がOnePlus Openとなっています。

MKBHDは1位を獲得したPixel 7aのカメラについて、明るすぎず暗すぎず、とてもニュートラルな写真で、ダイナミックレンジもとても優秀(ただしレンズフレアが小さいのは偶然)と評価しています。

1位のPixel 7aと最下位のiPhone 15 Proを比較
1位のPixel 7aと最下位のiPhone 15 Proを比較

最下位はiPhone 15 Proでした。

驚くべき結果についてMKBHDは2つの写真を比べて、多くの人が明るい写真に票を入れると分析。当然、許容範囲はあるため、明るすぎる写真を撮影したGalaxy S23 Ultraは2番目に低い評価となっています。

露出オーバーのGalaxy S23 UltraとPixel 7aを比較
露出オーバーのGalaxy S23 UltraとPixel 7aを比較

暗所:iPhone 15 Pro🥇

「暗所」では、撮影地から光源が12メートルも先にあるかなり暗い屋上にて撮影した写真を比較します。

暗い空を過剰に青く表現したり、すべての影を明るくしたり、被写体の露出だけを上げたり、スタンダードに比べて暗所の仕上げはメーカーによってさまざま。

なかには明らかに優れている/劣っている写真もありますが、投票が好みに左右されたり、どちらにも投票したくないような写真が並ぶことも少なくありません。

筆者の投票結果は1位がVivo X90 Pro、2位がOnePlus 11、3位がNothing Phone (2)でしたが、ユーザー投票では1位がiPhone 15 Pro、2位がPixel 8 Pro、3位がPixel 7aとなっています。

1位のiPhone 15 Proと最下位のOppo Find X6 Proを比較
1位のiPhone 15 Proと最下位のOppo Find X6 Proを比較

ポートレート:Pixel 8 Pro🥇

「ポートレート」では、屋内で被写体を撮影した写真を比較します。

なおポートレートモードはデフォルトの画角/ズーム倍率が異なることから撮影環境を合わせるのが難しいため、ただシンプルにカメラアプリをポートレートモードで起動して、場所を移動して焦点距離を合わせたとしています。

ポートレートで多くの人が重要視するのが被写体と背景の境界を正確に識別しているかどうかです。背景に不自然なぼかしを加えた写真は票を得ることはできないでしょう。

筆者の投票結果では1位がPixel 7a、2位がGalaxy Z Flip5、3位がROG Phone 7 Ultimateになりましたが、ユーザー投票では1位がPixel 8 Pro、2位がGalaxy Z Fold5、3位がiPhone 15 Proでした。

上位3機種のポートレート写真
上位3機種のポートレート写真

最下位は明らかに露出オーバーの写真を撮影したXperia 1 Vでした。

MKBHDは撮影ミスだと思って撮り直したものの、何度も再現されたとし、何らかの理由で1200ドルのフラグシップスマートフォンがこのような写真を記録し、ポートポートレートモードでは、照明に対応できなかったと評価。

また、実際にはポートレート部門だけではなく、スタンダード部門でも18位、暗所部門でも15位と、Xperia 1 Vはすべてのカテゴリでイロレーティングが低い結果になったとしています。

何回撮影しても露出オーバーで記録されてしまうXperia 1 V
何回撮影しても露出オーバーで記録されてしまうXperia 1 V

スマホカメラの王者はPixel 7a

スタンダード・暗所・ポートレートの3部門平均では、1位が1660点のPixel 7a、2位が1655点のPixel 8 Pro、3位が1613点のPixel Foldと、Google Pixelスマートフォンがトップ3を独占する結果になりました。

4位以下は1600点に届いていないことを考えると、Google Pixelシリーズの圧勝とも言える結果です。

高額機種のカメラが優れているのは当たり前という声も聞こえてきそうですが、MKBHDはイロレーティングを販売価格で割ったレートーーつまり、価格の割に良いカメラを搭載しているランキングも公開。1位が3.32のPixel 7a、2位が2.32のNothing Phone (2)、3位が2.13のOnePlus 11となっています。

3部門平均のランキング
コスパが優れたスマホカメラのランキング
左:部門全体の平均評価、右:コスパに優れたスマホカメラ評価

結果は上記のようになりましたが、現在もカメラテストは公開されています。

自分の目がどういった写真を優れていると評価するのかを確認して、次に購入するスマートフォンの参考にすることができるため、時間がある時(投票を終えるまでにかなり時間がかかります)にトライしてみてはどうでしょうか。

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