Appleが今年2月に発売したスマートスピーカー「HomePod」が技術適合証明を受けたことがわかった。電波法に基づきWi-FiやBluetoothなど無線通信を備えたデバイスを日本国内で発売する場合は同証明を受ける必要がある。
「HomePod」の日本発売は来年以降との情報も
「HomePod」が技適を通過したとS-MAXが伝えた。総務省のサイト上で技術基準適合証明等を受けた機器を検索すると型番「A1639」が2月6日に工事設計認証を取得していることが確認できる。Appleの公式サイト上でも確認できるようにモデル番号A1639は「HomePod」だ。
今年2月に発売されたAppleのスマートスピーカー「HomePod」は予約時点では好調だったものの現在は販売不振に陥っていてAppleは一部のサプライヤーに6割もの減産を指示したと報じられている。Apple Storeで働く従業員によれば「HomePod」は1日に10台も売れない状況で在庫は積み重なっているそうだ。
「WWDC18」で販売拡大をアナウンス?
販売が低迷している原因はライバルのスマートスピーカーと比べて価格が高いこと、そして販売地域がアメリカ、オーストラリア、イギリスのわずか3ヶ国に限定されていることにある。今春にはドイツとフランスで販売が開始される予定だが具体的な発売日のアナウンスはまだない。
「HomePod」が技適を通過したことでAppleが日本発売を検討していることは間違いなさそうだが過去に技適を通過しても発売されなかった製品は多い。技適を通過したことで発売日が近いとの見方もあるが、Macお宝鑑定団Blogは中国語対応よりも日本が優先して開発されているものの2018年中の発売は難しそうと伝えていた。
発売日が近いのであれば6月4日に開催される開発者向けのイベント「WWDC18」でHomePodの販売地域の拡大についてなんらかのアナウンスがあるかもしれない。
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