2017年3月9日に配信されたバージョン6.73.1で、ようやくTwitterの公式アプリにキャッシュを削除する機能が追加されました。
Twitterアプリでは、画像・GIFアニメーション・Vineといったメディアに加えて、ウェブサイトのページ・Cookie・ログイン情報などウェブサイトのデータもキャッシュされているため、数GB近くキャッシュされていることも少なくありません。
当記事では、Twitterアプリのキャッシュを削除する方法を紹介します。
目次
キャッシュとは?
「キャッシュ」は、画像や動画など再利用されることが多いファイルや容量の大きいファイルをデバイス内に保存することで、もう一度、表示する時に端末内に保存した画像を再利用することで表示速度が向上する技術です。
Twitterの公式アプリでは、画像・GIFアニメーション・Vineのキャッシュを保存する「メディアストレージ」と、ウェブサイトページ・Cookie・保存済みのログイン情報などのキャッシュを保存する「ウェブサイトストレージ」の2つに分けて保存されています。
「メディアストレージ」は、タイムラインに表示される画像等のキャッシュを示していますが、保存容量は数百MBなのでストレージを大きく消費することはありません。「ウェブサイトストレージ」は、Twitterアプリ内のブラウザで表示するウェブサイトに関連するデータをキャッシュするため、数GBを超えることもあるため、キャッシュを削除することでスマートフォンの容量不足の解消にも役立てることができます。
キャッシュは削除した後も貯まっていくため、定期的に削除する必要があります。
なお、3月9日時点でキャッシュの削除機能が追加されているのはiOS版のTwitterアプリのみ。Android版では利用できません。
Twitterアプリのキャッシュを削除する方法
Twitterアプリのキャッシュを削除するには右上のプロフィールアイコンをタップします。
メニューから「設定とプライバシー」を選択して設定画面にアクセスします。
設定画面が表示されたら「データ利用の設定」を選択します。
ストレージの項目にキャッシュごとの容量が表示されます。まずは、「メディアストレージ」を選択します。
「メディアストレージを削除」をタップします。
確認が表示されるので再度「メディアストレージを削除」をタップすると、キャッシュが削除されます。
続けて「ウェブサイトストレージ」を選択します。
ここでは「ウェブページストレージを削除」と「すべてのウェブサイトストレージを削除」の2つが表示されます。
Twitterアプリのブラウザ内で表示したウェブサイトのデータのみを削除したい場合は「ウェブページストレージを削除」を選択します。
ウェブサイトのCookieやログイン情報などのデータも削除したい場合は「すべてのウェブサイトストレージを削除」を選択します。
Cookieにはアクセスしたウェブサイトごとに作成・保存される小さなファイルで閲覧回数や使用言語などが記録されています。ログイン情報と合わせてもデータ容量は小さいので、キャッシュの削除で利便性を損ないたくない場合は「ウェブページストレージを削除」でも大きな効果があります。
コメントを残す