MMD研究所が「2021年夏の大手4キャリアの満足度と契約状況調査」を実施し調査結果を発表した。
大手4キャリア+キャリアサブブランドの総合満足度は、楽天モバイルがキャリアとして提供する「Rakuten UN-LIMIT VI」がトップ。次いでKDDIのサブブランド「UQ mobile」、ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO」がランクインしている。
4月以降はahamoが人気
18歳~69歳の男女40,000人を対象にした予備調査では、2021年4月~8月にメイン利用のスマートフォンを契約したと回答。
このうちドコモのオンライン特化プラン「ahamo」が20.9%でトップとなり、楽天モバイルのキャリア事業で提供する料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」が17.6%、ドコモが11.8%で続いた。
さらに、ワイモバイルが9.7%、UQ mobileが8.6%と続いていることから、4月以降は高額で充実したプランとサポートを受けられるメインブランドよりも、安く使える楽天モバイルやサブブランドが多く選ばれているようだ。
料金・サービス満足度で1位の楽天モバイル
総合顧客満足度は、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」がトップとなった。UQ mobileが2位、LINEMOが3位、povoが4位、ahamoが5位と、割安なブランド・プランがトップを独占している。
部門別では、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」が料金・サービス部門で1位を獲得。顧客サポート部門はUQ mobileとオンライン専用ブランドのLINEMOが1位に、通信品質部門の1位はドコモとなった。
総合顧客満足度ワーストになったソフトバンクは顧客サポートで9位の最下位、サービス・通信品質部門では8位に。auは料金・サービス部門で最下位、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」は通信品質部門では最下位となった。
家族や友だちにおすすめしたいのは格安ブランド
家族や友人に推奨するブランドおよびプランのおすすめ度/顧客推奨度(NPS)では、9〜10点を付けた“推奨者”の割合が最も多かったのは24.7%のahamoで、povo/LINEMO/UQ mobile/Rakuten UN-LIMIT VIが全体平均の16.8%を超えている。
一方でドコモ・au・ソフトバンクは、いずれも推奨者が平均以下、批判者が平均を超える結果となった。
推奨者から批判者を引いたNPSは全体の-28.1に対して、povoが-13.0が最良。ahamo、LINEMO、UQ mobile、Rakuten UN-LIMIT VI、Y!mobileと続いていることから、他人におすすめする場合は、質よりも料金を大幅に節約できるブランドやプランをおすすめしたいと思う人が多く、おすすめしやすいのかもしれない。
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