Googleが開発する「Wireless Streaming Device」が、FCCの承認を取得したことが明らかになった。
米国でWi-Fiなど無線通信に対応したデバイスを販売するにはFCCの承認が必要で、昨年8月には“Interactive Media Streaming Device”の名前でFCCの承認を取得後、9月にChromecast with Google TVとして正式発表された。
今回、FCCを通過したモデルも新型Chromecastの可能性が高いようだ。
更新:FCCを通過したデバイスは新型Chromecastではない?
FCCの承認を受けたデバイスが新型Chromecastである可能性が報じられていたが、9to5Googleがこれを否定した。
理由の1つは、Googleが6日に発表したNestデバイスが4機種であったのに対し、これまでにFCCの承認を受けたGoogleの未発表デバイスが3機種しかなかったこと。つまり、今回FCCを通過したデバイスが4機種目ではないかという指摘だ。
- Nest Cam(バッテリー式)
- Nest Cam(電源アダプター式)
- Nest Doorbell
- Nest Cam with Floodlight
もう1つは、3月にFCCの承認を受けたデバイスと今回のデバイスを比べると、対応バンドやFCCのラベルなどがほとんど同じで、違いがバッテリーに関する記述があるかないかだけということ。
9to5Googleは、Nest Cam(電源アダプター式)やNest Cam with Floodlightの発売日が他2機種よりも遅れることを考えると、新たに承認を受けた“GJQ9T”は、Nest Cam(電源アダプター式)またはNest Cam with Floodlightのいずれかの可能性が高いとしている。
ここまでが追記部分。以下が追記前のオリジナル部分。
Chromecast with Google TVなら性能アップに期待
FCCが公開した資料(fccid.io)からは、GoogleがBluetoothとWi-Fiに対応した“Wireless Streaming Device”を開発していること、このデバイスのモデル番号が“GJQ9T”であることがわかっている。
MySmartPriceは、FCC IDがデバイスの背面に刻印されていることから、このデバイスにディスプレイが存在しないこと(ディスプレイを搭載したデバイスであれば画面での表示が基本)やUSB接続が必要だと指摘し、新型Chromecastの可能性が高いと予想。
なお、今年3月にも“Wireless Streaming Device”という名称でFCCの承認を取得したデバイスがあったが、同デバイスがバッテリーで動作することやGoogleが2021年に新しいセキュリティカメラの発売を予告していたことから新しいGoogle Nest Camと予想されていた。
新しいGoogle Nest Camは8月6日に正式発表。日本でも26日に発売されることから今回FCCを通過したデバイスもNest製品である可能性は低いと考えられる。
Googleが昨年発売したChromecast with Google TVは、リモコン操作に対応したGoogle TVによって操作性が格段にアップしたが、ローエンドのチップセットとたった2GBのRAMは明らかなパワー不足で、操作がモタつくことが多い。
FCCを通過したデバイスがChromecast with Google TVの新型モデルなのか、それともGoogle TVを搭載した旧型Chromecastのアップデートモデルかはこれから明らかになるが、Chromecast with Google TVの新型モデルであれば、性能を大幅にパワーアップしたモデルの登場に期待したい。
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