Chromecast with Google TVのもっさり改善。Google TVの最新アプデが公開
Googleが2020年に発売したストリーミングデバイス「Chromecast with Google TV」は、スマホで視聴中の動画や画像をテレビの大画面に転送する人気のキャスト機能に加えて、リモコン操作が可能なインタフェースGoogle TVを搭載したことで、魅力的な製品になるかと予想されていました。
ところがホーム画面はもっさりで、保存容量が少ないことからアプリを満足に保存することもできないと多くのユーザーから不満が寄せられるなど、予想と期待に反して評価がされています。
Googleはこれらの問題を改善するため、ホーム画面の表示速度を高速化し、レスポンスを向上させるGoogle TVの最新アップデートを公開しています。
CPUの最適化でGoogle TVの動作速度が改善
Googleの説明によると、最新版のGoogle TVでは、CPUの最適化とキャッシュ管理を改善することで、ホーム画面を起動する際の読み込み時間を短縮し、ドラマやアニメ、映画といった映像コンテンツの視聴をすぐに開始できるようになったとのこと。
さらに、メモリ(RAM)の使用量を削減することで、タブ内のスクロールやタブ間の切り替えにかかる時間も短縮され、For Youタブは動作がよりスムーズに、Liveタブは読み込み速度が改善。他にも画像キャッシュの最適化によって、子供向けのプロファイルにおいてもアプリが起動するまでの時間が短縮されています。
容量不足問題を解消するために、自動的にストレージを解放する機能や昨年Chromecast with Google TV向けに提供された「空き容量を増やす」機能がGoogle TVを搭載したスマートテレビにも近いうちに提供されます。
なお、Googleは現行モデルの7,600円よりも安い価格で販売するフルHD版の新型Chomecast with Google TVを開発していると噂されており、今年6月にはアメリカで無線通信機器を発売するために必要なFCC認証を取得したことが判明しています。
もしかすると、10月開催が予想されるビッグイベントにて「Pixel 7」シリーズや同社初のスマートウォッチ「Pixel Watch」、新型メッシュWi-Fiルーター「Google Nest Wifi」とともにフルHD版のChomecast with Google TVが発表されるかもしれません。
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