Google、Pixel 8aの発売認める。バッテリー情報の削除問題で
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2023年12月にリリースされたFeature Dropアップデートでは、設定画面のデバイス情報に新機能「バッテリー情報」が追加され、Google Pixelに搭載されたバッテリーの製造日とサイクル回数を確認できる機能を提供しました。
サイクル回数はバッテリーを交換する時期の目安として役立つため、便利だと主張する人もいましたが、Googleは今月配信したアップデートでこの機能を削除しています。
バッテリー情報はPixel 8a以降のみ対応
2024年3月のアップデートを適用するまで、設定画面>デバイス情報>バッテリー情報にアクセスできましたが、現在はバッテリー情報の項目は削除されています。
この事象に関してAndroidのソース管理プロジェクトAOSPでは、バッテリー情報が表示されなくなった不具合として報告されると、GoogleはPixel 8a以降の機種だけで有効な機能で、意図したとおりに動作していると回答しています。

何ヶ月も正常に動作していた機能が突然削除されて新型モデルだけの機能に変更されたこと、それを仕様どおりとすること、Pixel 8a以降の機種だけで動作する理由がなされていないことなど、Googleの説明に対して不満の声が寄せられています。
Pixel 8シリーズにおいても高性能AIモデルのGemini NanoがPixel 8 Proだけに搭載され、その理由を明確に説明していなかった(ようやく動画でハードウェア制限であることを明かす)ことで、多くの批判を集めるなど、Googleの透明性に関して疑問を感じる利用者が多いようです。
朗報もあって2023年におけるGoogle Pixelの新製品販売について正確に記した3年分の計画表では、Pixel 8aの販売はPixel 7aの売れ行き次第で計画が破棄されると記されていましたが、今回の件でGoogleはPixel 8aの販売を実質的に認めた形になります。
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