調査会社IDCによると2019年のGoogle Pixelスマートフォンの出荷台数が720万台を記録し過去最高になったようだ。
アメリカや西ヨーロッパ、そして日本で台数を伸ばしたという。
Pixel 3aが好調の要因か
これまで2019年秋に発売されたPixel 4の売上が不振だったと伝えられていたため、前年同期比52%の大幅アップは意外な結果だ。
. @Google continues to expand the #Pixel portfolio and sales are growing. In 2019 shipments grew 52% YoY to reach the highest volume ever, with strong performances in the USA, Western Europe and Japan. It now ships more units than @oneplus but it is still far from reaching Top10 pic.twitter.com/qY66isF9vN
— Francisco Jeronimo (@fjeronimo) June 9, 2020
9to5GoogleによればPixel 4は過去6ヶ月で200万台を出荷したとのことで、2019年の出荷台数の大半をPixel 3、Pixel 3aが占めたことになる。
昨年、GoogleはPixel 3aによってPixelシリーズの売上が2倍になったことを明らかにしていた。
Pixel 3は日本初上陸となったPixelスマートフォンで、半年後に発売されたPixel 3aはナイトモードに対応したカメラをそのままに価格を抑えてヒットしたことを考えれば日本で好調とのレポートにも違和感はない。
ただし、720万台という出荷台数は決して多くはなく、トップ10のスマホメーカーとは大きく離れているとのこと。世界5位のOPPOは1億1400万台以上を出荷している。
Googleはデザインを刷新したPixel 4aを8月に発売し、その後Pixelシリーズ初となる5G対応のPixel 5を発売すると噂されている。
Pixel 5はミドルレンジのチップセットを搭載することでハイエンドではなく価格を抑えたモデルになることが予想されており、今後はミッド〜ミッドハイの市場でシェアを獲得していくのかもしれない。