2022年3月18日に発売されたiPhone SE3こと「iPhone SE(第3世代)」には、画面下にホームボタンが搭載されていて、iPhone 13などホームボタンのない機種とは微妙に設定画面やおすすめの設定が異なります。
ということで、この記事ではバッテリー残量をパーセント表示にしたり、ホームボタンの感度調節、電池持ちを改善するための設定方法など「iPhone SE(第3世代)」を買ったら設定しておきたいオススメの項目をまとめています。
なお、iPhone 13などホームボタンが廃止されたiPhoneについてはこちらの記事で使い方やおすすめの設定方法を紹介しています。
目次
- iPhoneの電池持ちを改善する
- 電池残量をパーセント表示にする
- 電池残量をパーセント(%)表示できるウィジェットを追加する
- 画面がオフになるまでの時間(画面ロック)を長くする
- 壁紙・待ち受けを変更する
- 片手モード「簡易アクセス」をオンにする
- 指紋認証「Touch ID」を設定する
- 画面ロックを解除するまで通知の内容を表示しない
- 黄色く見える画面を変更する
- 文字入力を快適にカスタムする
- 写真・動画のiCloud自動同期をオフにする
- ホームボタンを調整する
- 背面タップでショートカットを呼び出す
- Wi-Fiを完全オフにできるショートカットを追加する
iPhoneの電池持ちを改善する
iPhoneの設定を見直したり、ショートカットアプリを使ってiPhoneの電池持ちを大幅に改善することができます。
低電力モードを自動でオンにする
- STEP 1
ショートカットアプリを起動
ショートカットアプリを起動しましょう。購入直後はユーティリティフォルダに入っています
- STEP 2
オートメーションの作成
オートメーションタブに移動して画面右上の「+」ボタンをタップしましょう
- STEP 3
バッテリー残量を追加
「個人用オートメーションを作成」ボタンを選択したら、画面を下にスクロールして「バッテリー残量」をタップします
- STEP 4
自動オンのタイミングを決める
スライダーを動かして低電力モードを起動するタイミングを決めて「XX%と等しい」または「XX%より下」を選択したら画面右上の「次へ」をタップします
- STEP 5
低電力モードを追加
「アクションを追加」をタップしたら“低電力モード”で検索して「低電力モードを設定」を選択します
- STEP 6
ショートカットの作成完了
画面右上の「次へ」をタップして、低電力モードをオンにする前に確認して欲しい場合は“実行の前に尋ねる”をオンに、必要ない場合はオフにして画面右上の「完了」をタップします
充電の80%制限をオフにする
iPhoneでは、バッテリーができるだけ劣化しないよう保護する「バッテリー充電の最適化」機能が利用できます。
スマートフォンのなかには常に100%の状態を目指して充電されますが、100%の状態のまま充電を継続するとバッテリーへの負荷が大きく劣化が進むことで充電できる最大容量が減って電池持ちが悪くなります。
そこで活用したいのが「バッテリー充電の最適化」です。この機能をオンにすると、ユーザーがどのようにiPhoneを使っているのか、充電しているのかを毎日学習して、寝ている間は劣化の少ない80%の状態を維持し、起床する時間に合わせて100%の状態になるようスマートに充電します。
ただ、スマートフォンの使い方が規則的でない人や行動パターンが大きく変わる旅行時などでは、最適化がオンになっていると困ることもあります。必要ない場合は設定から機能をオフにしましょう。
- STEP 1
設定画面でバッテリーに進む
iPhoneの設定画面を表示して「バッテリー」に進みます
- STEP 2
バッテリー充電の最適化を変更する
「バッテリーの状態」に進んで「バッテリー充電の最適化」のスイッチを必要に応じてオン、オフしましょう
画面の明るさをショートカットで自動調整する
最も電池を消費する機能はディスプレイです。
明るさを暗めに変更することで電池持ちを節約できますが、ショートカットを使って画面の明るさを自動で変更するのがオススメです。
例えば、バッテリー残量に合わせて画面の明るさを20%に落としたり、日が沈んで画面を明るくする必要がない時に画面の明るさを自動で落とすことができます。
バッテリー残量に合わせて自動で明るさを落とす
- STEP 1
ショートカットアプリを起動
ショートカットアプリを起動しましょう。購入直後はユーティリティフォルダに入っています
- STEP 2
オートメーションの作成
オートメーションタブに移動して画面右上の「+」ボタンをタップしましょう
- STEP 3
バッテリー残量を追加
「個人用オートメーションを作成」ボタンを選択したら、画面を下にスクロールして「バッテリー残量」をタップします
- STEP 4
自動オンのタイミングを決める
スライダーを動かして明るさを変更するタイミングを決めて「XX%と等しい」または「XX%より下」を選択したら画面右上の「次へ」をタップします
- STEP 5
画面の明るさ設定を選択
「アクションを追加」をタップしたら“明るさ”で検索して「明るさを設定」を選択します
- STEP 6
明るさレベルを設定する
「XX%」をタップしてスライダーを動かして画面の明るさレベルを変更します
- STEP 7
ショートカットの作成完了
画面右上の「次へ」をタップして、画面の明るさを変更する前に確認して欲しい場合は“実行の前に尋ねる”をオンに、必要ない場合はオフにして画面右上の「完了」をタップします
時刻に合わせて自動で明るさを落とす
- STEP 1
ショートカットアプリを起動
ショートカットアプリを起動しましょう。購入直後はユーティリティフォルダに入っています
- STEP 2
オートメーションの作成
オートメーションタブに移動して画面右上の「+」ボタンをタップしましょう
- STEP 3
時刻を追加
「個人用オートメーションを作成」ボタンを選択したら「時刻」をタップします
- STEP 4
明るさを変更する時刻を変更
「日の入」または「時刻」をタップして、画面の明るさを変更する時刻を調節して画面右上の「次へ」をタップします
- STEP 5
画面の明るさ設定を選択
「アクションを追加」をタップしたら“明るさ”で検索して「明るさを設定」を選択します
- STEP 6
明るさレベルを設定する
「XX%」をタップしてスライダーを動かして画面の明るさレベルを変更します
- STEP 7
ショートカットの作成完了
画面右上の「次へ」をタップして、画面の明るさを変更する前に確認して欲しい場合は“実行の前に尋ねる”をオンに、必要ない場合はオフにして画面右上の「完了」をタップします
明るさの自動調節をオフにする
画面を暗くしても自動調節機能がオンになっていると、周囲の明るさに応じて自動で明るさが変わるため、電池持ちを節約したいのであれば自動調節をオフにしましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「アクセシビリティ」に進みます。
- STEP 2
画面表示とテキストサイズに進む
画面の明るさの自動調整は「画面表示とテキストサイズ」から行います
- STEP 3
明るさの自動調節をオンにする
画面を一番下までスクロールして「明るさの自動調節」のスイッチをオン・オフします
電池残量をパーセント表示にする
iPhone SEの購入時は電池残量がアイコンのみで表示されますが、パーセント表示にしたい場合は設定からオンにできます。
- STEP 1
設定画面でバッテリーに進む
iPhoneの設定画面を表示して「バッテリー」に進みます
- STEP 2
バッテリーの残量をパーセント表示にする
「バッテリー残量(%)」をタップしてスイッチをオンにすると、画面の右上に表示されるバッテリーアイコンの横にパーセント表示の残量が追加されます
電池残量をパーセント(%)表示できるウィジェットを追加する
バッテリーウィジェットを追加すると、ホーム画面でAirPodsやApple Watch、対応するBluetoothワイヤレスイヤホンの電池残量が確認できます。非常に便利なので追加しておきましょう。
- STEP 1
ウィジェットの追加
ホーム画面の余白部分を長押ししたあと、画面右上に表示される「+」ボタンをタップします
- STEP 2
ウィジェットを検索
バッテリーウィジェットを選択するために“ウィジェットを検索”と書かれたウィンドウをタップします
- STEP 3
バッテリーウィジェットの選択
バッテリーと入力したら緑の背景に白色で電池のアイコンが書かれたiOS標準の「バッテリー」を選択します
- STEP 4
ウィジェットのサイズを選択
画面を左右にスライドしてウィジェットのサイズを選択して「ウィジェットを追加」ボタンをタップします
- STEP 5
ウィジェットの追加完了
ホーム画面に追加されたバッテリーウィジェットを好きな場所に移動してホームボタンを押して完了です
画面がオフになるまでの時間(画面ロック)を長くする
購入直後のiPhoneは、画面を操作していない状態が30秒続くと自動ロックされて画面がオフになります。さすがに30秒は短いので設定から変更しておきましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「画面表示と明るさ」に進みます
- STEP 2
自動ロックに進む
「自動ロック」をタップしましょう
- STEP 3
自動ロックの長さを変更する
画面が自動でロックされるまでの時間を変更します。おすすめは2分です。なお、画面を見ている間は画面ロックされません
壁紙・待ち受けを変更する
iPhoneを購入した直後は初期状態の壁紙が設定されています。以下の手順を参考に変更しましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「壁紙」に進みます
- STEP 2
壁紙を選択に進む
「壁紙を選択」をタップして変更したい壁紙を選択しましょう
- STEP 3
壁紙の変更
壁紙を選択して好みの壁紙が見つかったら、画面右下の「設定」をタップします
- STEP 4
壁紙の変更完了
ロック画面のみ壁紙を変更したい場合は「ロック中の画面に設定」を、ホーム画面のみ壁紙を変更したい場合は「ホーム画面に設定」を、両方の壁紙を変更したい場合は「両方に設定」をタップします
片手モード「簡易アクセス」をオンにする
片手で操作しづらい場合は片手モード「簡易アクセス」を利用しましょう。
設定から簡易アクセスをオンにした後、ホームボタンを2回タップすると、画面が下にスライドすることで届かないボタンやアイコンにも指が届くようになります。
- STEP 1
キーボードの地球儀を長押し
文字入力時に表示されるキーボードの左下の地球儀を長押しします
- STEP 2
片手用キーボードを選択
ポップアップにキーボードのアイコンが3つ並んで表示されるので、左または右をタップすると片手用キーボードが表示されます
- STEP 3
片手用キーボードの設定完了
片手用キーボードは画面の左右に小さく表示されるため、片手での文字入力が格段に楽になります
指紋認証「Touch ID」を設定する
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「Touch IDとパスコード」に進みます
- STEP 2
パスコードを入力
パスコードを入力します
- STEP 3
Touch IDをセットアップする
「指紋を追加...」をタップしましょう
- STEP 4
指紋認証を登録する
画面の案内に従って指紋を登録します
- STEP 5
別の指紋を追加する
指紋の登録が完了したら「続ける」ボタンをタップして、もう一度「指紋を追加...」をタップして追加登録します
画面ロックを解除するまで通知の内容を表示しない
ロック画面に表示される通知の内容は、常に表示したり、ロックを解除した時のみ通知の内容を表示したり、一切表示しないことも可能です。
画面ロックを解除する前に通知の内容を表示したくない場合は以下の手順を参考に設定を変更しましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「通知」に進みます。
- STEP 2
プレビューを表示に進む
ロック画面に表示される通知は「プレビュー表示」に進んで変更します
- STEP 3
プレビューを表示の変更
常に通知の内容を表示したい場合は「常に」を、パスコードや指紋認証でロックを解除した時に通知を表示したい場合は「ロックされていない時」を、一切表示したくない場合は「しない」を選択します
- STEP 4
ホームボタンの動作を変更する
購入直後のiPhoneはホームボタンに指を当ててロックが解除されると、すぐにホーム画面が表示されるため「ロックされていない時」にプレビュー表示をオンにしても意味がないため、この動作を無効にする必要があります。設定画面を表示して「アクセシビリティ」→「ホームボタン」に進みましょう
- STEP 5
「指を当てて開く」をオフに
「指を当てて開く」をオフにすると、電源ボタンを押してスリープを解除してから指紋認証で画面ロックを解除すると、ロック画面に通知の内容が表示されます。これではまだ不便なので設定画面から「画面表示と明るさ」に進みます
- STEP 6
手前に傾けてスリープ解除をオンに
「手前に傾けてスリープ解除」をオンにすると、電源ボタンを押さなくてもiPhoneを持ち上げるだけでスリープが解除されるので、指紋認証でロックを解除するとロック画面に通知の内容が表示されます
黄色く見える画面を変更する
iPhoneのディスプレイには、周囲の光に合わせて画面のホワイトバランスを調整する「True Tone」機能が搭載されています。
True Toneをオンにすると、暖色系の照明下では青っぽく、寒色系の照明下では黄色っぽく補正することで、どの環境でも同じ見え方を再現してくれます。
ただし、ほとんどの環境下において黄色っぽく補正されるため、ディスプレイが黄色っぽく見える人も多いようです。どうしても解消したい場合はTrue Tone機能をオフにしましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「画面表示と明るさ」に進みます。
- STEP 2
True Toneを変更する
必要に応じてTrue Toneのスイッチをオン・オフしましょう
- STEP 3
コントロールセンターから操作する
コントロールセンターから画面の明るさ調整ボリュームを長押しすると、True Toneをオンオフできるスイッチが表示されます
文字入力を快適にカスタムする
「さ」の連続入力で「ささ」と入力できる「フリック入力のみ」をオンにする
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「一般」に進みます。
- STEP 2
キーボードに進む
自動大文字入力は「キーボード」に進んでオフにできます
- STEP 3
フリック入力のみにする
「フリック入力のみ」のスイッチをオンにすると、テンキー入力が無効化されるため、例えば“さ”を2回連続で入力すると”し”にならず”ささ”と入力できます
スペースを半角で入力する
購入直後のiPhoneはスペースを半角で入力することができません。
英語入力時は半角スペースを入力して、日本語の入力時は全角スペースが入力される「スマート全角スペース」機能によるものですが、まったくスマートじゃないのでオフにしましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「一般」に進みます。
- STEP 2
キーボードに進む
スマート全角スペースは「キーボード」に進んでオフにできます
- STEP 3
スマート全角スペースをオフにする
スマート全角スペースをオフにすると、日本語でもアルファベットでも半角スペースが入力できます
アルファベット入力時に1文字目を小文字にする
購入直後のiPhoneでは、文字をアルファベットで入力すると、自動で1文字目が大文字入力されますが、不要な場合は設定からオフにできます。
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「一般」に進みます。
- STEP 2
キーボードに進む
自動大文字入力は「キーボード」に進んでオフにできます
- STEP 3
自動大文字入力をオフにする
自動大文字入力をオフにすると、アルファベット入力時でも1文字目が小文字で入力されます
片手用キーボードをオンにする
文字入力時に画面端のキーボードに指が届きにくい場合や片手で入力できない場合は、以下の手順を参考に片手用キーボードを利用しましょう。
- STEP 1
キーボードの地球儀を長押し
文字入力時に表示されるキーボードの左下の地球儀を長押しします
- STEP 2
片手用キーボードを選択
ポップアップにキーボードのアイコンが3つ並んで表示されるので、左または右をタップすると片手用キーボードが表示されます
- STEP 3
片手用キーボードの設定完了
片手用キーボードは画面の左右に小さく表示されるため、片手での文字入力が格段に楽になります
写真・動画のiCloud自動同期をオフにする
iPhoneで撮影した写真や動画はiCloudに自動アップロードされます。また、ギガを消費する自動アップロードオプションも用意されています。
アップデートによって機能がリリースされた直後は、オプションが初期状態でオンになっていたことから、知らないうちにギガを大量に消費して速度制限がかかってしまう可能性があります。
一度、機能がオンになっているか確認して必要であれば機能をオフにしましょう。逆に使い放題プランを利用している場合は、機能をオンにするのもアリです。
- STEP 1
設定画面を起動
iPhoneの設定画面を表示して「写真」に進みます。
- STEP 2
モバイルデータ通信に進む
iCloudのモバイルデータ通信を使用した同期は「モバイルデータ通信」から設定を変更します
- STEP 3
iCloudのモバイルデータ通信をオフにする
モバイルデータ通信のスイッチをオフにすると、iCloudへの写真や動画のアップロードはWi-Fi接続時に限定されます
ホームボタンを調整する
ホームボタンが使いづらい、操作しづらいと感じる場合は以下の手順を参考にクリック間隔や感度を調整してください。
ホームボタンのクリック間隔を調整する
ホームボタンの感度を調整する
背面タップでショートカットを呼び出す
便利な機能「背面タップ」を利用すると、iPhoneの背面をタップするだけでお気に入りのアプリを起動したり、片手操作でスクリーンショットを保存するなど、便利なショートカットを利用できます。
設定しておくと非常に便利なので、以下の記事を参考に設定してみてください。
Wi-Fiを完全オフにできるショートカットを追加する
iPhoneでは、コントロールセンターからWi-Fiをオフにしても完全オフになることはなく「未接続」になります。
Wi-Fiを一切利用しないオフと違って、未接続は場所を移動したり、時間が経過すると再びWi-Fiがオンになってしまいます。
Wi-Fiを完全にオフにするには、設定画面から設定の変更が必要ですが非常に手間。ショートカットを利用してWi-Fiを一発で完全オフにするよう設定しましょう。設定方法は以下の記事で解説しています。