Appleは2022年にiPad Airシリーズの新型モデル(仮称:iPad Air 5)を発売する計画で、有機ELディスプレイを搭載すると報じられていましたが、搭載を断念したと報じられました。
現在販売されているiPadシリーズには、“Liquid”を冠した液晶ディスプレイが搭載されているため、iPad Air 5が初めて有機ELディスプレイを搭載したモデルになると報じられていました。
今後は折りたたみタブレットがトレンドに?
多数の的中実績があるアナリストMing-Chi Kuoの最新レポートによると、Appleは2022年発売の新型iPad Air 5に有機ELディスプレイを搭載する計画を立てていたそうです。しかし、性能やコスト面がAppleの基準を満たさなかったことから搭載を断念し、現行モデルと同じTFT液晶を搭載したとのこと。
以前にはiPad Air 5の有機ELディスプレイ搭載を機に、ローエンド〜ミッドレンジのiPadは、有機ELに順次切り替わっていくとも報じていましたが、この移行計画も含めて延期されることになりそうです。
なお、2021年10月時点で12.9インチ iPad Proのみ採用しているミニLEDは、まもなく発売される14インチおよび16インチの新型MacBook Proにも採用される見込みで、2022年には11インチ iPad Proにも採用されるとKuoは伝えています。
ミニLEDは、パネルの背面全体に小サイズのLEDを1万個以上並べて、各LEDの点灯制御を緻密に行うことで輝度(明るさ)やコントラスト比を大幅に向上する技術で、実際の見た目に近い映像表現を可能にします。
iPadのディスプレイ改良に注力するAppleですが、Kuoは今後3〜5年間のタブレット製品の主要トレンドについて軽量化・薄型化・折りたたみをあげています。2024年に折りたたみiPhoneの発売が報じられる一方で、折りたたみiPadが発売される可能性もあるのでしょうか。
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