明日発売されるGoogleの最新スマートフォン「Pixel 6a」のメディア評価は上々のようです。
OPPO Reno7 A、Redmi Note 11 Pro 5G、Nothing Phone(1)といった激戦の中価格帯スマートフォンの強力なライバルになることは間違いありません。
ただ、残念ながら上位機種で確認されていた指紋認証センサーの問題は大きく改善されていないようです。そして新たにすべての指紋と本物として認識してしまう重大なセキュリティバグが報告されています。
複数の人物から指紋認証の問題が報告される
チャンネル登録者330万人超のGeekyranjitが「Pixel 6aの指紋認証は信頼できない」というタイトルの動画を投稿し、右手の親指しか登録していないも関わらず、左手の親指でも画面ロックが解除されると訴えています。
他にも登録者230万人超のBeebomが他人の指でも画面ロックが解除されてしまう問題を動画にて指摘するなど、複数のYouTubeチャンネルで問題が報告されています。
ただ、両方の動画とも指紋が1つしか登録されていないことを示していない、または動画をカットしているため、信憑性に疑問を感じる人もいるでしょう。
Twitterに投稿された以下の動画では、右手の親指で画面ロックを解除した後、指紋が1つしか登録されていないことを示した上で、左の親指で指紋認証すると画面ロックが解除される一連の動作がノーカットで収録されています。1回の指紋登録で複数の指を登録できるなど、どこまでも疑うことは可能ですが、複数の人物が同じことをやるでしょうか。
@91mobiles also independently verified the Google Pixel 6A fingerprint scanner security flaw which leads to unauthorized access (video below). pic.twitter.com/Hx4rtuoQ0i
— an4lys1s (@an4lys1s) July 25, 2022
同様の問題は昨年11月にも上位機種のPixel 6で報告されていました。
動画付きのレポートは、妻や友達の指紋でもロックが解除されてしまうというショッキングなもので、信じたくない人もいたようですが、Pixel 6aでも起きていることを考えると、捏造などではなく本当に存在している不具合と考えるのが自然です。
なお、Android Centralはこの件に関してGoogleに確認したものの、掲載までに回答を得られなかったと報告しています。