アメリカで無線通信機器を発売するために必要なFCC認証を取得したことで発売が近く迫っている「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」
既にGoogleがおおよそのデザインを公開し、eBayやFacebookマーケットプレイスでプロトタイプが販売されたことで一部のことは明らかになっていますが、新たに公開されたハンズオン動画によってPixel 6との違いや詳細なサイズが明らかにされています。
Pixel 7はコンパクトかつ軽量に
Unbox Therapyが開発段階の「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」を入手してハンズオン動画を公開しました。
Pixel 7の大きさは、Pixel 6に比べて一回り小さく、画面サイズも目で見てわかるほど小さくなっています。Pixel 7 Proの大きさは、Pixel 6 Proに比べてごくごくわずかに小さくなっていますがほぼ同じです。
電子ノギスの計測値はPixel 6の幅74.92 mm、重さ205gに対して、Pixel 7が幅73.20 mm、重さ195g。Pixel 6 Proは幅75.89 mm、厚さ9.02 mm(最厚部11.50 mm)、重さ208g、Pixel 7 Proが幅76.68 mm、厚さ8.82 mm(最厚部11.50 mm)、重さ209gです。
Pixel 7のベゼル幅はわずかに薄くなっているようにも見えます。
どちらもトレンドに乗らないラウンドフォルムのボディに光沢のガラスパネルを採用。賛否あるカメラバーは見た目が大きく変わっています。3分割されていた樹脂のようなパーツがレンズを強調する穴の空いたメタル素材になり、割れ目が消えています。
広角+超広角のデュアルカメラを搭載するPixel 7がツヤなし、ペリスコープ式の望遠レンズを追加したトリプルカメラを搭載するPixel 7 Proがツヤありです。
Androidは消去されていて(おそらくGoogleがリモートで削除した)ブートローダーしか起動しません。
ブートローダーに表示される情報からはコードネーム(cheetah)と開発の初期段階であるEVT1.1であること、これまでに流出したプロトタイプとは異なるシリアルナンバー、メモリとストレージの容量を確認できます。
さらに、ベースバンドのバージョン番号からモデムにExynos 5300を採用していることがわかります。第1世代のGoogle Tensorに採用されたExynos 5123は、突然圏外になる不具合が複数のユーザーから報告されるなど、不満が多かったことから新しいモデムによって圏外問題の解消が期待できます。
なお、動画に登場する「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」は、開発のかなり初期段階にあるデバイスのため、発売までに変更されている可能性があります。Pixel 7シリーズの最新情報はこちらの記事でまとめています。