Pixel 7 Pro、屋外でも見やすく画面の明るさ改善か。Google Tensor 2は第1世代と同じ8コア構成に?
2022年秋に発売予定のフラグシップスマートフォン「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」は、デザインと中身をマイナーアップデートして登場する予定です。
今回、非公式に発売されたPixel 7 Proのプロトタイプを解析した結果から、ハードウェアに関するいくつかの情報が明らかになりました。
標準時の画面の明るさは+20%、高輝度モードは+25%の改善か
非公式に発売されたPixel 7シリーズのプロトタイプは、Googleの遠隔操作によって初期化され、文鎮化されて使用不可になったと報告されていますが、一部のグループがプロトタイプの起動時に得られるログとbootloaderのコードからPixel 7 Proに関するスペックを明らかにしています。
Googleがすでに発表しているように、Pixel 7シリーズには次世代のGoogle Tensorチップが搭載される予定。具体的な性能や構成についてGoogleは明らかにしていませんが、プロトタイプのログは初代チップと同じ4+2+2構成のオクタコアであることを示しているとのこと。
また、単純な処理を担当する4つのローエンドコアは、初代チップと同じCortex A55になると推測されています。
操作した時のフィードバックとして本体を振動させることで操作感を実現するハプティクス用のチップは、新しいCirrus Logic CS40L26に変更。さらに、車のデジタルキーとして使用され、AirTagなど紛失防止タグによるストーカー行為を発見する新機能が開発中のUWBがNFCから分離されるようです。
ディスプレイは、SamsungのS6E3HC3または改良版のS6E3HC4のどちらかのパネルが採用されると予想されていましたが、少なくともプロトタイプにはS6E3HC4が採用されています。
最新のパネルによって改善されるのは不満の声があった画面の輝度(明るさ)で、標準時は500ニトから600ニトに改善され、日差しの強い屋外などで自動的に起動する高輝度モード(手動起動は不可)では、800ニトから1,000ニトに改善されます。
Pixel 6 Pro @ 100% brightness: 500 nits
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) June 22, 2022
Pixel 7 Pro @ 100% brightness: 600 nits
Pixel 6 Pro w/ HBM: 800 nits
Pixel 7 Pro w/ HBM: 1000 nits
This is all at 100% APL, so HBM at lower APL probably exceeds 1200 nits.
The BOE and P10/C10 panels also list 1000 nits max for HBM.
あくまでもプロトタイプのログから判明したもので、製品版とは異なる可能性があります。Pixel 7シリーズの最新情報や噂については以下の記事で詳しくまとめています。