Pixel 8aは大規模アプデか。120Hzディスプレイ・Tensor G3・ディスプレイ出力対応の噂
- Googleの新型Pixel 8aは、ピーク時の輝度が1400ニトと明るくなり、見やすさが向上します。
- リフレッシュレートは上位モデルと同じ120Hzで、DisplayPortにも対応する見込みです。
- Google Tensor G3チップを搭載し、強力な編集機能やデスクトップモードに対応する可能性があります。
Googleが毎年春に発売するPixel Aシリーズは、最高のコストパフォーマンスを誇るスマートフォンで日本でもGoogle Pixelの利用者が急増しています。
特に昨年発売されたPixel 7aは、64MPカメラとイメージセンサーの刷新、なめらかに表示されるリフレッシュレート90Hzのディスプレイ、初めて対応したワイヤレス充電と顔認証など、大幅なアップグレードを遂げたことで、シリーズ史上最高の一台になりました。
日本時間5月15日午前2時から開催されるビッグイベントのGoogle I/O 2024で発表が確実されている次期スマートフォンの「Pixel 8a」は、予想と反して大幅なアップグレードになるかもしれません。
値上げ報道も
昨年、GoogleはPixelスマートフォンに搭載するディスプレイをブランド化して“Actua”と命名しました。
最大の特長は画面の明るさで、Pixel 8はピーク時2000ニト、Pixel 8 Proはピーク時2400ニトを誇ります。
Android AuthorityがGoogle内部から得た情報によると、Pixel 8aのディスプレイは上位モデルには及ばないもののピーク時の画面輝度は1400ニトになるとのことで、日差しの強い屋外でも画面が見やすくなるはず。Pixel 7aの輝度は非公開のため、どれぐらい改善されるかはわかりませんが、1400ニトまで向上するのであれば、少なくとも仕様を非公開にする必要はないでしょう。
さらに、画面のなめらかな表示に直結するリフレッシュレートが上位モデルと同じ120Hzになるほか、ベータ版のAndroid 14で確認されていたDisplayPortにも対応するとのこと。
現時点では外部ディスプレイにスマートフォンの画面を表示するミラーリング機能のみが確認されていますが、将来的にはマウスやキーボードをワイヤレスで接続することで、スマホをPCとしても使えるデスクトップモードが提供されるかもしれません。
カメラはハードウェアアップデートなしとされています。
2018年発売のPixel 3シリーズで採用されていたイメージセンサーをPixel 3aからPixel 6aまで利用していたことを考えると不自然ではありません。
ただし、大幅な性能アップを遂げたGoogle Tensor G3チップを搭載することで、被写体の大きさや位置を変えられる「編集マジック」や、まばたきしている人の表情を撮影後に入れ替えられる「ベストテイク」、風の音などノイズを消してくれる「音声消しゴムマジック」など、強力な編集機能に対応する可能性があります。
懸念は同じTensor G3でも上位モデルとPixel 8aのチップにはわずかな違いがあるということ。
具体的な違いはチップのパッケージにあるとされており、Pixel 8aはFOPLPではなくIPoPを採用するそうです。この違いはPixel 7aでも確認されていました。
Android Authorityはパッケージの違いによって、大きな差は生まれないとしていますが、Tensor G3で発熱問題が大幅に改善された理由がパッケージをFOWLPに変更したこという報道もあるため気になるところです。
昨年に続いて今年もGoogleは上位モデルとPixel 8aの差を大幅に縮めるのかもしれません。
売れない高額モデルよりも好調なミッドレンジを強化したい狙いがあるのか、Pixel 9シリーズで噂されるコンパクトプレミアムの存在が影響しているのでしょうか。
また、Pixel 8aには大幅な値上げの噂もありますが、今回のレポートに価格に関する情報は含まれていません。
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