Googleが日本時間8月14日に開催するMade by Googleで発表が確実視されているPixel Watch 3がFCC認証への申請が確認されました。
FCCはアメリカで無線通信機器を発売するために必要な認証。Pixel 6aは認証取得から3ヶ月後に発売され、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 7aは2ヶ月後に発売、Pixel 8、Pixel 8 Proが1ヶ月後に発売、Pixel 8aが2ヶ月後にされるなど、発売が間近に迫っていることを表しています。
UWBと5GHzのWi-Fiに対応
GoogleがFCCに申請した未発表デバイスはGBDU9、GG3HH、GGE4J、GRY0Eの4つ。
公開された資料には、FCC認証を確認するための手順が記されており、その手順がWearOSデバイスと一致していることからPixel Watch 3と推測されます。
GBDU9とGRY0Eは4G LTE対応モデル、GG3HHとGGE4JはBluetoothとWi-Fi対応モデルで、いずれもUWBと5GHzのWi-Fiをサポートしているようです。
Pixel Watch 3はUWBを活用した高速な「ウォッチ認証」に対応すると報じられています。
ウォッチ認証はペアリングしたスマートフォンの画面ロックを自動で解除できる機能で2023年12月のアップデートで追加されました。しかし、動作が不安定で時間がかかるといった課題がありましたが、近距離限定の高速無線通信を可能にするUWBを活用することで、ウォッチ認証の動作を高速化させるものと思われます。
UWBはすべてのスマートフォンに搭載されている技術ではなく、Google PixelデバイスでもPixel 6 Pro、Pixel 7 Pro、Pixel 8 Pro、Pixel Fold、Pixel Tabletといった一部の機種に限定されているため、高速なウォッチ認証を利用できる機種も一部に限定されます。
また、日本ではUWBの屋外利用が認められている周波数が限定されており、UWBを活用したApple Watchの「正確な場所を見つける」機能が法規制を理由に日本で利用できないことから、Pixel Watch 3の高速なウォッチ認証も同様に制限される可能性があります。
ちなみに、Pixel Watch 2は3つのモデルがFCCを通過しましたが、Pixel Watch 3は1つ増加しており、噂される45mmのビッグモデルと何らかの関係があるのかもしれません。
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