Twitterのサブスクリプションサービス「Twitter Blue」が全世界で登録可能になると共に、現地時間4月1日から旧認証システムによって公式アカウントと認定され、配布された青バッジを取り上げることが発表されました。
これは以前からイーロンマスクが宣言していたもので「不正が多すぎる」ことを理由に青バッジを剥奪するとしていました。
現在、青バッジが付与されているアカウントには、Twitter Blueに加入して審査を通過したアカウントと、古い認証システムによって公式として認められたアカウントが混在しており、どちらかを見分けるにはプロフィールにアクセスしてバッジをタップした後に表示されるメッセージを確認する必要があります(見分ける方法はこちら)
案内どおり4月1日以降、公式アカウントから青バッジの取り上げが始まるため、近い将来、Twitter Blueに加入して審査を通過したアカウントのみが青バッジを保有することになります。
おそらく多くの公式アカウントから青バッジがなくなるはず。
ただし、すでに獲得している多くのフォロワー、著名人のフォロワー、公式サイトからリンクされたアカウントによって、すでに存在する公式アカウントが偽物と疑われてしまうケースはそれほど多くなさそうです。
これから誕生するアカウントについてはどうでしょうか。
例えば、先日のWBC(ワールドベースボールクラシック)で漫画のような一戦を制した日本代表の大谷翔平の偽アカウントが登場(現在は凍結済み)すると、青バッジがないにも関わらず、わずかな時間で20万を超えるフォロワーを集めました。
セレモニーが開催されているにも関わらず優勝直後にツイートを連投するなど、偽物と疑うには十分な動きをしていましたが、フォロワーの中には、ネットリテラシーの高いユーザーが複数いたことも確認しています。
こういった事象はこれまでにも多く存在していて、これからも変わらないでしょう。
Twitter Blueに加入した偽アカウントに青バッジが付く可能性はどうでしょう。ただ。これもすでに発生・対策済み。当初は審査なしでしたが、不正アカウントが続出したことで新しい認証システムが稼働し、現在は偽アカウントに青バッジが付く事象は多く確認されていません。
本物の著名人がTwitterアカウントを開設した時に公式アカウントであることを証明するには、公式サイトからリンクしたり、一般人と同じようにTwitter Blueに加入し、新しい認証システムによって本物であると認められて青バッジを取得することになりそうです。
青バッジを維持するためにTwitter Blueに加入する著名人も出てくるかもしれません。時間はかかるかもしれませんが、結局のところ再び青バッジが公式アカウントを保証する存在になり、これまでと変わるのは公式アカウントがTwitterに毎月お金を払うことぐらいかもしれません。
On April 1st, we will begin winding down our legacy verified program and removing legacy verified checkmarks. To keep your blue checkmark on Twitter, individuals can sign up for Twitter Blue here: https://t.co/gzpCcwOpLp
— Twitter Verified (@verified) March 23, 2023
Organizations can sign up for https://t.co/RlN5BbuGA3…
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