Appleは環境保護に配慮してすべての製品において二酸化炭素の排出量が多いレザーを廃止すると宣言。代わりに新素材のファインウーブンを使用したiPhoneのケースとApple Watchのバンドを発表しました。
レザーと入れ替わりで発売されたファインウーブンケースに安価なシリコンにはない高級感を求める人も多くいるかもしれませんが、それは間違いでファインウーブンはレザーのような高級感がないにも関わらず価格だけレザー級というコスパ最悪の買ってはいけないケースです。
ファインウーブンケースは紙ストローのようなもの
Appleはファインウーブンケースについて「耐久性に優れたマイクロツイルで作られている」と説明していますが、実際に手に取ってみたらこれはただの布でした。
布のなかでも薄くて質感も安っぽい品質の低いものです。
布にはホコリが異常に吸着します。耐久性もありません。わずか1-2日使っただけでツメ跡が付き、撥水加工されていないため、水分は染み込んでシミになり、指でこすると白く変色します。
ご飯を食べるときはテーブルが濡れないようにドリンクを頼まないようにするか、iPhoneをテーブルに置く時は画面を下にする必要があります。
これが革であれば味になったりもしますが、ファインウーブンはただの布なので、ただ汚れていくだけで不潔感が増していくだけ。布であれば洗ってリセットできますが、ファインウーブンケースを水で洗っていいのかよくわかりません。
また、USB-C端子を利用するためのホールはサイズが小さいため、SatechiのApple Watch充電器など、スマートフォンでの使用を想定していないものはケースを外さない限り挿さりません。
良い点はただ1つだけ。それは薄いこと。ケースをつけた状態でも持ちやすさがある程度キープされます。ただし、滑りやすい質感のため、本能的に力がかかって手が疲れます。
ファインウーブンケースは紙ストローのようなものです。本来のプラスチックストローに品質ではまったく敵わず、優っているのは環境保護の観点だけ。その絶対正義を盾にしていますが、品質は最低です。
そして価格は9,980円。円安の影響もあると思いますが、9,380円で販売されていたレザーケースよりも高額です。信じられません。これは買ってはいけないケースです。Appleのロゴが無ければ1万円も出して買う人はいないでしょう。
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