
Ankerがケーブルを本体に収納できる持ち運びに特化した電源タップ「Anker 615 USB Power Strip」を発売しました。
スマートフォンよりも小さく300gの軽量なボディに、3つのUSB端子と2つのACコンセントを搭載されていて、5台のデバイスを同時に充電できます。
ノートPC、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、モバイルバッテリーをこれ1台で充電できる旅行や出張時に重宝するコンパクト電源タップをレビューします。
Anker Japan
電源タップらしくない大きさとデザイン
Anker 615 USB Power Stripの特徴は、Anker最高峰の充電技術「GaNPrime」の採用によって実現した、5台同時に充電できる電源タップと思えないほどの大きさと軽さです。
スマートフォンよりも小さい親指と人差し指でつまめるほどのサイズで、デザインもいい意味で電源タップらしくない丸っこいかわいい形をしています。カラーはホワイトのみですが、Anker PowerLine III Flowのようなパステルカラーもあれば人気が出そうです。


- Anker 615 USB Power Strip
- 119 x 59 x 47mm / 300 g
- iPhone 13 Pro
- 146.7 x 71.5 x 7.65 mm / 203g
本体のトップとボトムはプラスチック素材。本体の側面は薄く柔らかいシリコンで覆われていて、中に0.9mの電源タップとしては短いケーブルが収納されています。
使わないときはシリコンを裏返して、ケーブルを本体に巻いてプラグをACコンセントに挿すことで、他のアイテムを傷つけることなくコンパクトに収納できます。

本体の表には、MacBook Airもほぼフルスピードで充電可能な最大65W出力のUSB-C端子が2つ、最大12W出力のUSB-A端子が1つ、定格出力1000WのACコンセントが1つ。裏にもACコンセントが1つ搭載されています。
画面の明るさを最大にして動画を見ながらiPad Air(第5世代)をUSB-C端子で急速充電したところ、30分で20%→60分で42%→120分で80%→150分で100%に到達しました。
複数ポート使用時の出力は複雑です。
特にUSB-Cポートを2つ同時に使用する場合、ポートによって出力が大きく異なります。高出力側のUSB-C1ポートに目安となるマークがなく、取扱説明書やAnker Japanの公式サイトにも記載がないため、Anker.comを確認したところ、真ん中のポートがUSB-C1ポートのようです。

- 単ポート使用時
- USB-C1/2:最大65W
- USB-A:最大12W
- 2ポート使用時
- USB-C1+C2:最大45W(C1)+最大18W(C2)
- USB-C1/C2+USB-A:最大45W+最大12W
- 3ポート使用時
- USB-C1+C2+USB-A:最大30W+最大20W+最大12W
コンパクトボディで5台同時充電は便利な一方で発熱が気になるところ。
Anker 615 USB Power Stripは、温度管理と出力制限によって接続機器を安全に保護する最新版の「アクティブシールド2.0」に対応することで、従来の2倍となる1秒あたり35回の温度計測を実施。本体の熱が規定の温度に達すると、電流・電圧の負荷を調整して過度な温度上昇を未然に防ぎます。
サーモグラフィカメラで電源タップの表面温度を測定したところ、すべてのポートを利用して複数のデバイスを同時充電しても50℃までは上がらないことを確認しています。国際安全規格IEC 62368-1に準拠しているとのことで安全に使えるでしょう。

まとめ:スマホサイズで家族分のデバイスをまとめて充電
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It's GOOOOD!!
- ケーブルを本体に収納可能
- スマホよりも小さいコンパクトボディ
- MacBook Airもほぼフルスピードで充電できる最大65W出力のUSB-C搭載
- 最大5台のデバイスを同時充電
TOUGH...
- 複数充電時の複雑な出力変動
日常的に使用するスマートフォン、タブレット、ノートPC、スマートウォッチ/スマートバンド、モバイルバッテリーなどのデバイスは、ほぼすべて充電が必要です。
これらすべて旅行や出張にも欠かせないものですが、すべて充電すると宿泊先や宿泊する人数によってはコンセントを占有したり足りないこともあります。
マルチポートの充電器を利用している人は多いと思いますが、ほとんどが2台同時充電、多くても3台同時充電が限界です。電源タップなら1台で家族分のデバイスをまとめて充電することもできます。
ただ、サイズが大きくて荷物がかさばる電源タップを持ち運ぶのに抵抗がある人は多いと思いますが、今回レビューしたAnker 615 USB Power Stripは、電源タップとは思えないほどコンパクトで軽く、荷物がかさばるケーブルも本体に巻いて収納して持ち運べます。
旅行・出張向け電源タップの決定版とも言える「Anker 615 USB Power Strip」。価格は6,990円です。
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