日本国内でワイヤレス充電が普及したキッカケはワイヤレス充電に対応したiPhone 8シリーズ、iPhone Xの発売だろう。AppleはそれらiPhoneと共に純正のワイヤレス充電器「AirPower」を発表した(その後、発売中止に)が、発売日に間に合わなかったため、Belkinと密に連携して開発した「Boost Up Wireless Charging Pad」を発売した。
そして今日、Apple Storeでの取り扱うなどAppleが信頼するメーカーのBelkinから最新のワイヤレス充電器「BOOST↑UP ワイヤレス充電スタンド」が発売された。この記事ではハイスペックながら手ごろな価格で購入できるワイヤレス充電器をレビューする。
Bekin Japan
可愛いデザイン、横向きで充電できるスタンド型
「BOOST↑UP ワイヤレス充電スタンド」は、Belikin初となるハイスペックでコストパフォーマンスに優れたワイヤレス充電器だ。最大10W出力に対応しながら5,000円以下で購入できる。
一般的にスタンド型の充電器はスマートフォンの形に合わせて縦長のデザインになるが「BOOST↑UP ワイヤレス充電スタンド」は“へ”の字のスタンドと円形のパッドから構成されるユニークな形状で可愛いらしいデザインになっている。
Belkinのロゴが刻印された充電パッドのトップには白色のLEDを搭載。Qiデバイスをパッドに置くと充電がスタートしてLEDが優しくほんのり光る。充電器は寝室などで利用することも多いため睡眠を妨げない光り方は嬉しい。ただ、充電中はLEDが隠れてしまうため充電ステータスがわかりにくいのが難点だ。
ワイヤレス充電はデバイスの置き方が悪いと充電されていないこともあるがLEDで確認しにくい。スマートフォンの場合はロック画面などで確認しなければいけない。
充電パッドは縦向き・横向きの両方に対応。バッテリーの消費量が多い動画やテレビ電話をしながらでも充電できるため、電池持ちを心配しなくても良い。他のワイヤレス充電器との大きな違いは、横向きで充電する時に底上げされること。視線を真下に落としすことがないため、充電しながら動画を見ても首が疲れないし、テレビ電話では充電器の位置を動かさなくてもカメラが自分の顔を捉えやすい。
充電性能
ワイヤレス充電の性能は同梱品のQuick Charge 3.0対応USB充電器を利用すれば最大10W出力で充電が可能だ。Galaxyは最大9W、iPhoneも最大7.5Wの高速ワイヤレス充電が利用できる。
なお、ワイヤレス充電器は出力が同じでも発熱によって充電スピード・時間に大きな差が出る場合がある。今回は競合製品の「Anker PowerWave 7.5 Stand」と充電速度を比較してみた。
最大7.5で充電が可能な「iPhone XS」は多少の差は出たものの大差はなかった。どちらも3時間〜4時間でフル充電にできる。「Pixel 3 XL」についてはどちらも30分毎に15%ずつ充電され、4時間前後でフル充電になった。両製品とも排熱用のファンは搭載されていないが充電性能は十分。充電中の発熱も感じなかった。
なお、一般的にケースをつけたままではワイヤレスで充電できないこともあるが「BOOST↑UP ワイヤレス充電スタンド」は厚さ3mmまでのプラスチック製ケースならば充電が可能だ。
2台目としてもオススメできる手ごろなワイヤレス充電器
It's GOOOOD!!
- 最大10W出力ながら手ごろな価格
- ファンなしで優れた静音性
- シンプルでどこでも合うデザイン
- 動画を見ながらでも充電可能
- 横向き時に底上げされて視認性向上
TOUGH...
- 「AirPods」などコンパクトサイズの製品は充電不可
- 充電ステータスが確認しにくい通知LED
「BOOST↑UP ワイヤレス充電スタンド」の販売価格は家電量販店で4,980円、Amazon.co.jpでは4,480円。保証期間は3年間と非常に長い。
これからワイヤレス充電を導入したい人はもちろん、既にワイヤレス充電を持っている場合は枕元や職場のデスクなど2台目としても購入しやすい価格帯になっている。
なお、コイルの配置からスタンド型では「AirPods」などは充電できない。コンパクトサイズの製品を充電したい場合は、さらに価格が安いパッド型がオススメ。販売価格は家電量販店で3,980円、Amazon.co.jpでは3,580円となっている。
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