ゲーム以外の操作では使い勝手が悪いPS4専用コントローラー。PS3では純正のtorneリモコンが販売されていて愛用していた人もいるかもしれないが残念ながらPS4には純正リモコンが存在しない。そんな中ようやく登場したトルネ PlayStation 4に対応したHORI製の「リモートコントローラー for PlayStation 4」をレビューする。
トルネをリモコンでカンタンに操作できる「リモートコントローラー for PlayStation 4」
2010年3月にトルネが発売されて以来テレビはプレステで見るようになった。もう8年間も。ゲームと同じように付属の専用コントローラーで操作していたがトルネにはまったく向いてない。PlayStation 4のコントローラーは派手なLEDが付いているためか電池がすぐに切れてしまうのでプレステ本体とUSBケーブルで繋いで充電しっぱなし。トルネを操作するためにわざわざ自分がPS4の前に行かなければいけない。使ったことはないが古いテレビのダイヤル式のチャンネルを使ってる気分になる
PlayStation 3ではテレビのリモコンと同じ形状の便利なSONY純正のBDリモートコントローラーが販売されていたが残念ながらPlayStation 4用のBD純正コントローラーは販売されていない。我慢して使いにくいコントローラーを使っていたがそれも限界。リモコン機能を搭載したスマホアプリ「torne mobile」(AppStore / Google Play)を使ったりもしたが操作前にPlayStation NetworkへのログインやPS4との接続作業が必要。少し放置するだけで再び接続作業を求められるなどこれもまた使い勝手が悪かった。
我慢して付属のコントローラーを使っていたがソニータイマーのせいかPS4の動作も少し怪しくなりコントローラーが接続を失うという症状が頻繁に出るように。この症状を解消するためには本体を再起動するしかない。再起動にかかる時間が長いためすごくストレスを感じる。
そんな時に見つけたのが2017年11月に発売されたHORI製の「リモートコントローラー for PlayStation 4」だ。これはPlayStation 4用の動画視聴アプリケーションに対応したコントローラーでトルネをはじめとしてYouTube、Amazonビデオ、Netflix、アニマックスPLUS、Twitch、DMM.com、Huluを操作できる。ブルーレイディスクの再生も可能。なおゲームの操作には対応していない。
コントローラーの形状もサイズもボタンの配置もFire TVとよく似ている。リモコンに配置されているボタンは○×△□、カーソル、R1/R2/L1/L2、PSボタンといった基本的なものはもちろん再生、停止、一時停止、スキャン、ボリューム・チャンネル変更、CMのスキップ(NEXT/PREVボタン)も利用できる。
実際に使って気になったのはボタンの配置に慣れが必要なこととボタンを押した時の反応が多少悪いこと。特に連続でボタンを押した時に反応が悪くなる。また、底面が半円形のため机に置いたままボタンが押しにくく線対称のデザインのためリモコンを持った時に上下を認識しづらい。L3/R3ボタンがないためトルネのホーム画面でトルネフも呼べない。
不満に感じたのはいずれも細かなところでやっぱりリモコンでトルネを操作できるのは便利。トルネはもちろんPlayStation 4で動画アプリを使う人にもオススメしたい。「リモートコントローラー for PlayStation 4」の販売価格は2,980円(税込み3,218円)。単4電池は別売りなのでご注意を。