スケルトンボディに900超のLEDを内蔵し、光と音が連動して通知するGlyphインターフェースがZ世代を中心に多くの注目を集めて75万台のヒットを記録したNothing Phoneの最新モデルが日本時間7月12日(水)午前0時に発表されます。
これまでに明かされている公式情報によれば、Nothing Phone (2)は、新たなパターンのGlyphを備え、より高性能なチップセット、大容量のバッテリーを搭載するなど“よりプレミアム”なスマートフォンになります。
注目は価格です。前作はコストパフォーマンスの良さでも高く評価されていましたが、Nothing Phone (2)は大幅な値上げになるかもしれません。
3万円から4万円強の値上げ?
Pixel 7aの本体および純正ケースの価格を正確にリークしたフランスのbillbil-kunは、Nothing Phone (2)では256GBと512GBの2種類が用意されると伝えています。カラーは前作と同様にホワイトとブラックの2色が用意されるようです。
Nothing Phone (1)の価格は8GB+128GBが469ユーロ、8GB+256GBが499ユーロ、12GB+512GBが549ユーロでしたが、Nothing Phone (2)の価格は256GBが729ユーロ、512GBが849ユーロになるとのこと。確証はないものの、256GBモデルのメモリは8GB、512GBモデルのメモリは12GBになるようです。
大きな変化はベースモデルが128GBから256GBに移行し、同容量を比較しても価格が大幅に跳ね上がることです。
ユーロだとイメージが湧かないので日本円に直してみます。前作のレートを採用して計算すると、Nothing Phone (2)の価格は256GBが約116,000円、512GBが約138,000円になります。それぞれ約36,000円、48,000円の値上げです。
容量 | Nothing Phone (1) | Nothing Phone (2) |
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8GB+128GB |
| ー |
8GB+256GB |
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12GB+512GB |
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Snapdragon 8+ Gen1という型落ちのチップセットを使用しながら、Pixel 7 ProやGalaxy S23と争うような価格設定になっていることを考えると、カメラの性能や電池持ち、ディスプレイ、そしてデザインなどほかの分野で他機種に匹敵するか上回るものではなければ、市場からはそっぽを向かれてしまう可能性があります。
せめてPixel 7と同じ8万円前半の価格を期待したいところですが、どうでしょうか。