Googleが日本時間6月4日午前0時から開催するオンライン限定イベントでの発表が噂される「Pixel 4a」
昨年は画面サイズの異なる2機種が発売されたが、ビッグサイズの“XL”の売れ行きが悪かったことから今年は発売されないと報じられており、コードネームも発売の可能性が低いことを示しているが、発表の約3週間前になって「Pixel 4a XL」とされる実機が発見された。
製品化されないテストデバイス?
「Pixel 4a XL」の実機写真を公開したのはベトナムのtinhte.vn。現在は記事にアクセスしても本文が表示されない状態になっている。
GIZMOCHINAによる翻訳によれば、tinhte.vnが公開した「Pixel 4a XL」の写真はベトナムの生産工場で働いている従業員から得たようだ。
公開された写真はPixel 4aのパッケージが3枚、シングルレンズを搭載した「Pixel 4a」とされるブラックボディのスマートフォンが1枚、ビッグサイズのボディにデュアルカメラを搭載した「Pixel 4a XL」とされるホワイトボディのスマートフォンが2枚。
Googleはアメリカと中国の貿易摩擦を考慮して生産工場を中国からベトナムに移設すると報じられており、ベトナムで一部製造されたと報じられたPixel 4は発表前にハノイのショップで販売され、ベトナムのYouTuberやブロガーによってデザインやスペックなどほぼすべてを丸裸にされた。
ベトナムから発信されるPixelデバイスの情報は信ぴょう性が低いわけではないが、今回は疑問を抱かざるを得ない。
「Pixel 4a XL」のコードネームは“blemble”とのことだが、AOSPやGoogle製のアプリから発見されているコードネーム(sunfish、redfin、bramble)のいずれとも一致しない。
また、歴代のPixelデバイスには魚に由来するコードネームが付けられていたが“blemble”は魚とは無関係。聞き間違いなのか打ち間違いなのかコードネームのルールを変えるのかはわからないが、最も考えられるのはblembleとbrambleとの間違いだろう。
ただし、コードネームの解析結果やAOSPでのコミットメッセージによれば、Sunfishが「Pixel 4a」、Brambleは「Pixel 5」、redfinはリファレンスボードの可能性が高いとされている。
Pixel 4a/Pixel 5の市場調査を目的に配信されたアンケートには「Pixel 4a XL」が含まれていなかったことや「Pixel 4a」のようなパッケージ画像がないことを考えると、現時点では製品化されないテストデバイスと見るのが妥当だろう。
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