Googleは、今月12日に“ほぼ最終版のビルド”と案内しているAndroid 14 ベータ4をリリースし、正式発表が近く迫っています。
今日から数週間後に正式版が配信され、秋にはGoogle I/O 2023に次ぐビッグイベントが開催されるでしょう。そこではフラグシップスマートフォンの「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」、「Pixel Watch 2」が発表されるはずです。
最新のレポートによれば、ビッグイベントの開催時期は10月で超広角レンズを強化した「Pixel 8 Pro」が登場するようです。
指紋認証センサーは超音波式に変更か
それなりに実績のあるリーカーYogesh Brarが、Pixel 8 Proのスペック情報を伝えています。
カメラは前作に続いて3眼構成ですが、新しいGN2センサーを採用する50MPの広角レンズ、48MPの望遠レンズ、そして12MPから64MPまで大幅にジャンプアップする超広角レンズを搭載するようです。
同氏が先週公開したレポートによれば、Pixel 8に搭載される超広角レンズは12MPだったことから差別化されることになります。
カメラのソフトウェア処理でAppleよりも高く評価されているGoogleがハードウェアの進化だけで済ませることはないでしょう。強力なソフトウェアを使って超広角レンズに新たな価値を生み出す可能性があります。
ここ数年スマホメーカーは最大の弱点であるズーム撮影の進化に注力してきました。
望遠レンズは2倍から3倍に進化。さらに、ペリスコープレンズの採用によってGoogleは光学5倍ズーム、Samsungは光学10倍ズーム、スライド式レンズを組み合わせたソニーは光学3.5倍-5.2倍の可変式ズームを実現し、数年前のスマートフォンでは、不可能だった望遠圧縮を提供しています。
さらに、GoogleやAppleは強力なチップセットとAI、高画素センサーを組み合わせることで光学相当の2倍または10倍ズームも実現するなど、スマホカメラのズーム撮影は飛躍的な進化を遂げた一方で、超広角レンズにマクロフォーカス以外の大きな進化はなく、筆者は使うことがほとんどありません。
Googleには超広角レンズの新たな活用法に期待したところ。
そのために不可欠な強力なチップセットは、Arm v9アーキテクチャへの移行と5nm→4nmプロセス製造のGoogle Tensor G3を搭載。大幅なパワーアップが予想されています。
バッテリー容量は前作から大きく変わらない4,950mAhになるとのこと。4nmプロセスによる消費電力の改善によって電池持ちが向上するかもしれません。また、これまでの噂どおり急速充電の出力は最大23Wから27Wにアップするようです。
また、評価の悪い指紋認証は光学式センサーから超音波式に変更することで、不安定な精度が改善されるかもしれません。
Pixel 8 Pro | Pixel 7 Pro | |
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ディスプレイ |
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チップセット | Google Tensor G3 | Google Tensor G2 |
メモリ | 12GB | 12GB |
ストレージ |
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バッテリー |
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カメラ |
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フロントカメラ | 11MP | 10.8MP |
温度センサー | ◯ | X |
指紋認証センサー | 超音波式 | 光学式 |
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