約3週間後に発表されるPixel 9シリーズ。これまでの認証情報や噂によって、最上位モデルで最も大きなディスプレイを搭載したPixel 9 Pro XLが存在することが確認されています。
最新情報によれば、Pixel 9 Pro XLには、これまでよりも大容量の16GBのメモリと256GBのストレージ、新しいモデムを搭載するようです。
オンデバイスAIの強化でメモリ増量か
XDAのフォーラムに友人が送ってくれたPixel 9 Pro XLの写真が投稿されていました。
Android OSが起動する手前のブートローダーには、Pixel 9 Pro XLのコードネームkomodoと書かれているほか、16GBのメモリと256GBのストレージを搭載していることがわかります。
流出した価格情報によれば、Pixel 9 Pro XLのベースのストレージ容量は128GBになる予定です。メモリはPixel 6 Pro以降、12GBを搭載していたので久しぶりにメモリが増量されるようです。
携帯総合研究所で何度もお伝えしているとおり、今後スマホとAIの統合が加速するのに比例してメモリは大容量化していくことが予想されます。
高度なオンデバイスAIに大容量メモリは欠かせず、オンデバイスAIでできることが増えれば、メモリも比例して増えていくはず。これはGoogle Pixelに限ったことではなく、他のAndroidもiPhoneでも同じこと。
なお、これまでの噂によれば、Pixel 9シリーズでは、スクショを思い出と記録して後からGeminiに質問することでスクショで記録した思い出をすぐに引き出せるPixelスクリーンショットに対応すると報じられています。
最新モデムで通信関連の不具合改善にも期待
ベースバンド情報としてg5400cの型番も確認されています。
Exynos Modem 5300を搭載した前モデルのPixel 8シリーズでは、同項目が5300と表示されていたので、チップセットの最新化とともにモデムも変更されることがわかります。
Google Pixelデバイスにとってモデムはより重要な部品です。
というのもチップセットをSnapdragon→Google Tensorに変更して以降、通信関係の不具合が大量に出ていました。その後、モデム変更とアップデートを繰り返して不具合が徐々に減少してはいるものの、今年3月には着信画面が表示されず、SMSも受信できない致命的な不具合も発生していました。
これまでの不具合がハードウェアによるものか、ソフトウェアによるものかその両方かはわかりませんが、モデムの最新化によって通信関係の不具合が改善されるかもしれません。
また、Exynos Modem 5400は衛星通信をサポートすることが確認されています。
Android 15でも衛星通信の本格的なサポートがスタートし、Pixel 9シリーズがシリーズ初の衛星通信をサポートすると期待されています。
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