在宅ワークや外出自粛によって自宅で過ごす時間が増えたことでおうち時間を快適に過ごしたいという人も多いはず。そんな人におすすめしたいのがスマートホーム化です。
スマートホーム化によって複数の家電のリモコンを1台にまとめてスマートフォンから操作したり、Amazon Echoなどを使って「アレクサ、テレビつけて」と声にするだけで家電を操作したり、ベッドのなかから照明を消すことも可能に。
スマートホーム化するためのアイテムはいくつかありますが、この記事では家電を買い換える必要がなく、少ない費用でカンタンに導入できる「SwitchBot」(スイッチボット)を紹介します。SwitchBotでできることや利用するために必要なもの、便利なアイテムをレビューしています。
SwitchBot Japan
目次
- SwitchBotでできることは?
- 導入カンタン。SwitchBotに必要なもの
- SwitchBotをレビュー
- その他のSwitchBotアイテム
- まとめ:手ごろにスマートホーム化できる「SwitchBot」
SwitchBotでできることは?
SwitchBotは今使っている家電を買い換えることなく数千円からスマートホーム化できるアイテムです。
テレビやエアコンなど家電のリモコンを1台にまとめたり、外出先から電源を切り忘れた照明をオフにしたり、布団の中からカーテンを開け閉めするなど9種類の豊富なアイテムを組み合わせることで、スマートフォンやスマートスピーカー、Apple Watchから遠隔で家電を操作できるようになります。
- 数千円でスマートホーム化できる9つのアイテム
- SwitchBot ハブ/ハブミニ
- SwitchBot ボット
- SwitchBot リモートボタン
- SwitchBot カーテン
- SwitchBot ソーラーパネル
- SwitchBot 湿温度計
- SwitchBot 加湿器
- SwitchBot プラグ
- SwitchBotでできること(一例)
- スマホのアプリからテレビの音量を調節する
- 外出先からエアコンを操作して帰宅までに部屋を暖めておく、涼めておく
- 消し忘れた照明を外出先から消す
- コーヒーメーカーのドリップボタンを音声でオンにする
- 手の届きにくいパソコンの電源ボタンを遠隔で押す
- 布団のなかからカーテンを開け閉めする
- 湿度に応じて加湿器をオンにする
導入カンタン。SwitchBotに必要なもの
SwitchBotの導入はとてもカンタンです。
SwitchBotの各アイテムを設置したら、スマートフォンやタブレットに専用のアプリをインストールしてアイテムが追加されたことを確認して操作するだけ。初めてスマートホーム化する人でも安心です。
SwitchBotのアイテムはBluetoothで操作できるためWi-Fiも必要ありません。ただ、アイテムと距離が離れたり、いくつかの壁を挟んだり、階が違う場合はBluetoothの電波が届かないので一軒家など広い屋内で利用する場合はWi-Fiルーターと「SwitchBot ハブミニ」が必要になります。
Wi-FiとSwitchBot ハブミニを使用することで、操作範囲が広がるだけでなく外出先からでも家電をスマートフォンで操作できるので一石二鳥です。
- SwitchBotのアイテム
- SwitchBotのアプリ
- Bluetooth対応のスマートフォンまたはタブレット
- iOS 10以上
- Android 4.3以上
- Wi-Fi(あれば便利)
壁スイッチをリモート操作できる「SwitchBot ボット」
「SwitchBot ボット」は、自分の指のかわりに照明の壁スイッチや家電製品のボタンを遠隔で押せる指ロボットです。大きさはAirPodsよりもふた周り小さいぐらい。両面テープでカンタンに設置できます。
遠隔で操作したいボタンの横に設置して専用アプリから操作すると、Bluetooth経由でボットが作動して指のかわりになるロボットアームが動いてスイッチを押せます。アプリから設定を変更することでボタンの長押しも可能。
例えば、布団に入ったまま電気を消したり、給湯器のリモコンに取り付けてリビングからお風呂にお湯を張ったり、収納棚の裏など狭い隙間に腕を入れて操作しなければいけない隠れたボタンを遠隔で操作することもできます。
照明の壁スイッチなど1つのボタンでオン/オフを兼用しているシーソースイッチの場合は、アプリにて動作モードを変更することで1つのボットでボタンを押すだけでなく引っ張ってオフにできるためボットを2つ買う必要はありません。指定した時間に動作するスケジュール機能や子どもが操作できないようにするパスワード機能も備えています。
- 押すモード
- ロボットアームが下に動くモード。ボタンを押すことだけできる
- スイッチモード
- ロボットアームが上下に動くモード。ボタンを押す、引く(ボットを設置したボタンの反対側を押す)動作で1つのボットでスイッチをオン/オフできる
SwitchBot ボットの注意点
SwitchBot ボットの注意点は設置後の見た目が悪くなることです。リビングには設置しづらいので寝室や書斎、ガレージ、倉庫など限られた人しか入らない場所に設置することをおすすめします。
また、ボタンのタイプによっては設置できなかったり、1つのボットでボタンをオン/オフできるスイッチモードを利用できない場合があります。
自宅の壁スイッチはボットの設置スペースとなる余白が小さく作られているため壁と平行に設置できず、スイッチモード時に必要なアタッチメントの調整が難しいため利用を断念しました。
ボタン一発でボットを遠隔操作できる「SwitchBot リモートボタン」
SwitchBotのアイテムをワンタッチで操作できる“どこでもボタン”が「SwitchBot リモートボタン」です。
SwitchBotシリーズはスマートフォンのアプリで操作できますが、自分のような怠け者はアプリを起動したり、スマートスピーカーに話しかけることすら面倒に感じます。そんな人にオススメなのがリモートボタン。リモートボタンをSwitchBotのアイテムに登録すればボタン一発で待ち時間なく家電を操作できます。
リモートボタンがあれば布団に入ったままボタン操作一発でカーテンを開け閉めしたり、ソファに座ったまま照明を点けたり、棚の裏など手の届きにくい場所にあるスイッチや赤外線で操作できないファンヒーターのボタンを遠隔で操作することも可能です。
ただし、対応するのはSwitchBotカーテンとSwitchBotボットの2つだけ。すべての製品に対応しているわけではないので注意しましょう。
家電をネットにつなげてスマホで操作「SwitchBot ハブミニ」
SwitchBotのアイテムはBluetoothを採用しているためスマートフォンから距離が遠くなると操作できなくなります。階下から階上など遠い距離から家電操作したい時に必要なのが「SwitchBot ハブミニ」です。
Wi-Fiに対応したSwitchBot ハブミニを利用するとSwitchBotのアイテムがインターネットに繋がるため、外出先から切り忘れた電気を消したり、防犯のために閉め忘れたカーテンの操作などができるようになります。
加えて赤外線のリモコンにも対応しているのでエアコンやテレビなどの家電のリモコンを1つにまとめることも可能。スマートフォンのアプリから家電を操作したり、スマートスピーカーを使って音声操作できるスマートリモコンになります。
リモコンを登録するには専用のアプリをダウンロードして、リストから家電の種類やブランドを選んでハブミニ向けてリモコンを操作するだけ。AnkerのモバイルプロジェクターやダイソンのPure Hot + Coolなどスマートラーニングに対応していない製品は1つ1つのボタンを手動で登録する必要がありました。
SwitchBot ハブミニに登録したリモコンは、SwitchBotアイテムと同じようにインターネットを通じて家電を操作できるので、帰宅する前に部屋を暖めたり、涼しくしたり、切り忘れたエアコンをオフにすることも可能。シーン機能を使えば手動または決まった時間および曜日に複数の家電をまとめて操作することもできます。
SwitchBot ハブミニの注意点
SwitchBot ハブミニが対応するWi-Fiは2.4GHzのみです。5GHzには対応していません。赤外線が届く範囲は水平180°、垂直360°の最大30メートルなので広い部屋では複数のハブミニを設定しなけれいけない場合もあります。
対応するOSはAndroid 4.3以上、iOS 10.0以上、watchOS 1.0以上。
ちなみに、兄弟製品として「SwitchBot ハブプラス」がありますが、ハブミニとの違いはサイズ・重さ・電源、本体が点灯するイルミネーションです。サイズが小さく、軽く、見た目がスタイリッシュかつUSB電源で使いやすく価格も安いハブミニがおすすめ。なお、USB充電器は別売りなのでセットで購入しましょう。
その他のSwitchBotアイテム
今回紹介した3つのSwitchBotアイテムのほかにも便利なアイテムが多数ラインナップされています。ライフスタイルに合わせてスマートホーム化を拡大できるのがSwitchBotの大きな特徴です。
SwitchBot カーテンでできること
SwitchBot カーテンは、今のカーテンをそのまま工事不要で自動開閉を可能にするアイテムです。
スマートフォンやスマートスピーカーから遠隔や音声でカーテンの開閉操作をしたり、光センサーを内蔵しているので日差しを感知すると自動でカーテンが開いて朝日で目を覚ますことも可能。
ハブと組み合わせて外出先からカーテンを開閉したり、温湿度計と連動して室温に合わせてカーテンを開閉したり、リモートボタンを使えばスマホを使えない子供でもワンスイッチでカーテンの開閉ができます。
なお、SwitchBot カーテンは1回のフル充電で最大8か月使用可能な充電式バッテリーを搭載しています。バッテリー切れで動作しなくなることもありますが、別売りのソーラーパネルと組み合わせることでバッテリー切れを心配することなく利用できます。
SwitchBot 温湿度計でできること
SwitchBot 湿度計は、設置した部屋の温度や湿度を通知や履歴でモニタリングできるスマート温湿度計です。
通知はBluetooth経由で届きますが、ハブと組み合わせることでWi-Fiを通じてどこにいても通知が届きます。また、温度または湿度が一定以下または一定以上になった時にエアコンをオン/オフしたり、加湿器をオン/オフ可能。
例えば、ペットを飼っている場合は外出中でも温度管理ができます。
SwitchBot 加湿器でできること
SwitchBot 加湿器は、3つの運転モード(弱・中・強)と1〜100%で加湿量をコントロールできるオートモード、タイマーに対応したスマート加湿器です。
ハブいらずでスマートスピーカーを使って加湿器を操作することが可能。ハブと組み合わせることで外出先から加湿器を操作でき、温湿度計と組み合わせれば湿度が40%を下回った時に加湿器を自動でオンにすることもできます。
湿度が40%以下になるとウイルスが活発化し、60%するとカビやダニが繁殖しやすくなるので温湿度計と組み合わせることでおうち時間を快適に過ごせそうです。
SwitchBot プラグでできること
SwitchBot プラグは、家電などのプラグをコンセントから抜くようなアクションを遠隔でできるスマートプラグです。
外出先から電化製品のオン・オフを確認できるため、消し忘れがあればオフにして電気の無駄を省くことが可能。スケジュール機能にも対応しているため、朝はコーヒーメーカーをオンにして家を出る時間にオフにするなど生活スタイルに合わせた電源管理も可能。
音声操作やハブとの連携にも対応しています。
まとめ:手ごろにスマートホーム化できる「SwitchBot」
It's GOOOOD!!
- 導入がカンタン。数分で設定完了
- アイテム追加で“おうち生活”がより快適に
- 家電はもちろん、様々なボタンを遠隔操作
- 長持ちのバッテリー
TOUGH...
- 音声操作の設定は複雑
- ボットは壁スイッチの形状でうまく設置できないことも
今回はSwitchBotシリーズのハブミニとボット、リモートスイッチの3製品でスマートホーム化してみました。
Switchbot Japanに提供してもらったアイテムの合計額は約2万円。高いと思われるかもしれませんがIoT家電に買い替えるよりもはるかに安くスマートホーム化できます。
スマートスピーカーによる音声操作は設定が少し複雑ですが、スマートフォンで操作するだけなら導入は非常にカンタン。
特に指ロボットのボットは設置してアプリを起動すると自動で登録・表示されてすぐに使い始められるので知識のない人でも安心。Bluetooth電波の届く屋内で利用するのであればWi-Fiも必要ありません。
Switchbotでおうち生活を快適にするのはもちろん、両親にプレゼントして暮らしにくくなった実家をスマートホーム化するのもオススメです。
アイテムは全9種類あるのでどれを購入するのか迷う人もいるはず。最初はハブミニとボットのセット購入がおすすめ。より快適に暮らしたいのであればリモートスイッチやカーテン、温湿度計など必要なものを買い足しましょう。
なお、3月20日から23日まで開催されている新生活セールに合わせてSwitchBotの一部商品が20%オフで販売されているので購入するなら今がおトクです。
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