ジェーシービーが各決済方法(現金、クレジットカード、非接触型、QRコード)の実証実験を行い、結果を発表した。
実証実験によれば、キャッシュレス決済は現金に比べて2倍以上も速く、支払いにかかる時間は16秒も短くなることがわかった。
現金支払いでかかる時間は平均28秒に
実証実験では、100名を25名ずつ現金、クレジットカード(サインレス)、非接触型(QUICPay)、QRコード(代表的な4種類)の4つの決済方法で分けて、レジ担当者が金額を口頭で提示してから商品とレシートを渡すまでにかかる時間を測定した。
専用のリーダーにスマートフォンなどをかざすだけで決済できる非接触型の平均8秒が最速。最も遅かったの平均28秒の現金だった。クレジットカード(サインレス)、非接触型、QRコードをまとめたキャッシュレス決済は平均12秒と現金に比べて速いことがわかった。
キャッシュレス決済のなかでは非接触型が最も速く、次いでクレジットカード、QRコード決済となったが、クレジットカードはより速く決済できるサインレスに限定されている。サインの時間を含めればQRコード決済の方が速いのではないだろうか。
また、QRコード決済はユーザーがQRコードを提示して店員が読み取るストアスキャン方式と、店舗に掲示されたQRコードを読み取るユーザースキャン方式の2種類が存在しているが、片方または両方で実験されたのかは明らかにされていない。
ジェーシービーの試算によれば、キャッシュレスに完全移行すると、1店舗あたりの労働時間は一日約4時間減少する可能性があるとのこと。
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