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Fire TV Stick レビュー

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2019/04/24 20:09
Fire TV Stick レビュー

テレビに挿すだけでDAZN(ダゾーン)やHulu、NETFLIX、Amazonプライムビデオ、YouTubeを大画面で見られる「Fire TV Stick」(ファイアーティービースティック)Newモデルをレビューします。

「Fire TV」とは

「Fire TV」と「Fire TV Stick」は、テレビに挿すだけでYouTubeを始め、動画見放題サービスのAmazonプライムビデオ、NETFLIX、Hulu、DAZNが配信する映画やドラマ、ミュージックビデオ、スポーツ中継を大画面のテレビでカンタンに楽しめるデバイスです。

「Fire TV」とは

時間の長い映画や話数の多いドラマはスマートフォンやタブレットの小さな画面で見ると目が疲れたり、電池切れが気になったり、手も疲れます。「Fire TV」なら目が疲れず、電池切れも気にすることなく、手も疲れません。映画を見ながらスマホを操作することもできます。

Fire TV Stickの価格は4,980円。この価格で映画やドラマ、バラエティ、スポーツ中継を迫力ある映像で何倍も楽しめます。

進化した「Fire TV Stick (Newモデル)」

「Fire TV Stick」の初代モデルは2015年9月に日本で登場。2017年4月には性能が大幅にグレードアップした「Fire TV Stick (Newモデル)」が発売されました。

進化した「Fire TV Stick (Newモデル)」

完売、在庫切れが続く「Fire TV Stick」 (Newモデル)

処理性能が大幅アップ、ストレスフリーで映画、ドラマが楽しめる

発売から1ヶ月後も品薄が続く人気の第2世代モデル。初代モデルから大幅に進化したのは主に処理性能で1GHz・デュアルコアから1.3GHz・クアッドコアにグレードアップ。コアの性能が向上し、コアの数も倍に増えたことでサクサク動作します。

Wi-Fiは最新のac規格に対応。Fire TVと接続するWi-Fiルーターもac規格に対応する必要がありますが、初代モデルよりも動画の読み込みが早く、再生中に止まることも少ないため、ストレスを感じず動画が楽しめます。

さらに、従来モデルでは1,500円を追加することで販売されていた音声認識リモコンが価格据え置きで同梱されるようになりました。スマートフォンのアプリを使って操作することもできますが、リモコンを使ってテレビ感覚で操作できるのは非常に便利。もちろん、音声認識付きなのでリモコンに話しかけるだけでAmazonプライムビデオのドラマや映画、ゲーム、アプリを素早く検索できます。

大幅に進化したことで本体のサイズが一回り大きくなり、重さが少しだけ増えました。ただ、Fire TVを一度テレビに挿したらあとはそのままということが多いので問題はないでしょう。サイズが大きくなったと言っても手のひらサイズなので旅行や出張時に持ち出してホテルのテレビに挿すだけでFire TVが利用できます。

Fire TV Stickの進化表

Newモデル 旧モデル
処理性能 1.3GHz、クアッドコア 1GHz、デュアルコア
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 802.11 a/b/g/n
Bluetooth 4.1 3.0
クラウドストレージ 無制限 5GBまで無料
サイズ 85.9×30×12.6mm 84.9×25×11.5mm
重さ 32g 25.1g
音声認識リモコン ×

Fire TVのパッケージ、デザイン

Fire TV StickのパッケージはAmazonのオレンジカラー。Amazon.co.jpのほかにビックカメラなど家電量販店でも販売されているので目立つパッケージです。

Fire TVのパッケージ、デザイン

目立つオレンジカラーのパッケージデザイン。量販店でも品薄が続いている

パッケージには、Fire TV Stick本体、音声認識リモコン、USBケーブル(約150cm)、電源アダプタ、HDMI延長ケーブル、リモコン用の単4電池2本が入っています。

Fire TVのパッケージ、デザイン

Fire TV Stickは指紋が目立たないマットな質感のボディに光沢感のある「amazon」のロゴが刻印されています。大きさは手のひらサイズ。携帯して旅行先や出張先のホテルで使うこともできます。

Fire TVのパッケージ、デザイン

映画やドラマ、ゲーム、アプリをタイトルや俳優の名前、ジャンル名で音声検索できる音声認識リモコンには、戻る/ホーム/メニューキー、巻戻し/再生・一時停止/早送り、上下左右を操作するリンクボタン、音声ボタン付き。テレビのリモコンの半分ぐらいのサイズでコンパクトです。

Fire TVのパッケージ、デザイン

Fire TVで楽しめる豊富なコンテンツ

Fire TVをHDMI端子付きのテレビに挿して画面の案内どおりにセットアップするだけでAmazonビデオが配信・販売する5万タイトルの映画やドラマのほか、HuluやNETFLIX、AbemaTV、DAZNなどのスポーツやニュース番組、音楽やゲームなど豊富なコンテンツが楽しめます。

楽しめるコンテンツは動画や音楽だけでなく、リモコンを使って豊富なゲームアプリもプレイ可能。性能が大幅にアップしたことで旧モデルではまともに遊べなかったタイトルでも快適に遊べます。

Fire TVで楽しめるコンテンツ

Fire TVが対応する動画配信サービス例

Amazonビデオ Amazonプライムビデオ YouTube
NETFLIX Hulu AbemaTV
GYAO! DMM.com DAZN
dTV dアニメストア ニコニコ動画
NHK WORLD TV U-NEXT VideoMarket

フルHDの高画質、ドルビーの高音質で映画もドラマも楽しめる

肝心の画質は、高画質のフルハイビジョン(1080p)をサポート。オーディオはDolby Audioに対応することで迫力ある映画のサウンドやアーティストのライブビデオも高音質で楽しめます。

高画質の定義は徐々にフルHDから4Kにシフトしつつありますが、テレビも4Kに対応する必要があり、4Kで配信している動画がかなり限定されていることからまだ数年間はフルHDがメインで活躍するはずです。

音声認識リモコンでストレスフリー。子どもに安心の視聴制限も

FireTVとAmazonプライムビデオの相性はバツグンです。リモコンに作品のタイトルや俳優の名前、ジャンルを話しかけるだけで映画やドラマ、ゲーム、アプリを検索できるため、文字入力が難しい子どもでもカンタンにお気に入りのコンテンツを探せます。また、子どもが誤ってアダルトなタイトルや過激な作品の視聴、購入しようとすると視聴制限がかかるほか、初期設定ではR18の作品が表示されないように制限されるなど、家族で安心して利用できます(大人が利用する時はあらかじめ設定した4桁のPINコードを入力すると制限を解除できます)

視聴時に最も利用するのが動画の早送りと巻戻しです。これまでPS4でAmazonビデオを視聴していましたが、非常に使いづらくてストレスを感じていました。FireTVではリモコンを使うことで10秒送り/戻しが可能なほか、3段階でスピードを調整可能、送り位置に応じたシーンもサムネイルで表示されるため、目的の再生位置までカンタンにたどり着くことができます。

音声検索が便利、子どもにも安心の視聴制限あり

早送り、巻戻し時に表示されるサムネイル

Fire TVのここが残念

NBAリーグパスに対応していない

4,980円の価格も含めて満足している「Fire TV Stick」ですが、非常に残念だったのがNBAリーグパスに対応していないこと。以前は視聴できたようですが、NBAの方針変更によって見られなくなったようです。利用できない原因は「地理的制約のため」と案内されています。

Fire TVでNBAを楽しみたいのであれば「DAZN(ダゾーン)」が利用できます。

動画が探しにくい

もうひとつ残念なのは動画が探しにくいこと。見たい番組が決まっている時は音声検索が便利ですが、見たいものが決まっていない時は画面上部に表示された「ホーム」「マイビデオ」「映画」「TV番組」「アプリ」といったカテゴリを選択した後、最近追加された映画、日本映画、オススメ映画などグループを選択することになります。アクション、コメディ、恋愛、ホラーといったジャンル選択やランキングなどが用意されていればもう少し快適に動画を探すことができそうです。

Fire TVのここが残念

Fire TVのホーム画面

リモコンで音量を操作できない

細かいところで言えば、リモコンで音量を操作することができないため、テレビのリモコンと両方を操作する必要があります。動画視聴時の上下のリンクボタンは割り当てがないため、今後のアップデートで改善されることを期待したいです。

「Fire TV Stick」と「Amazon Fire TV」の違い、どっちがオススメ?

Fire TVには、今回レビューする「Fire TV Stick」のほかに上位モデルの「Amazon Fire TV」がラインナップされています。

両モデルの違いは価格、画質、処理性能、microUSB、USBのあり・なし、有線LANのあり・なしです。

価格が高いAmazon Fire TVは高い負荷のかかるゲームでも快適にプレイできるようにプロセッサの処理能力が高く、メモリは倍の2GBを搭載しています。さらに、画質はフルHDの4倍の解像度で楽しめる4K対応、ゲームやアプリを保存できるmicroSDに対応しています。

Fire TVでゲームアプリもプレイするのであれば、Amazon Fire TVがオススメ。有線LANが利用できるため、DAZNなどスポーツ実況をできるだけ遅延が少なく楽しみたい人にもオススメできます。

映画やドラマ、バラエティ番組を楽しみたい人、ゲームをプレイしない人は「Fire TV Stick」で充分満足できるはずです。

Fire TV Stick Amazon Fire TV
Fire TV Stick Fire TV Stick
4,980円 11,980円
音声認識リモコン 音声認識リモコン
802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac
Wi-Fiのみ 有線LAN
USBなし USB 2.0
メモリ1GB メモリ2GB
1.3GHz、クアッドコア 2.0GHz/1.6GHz、クアッドコア
フルHD(1080p) 4K
microSDなし microSDあり
Amazonで購入する Amazonで購入する
コメント
  • Anonymous
    5年前
    charm castを使っていますが録画出来ません。いけない事とは分かっているのですがミラーリングした画面を録画する事はできるんでしょうか? 離れている高齢の母に観せたいんです。
  • Anonymous
    8年前
    以下、文章訂正願います。 優先LAN→有線LAN 以上。 「Fire TV Stick」と「Amazon Fire TV」の違い、どっちがオススメ? Fire TVには、今回レビューする「Fire TV Stick」のほかに上位モデルの「Amazon Fire TV」がラインナップされています。 両モデルの違いは価格、画質、処理性能、microUSB、USBのあり・なし、優先LANのあり・なしです。
    • Yusuke Sakakura
      8年前
      ご指摘ありがとうございます!修正しました。
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