「Mi 11 Lite 5G」レビュー。2021夏本命の手ごろスマホ

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Yusuke Sakakura

「Mi 11 Lite 5G」レビュー。2021夏本命の手ごろスマホ

Appleを抜いてスマートフォン出荷台数で世界2位となったXiaomi(シャオミ)が、2021年夏モデルとして世界最薄・超軽量の5Gスマートフォン「Mi 11 Lite 5G」を2021年7月2日に発売しました。

発表時から大きな注目を集めた最新のシャオミスマートフォン「Mi 11 Lite 5G」は、抜群のコストパフォーマンスを理由に、BCNランキングのSIMフリーAndroidスマートフォン部門にて2週連続で販売台数首位を獲得するなど、5G対応のミッドレンジスマートフォンとして今夏本命のモデルとなっています。

販売価格43,800円、セット購入で2万円ながら、国内初の高性能チップSnapdragon 780 5Gと大容量バッテリーを搭載し、おサイフケータイにも対応するなど、フラグシップモデル並みの機能を備えた「Mi 11 Lite 5G」をレビューします。

Xiaomi Japan

目次

デザイン:5Gスマホ世界最薄・超軽量なボディ

薄さ6.81mmの極薄ボディはフラット形状ということもあって1枚板のよう。6.55インチの大画面にも関わらず、タイトなパンツに入れてもポケットがパンパンにならず不快感なし。

爽やかなミントグリーン

爽やかなミントグリーン

さらに159gの超軽量。6.1インチのiPhone 12よりも軽いので、ポケットに入れた時にまったく重さを感じないのも最高です。

5Gスマホ 世界最薄のボディ

カラーは“Xperia feat. HATSUNE MIKU SO-04E”のようなミントグリーン。iPhone 12 / 12 miniのグリーンよりも鮮やかで夏にピッタリな色合いです。ほかにもトリュフブラックやシトラスイエローから選べます。

背面は指紋の目立ちにくいマット仕様ですべりやすいサラサラな手触り。側面はツヤツヤの光沢仕様でグリップ力もあるため、約2週間使用していて「落としそう…!」となることは一度もなかったです。

右側にはボリュームキーと電源キー兼指紋認証センサーを搭載。センサーに触れると一瞬で指紋が認識されますが、自分は左手でスマートフォンを操作することもあって、右側面に配置された指紋認証センサーは苦手。右手操作よりも圧倒的に認証ミスが多くなります。一応、顔認証にも対応していますが2D式なので安全性は高くありません。

側面の指紋認証センサー

側面の指紋認証センサー

センサーの位置がスマートフォンを持ってるだけでも触れやすい場所にあるため、意図せず触れてしまい、画面ロックがされて解除ポケットの中で暴走することもありました。そんな時は設定からセンサーのタッチを無効化して、センサーを押さないと反応しないように変更することも可能です。MIUI 12は気の利いた設定項目が充実しているのが嬉しい。

底面にはUSB Type-C端子やステレオスピーカー(ボトム側)、SIM/microSDカードスロットが配置。デュアルSIMに対応していますが、microSDを利用する場合はシングルSIMになります。残念ながら有線イヤホン端子はありません。

USB Type-Cはバージョン2.0

USB Type-Cはバージョン2.0

ディスプレイ:画質良し・デザイン良し。まさに生意気

画質良し・デザイン良しの“生意気なディスプレイ”

画面の大きさは6.55インチ有機EL。大迫力の映像を楽しめるだけでなく、高い色精度のDCI-P3、より多くの色を表示できる10bitカラー、正確な色を表示するTrueColor、リアルな映像が楽しめるHDR 10+に対応していることもあって画質は申し分なし。

ベゼルは極薄とは言わないまでも厚くはありません。下の“アゴ”の部分には若干の厚みがありますが、極端に太いわけではないので、低価格スマートフォンのような安っぽさも感じない。

パンチホールは左上に配置。横向きにすると左下に移動してスマホを持つ左手で隠れるため、動画を見る時やゲームをする時でも邪魔にならないパンチホールです。

パンチホールのサイズも小さめ

パンチホールのサイズも小さめ

シャオミがアピールするように良い意味でミッドレンジスマートフォンらしくない、まさに“生意気なディスプレイ”です。

カメラ:鮮やかに盛れるトリプルレンズ

鮮やかに盛れるトリプルカメラ

Mi 11 Lite 5Gのカメラは広角・超広角・テレマクロのトリプル構成です。望遠レンズはないのでズームは得意ではなさそうですが、実際に撮影してきた写真を見ながら評価しましょう。

ちなみにシャオミのスマートフォンは販売地域を変更することでカメラ音を無音化できます。

トリプルカメラ
  • 広角レンズ:64MP、f/1.79、1/1.97” 0.7μm ピクセルサイズ、4-in-1スーパーピクセル
  • 超広角レンズ:8MP、視野角119°、f/2.2、Sonyセンサー 1/4”、1.12μm ピクセルサイズ
  • テレマクロレンズ:5MP、f/2.4、1.12μm ピクセルサイズ、2x-焦点距離相当、3-7cmオートフォーカス

Mi 11 Lite 5Gで撮影した写真

基本的にAI補正オンで撮影。彩度の補正が強いのでかなり盛れます。

AI補正ON

AI補正ON

逆光で撮影。HDRオート設定ですが黒つぶれや白飛びがでます。ミッドハイということを考えれば十分かな。

逆光撮影

Mi 11 Lite 5Gのカメラは超広角〜1倍〜10倍ズームまで撮影可能。高精細な望遠レンズを搭載していないのでズームが弱そうですがそんなこともありません。

おそらく超高精細な画像を切り抜いた後で拡大処理していると思いますが、劣化が目立ちにくく5倍ズームまでは許容範囲。10倍は下手な油絵のような仕上がりになります。

広角レンズで等倍撮影広角レンズで2倍撮影
左:等倍撮影、右:2倍ズーム撮影
左:5倍ズーム右:10倍ズーム

視野角119°で景色をダイナミックに撮影できる超広角レンズは旅行などで活躍します。

ポートレート撮影

背景をぼかせるポートレートモードにも対応。被写体と背景をしっかり認識して、複雑な花びらの形と背景をくっきり区別してボカしてくれます。

ポートレート撮影

最近になって搭載するスマートフォンが増えてきたマクロレンズ。3-7cmに近づくとオートフォーカスが働いて接写できます。サビなどを撮影すると素材の質感が楽しめます。

左:5倍ズーム右:10倍ズーム

広角レンズはf/1.8で、夕日もキレイに撮影できます。ノイズも乗っていますがPCぐらいの画面で見ないとわからない程度。Twitterやインスタにアップするぐらいなら問題ないかな。

以下の写真はホワイトバランスやシャッタースピード、ISO、EV値などを細かく変更できるプロモードを使用。EVを下げるとシルエット写真も撮影できます。

シルエット写真

広角レンズ/2倍ズームで撮影。屋内でも影になる部分はノイズが目立ちますが、これもスマートフォンの画面で拡大しなければ気になりません。

2倍ズーム

夜景モードにも対応。なかには超広角レンズで夜景モードが使えない機種もありますが、Mi 11 Lite 5Gでは超広角レンズで夜景モードが楽しめます。

2倍ズーム

フィルタも豊富。モノクロにも2種類が用意されていてノスタルジックな写真が撮影できます。

モノクロのフィルタで撮影

電池持ち:極薄ボディに大容量バッテリーを搭載

電池持ち:極薄ボディに大容量バッテリーを搭載

バッテリーは大容量の4,250mAh。薄さ6.81mmの極薄ボディに、驚くべき容量のバッテリーを詰め込んでいます。

実際の電池持ちは不満を感じる人も場面もあるかなという感じ。

とある1日、カメラ性能を検証するために、バッテリーが100%の状態で家を出て電車内でGoogleマップを使って経路を調べたり、Twitterやインスタ、Gmailをチェックしながら約1.5時間かけて撮影場所に到着。そこから約3.5時間かけて935枚の写真を撮影したところ電池がゼロに。合計約5時間で電池が切れました。

旅行では不安になる電池持ちです。写真オンリーで5時間なので、動画を撮影したり動画を見る場合はもっと短いはず。あとゲームのプレイ時間が増えると、バッテリーの減りは急激に減っていきます。リフレッシュレート90Hz、グラフィック品質を「高」、フレームレートを「最高」に設定してCoD Mobileをプレイすると約60分間のプレイで約20%減少しました。

バッテリーは33Wの急速充電に対応。付属の充電器を使用したところ約30分で65%、約60分で100%にフル充電に到達。残念ながら過充電を防止するような機能はないので、バッテリーの寿命は長くはないかもしれません。

パフォーマンス:ゲームは快適?性能をチェック

ゲームは快適?性能をチェック

Mi11 Lite 5Gは、国内初の「Snapdragon 780G」を搭載しています。5nmプロセス製造でミッドハイ向けのチップセットです。メモリは6GB。

ベンチマークスコア

性能を数値化するベンチマークスコアをGeekBench 5で計測したところシングルコアが744、マルチコアが2356を記録。最新の5nmプロセス製造のミッドハイと言えども2年ぐらい型落ちのハイエンド向けチップセットに及びませんが、ミッドレンジのなかではトップクラスのスコアです。

快適なゲーム体験に関わる描画性能は3D Markで計測しました。瞬間的な描画性能を計測できるWild Life Extremeは690で温度上昇はほとんどなし。

長時間の描画性能を計測できるWild Life Extremeのストレステストはベスト841、ロー547という結果に。発熱によって約65%まで性能ダウンするということになります。

GeekBench 53D Mark3D Mark

一部を除いてゲームも快適にプレイ可

実利用においてモタつきを感じることはほとんどありません。ゲームもストレスフリー。

CoD Mobileのような高負荷のゲームでも快適にプレイできますが気になったのは発熱。Wild Life Extreme ストレステストのベンチマークでは、温度が3℃〜10℃程度の上昇だったので、そこまで酷いものではなく、本体が極薄ということもあって熱源が近いため、熱が手に伝わりやすいことも原因の1つかもしれません。

一方、パズドラや原神、プロジェクトセカイなど一部ゲームアプリでカクつくとの報告があります。実際にパズドラをプレイしてみましたが、パズルを動かすと動きがガクガクになります。一部報告があるウマ娘についてはダウンロード直後に起動が遅いなどありましたが、プレイ中に気になるほどのカクつきはなかったです。

5G:Sub6対応。全キャリアの5G周波数をサポート

全キャリアの5Gに対応

Mi 11 Lite 5Gは超高速通信の5G(Sub6)に対応。周波数は国内全キャリアの5Gに対応しています。

対応端末として掲載されていないahamoでも利用できました。ミリ波非対応なので爆速とまではいかないものの受信速度は4Gの5倍ぐらいは出ます。

5Gのエリアはまだまだ限定的。ただ、都内では特にドコモの5Gエリアが急拡大していて、自宅近くでも5Gに繋がることが多くなっています。

まとめ

SCORE4.5
5
Mi 11 Lite 5G

GOOD

  • 極薄・超軽量で“羽のように軽い”ボディ
  • 鮮やかに盛れるトリプルカメラ
  • ミッドレンジに贅沢な“生意気なディスプレイ“
  • 5G・おサイフケータイ対応

BAD

  • イヤホン端子なし
  • 側面の指紋認証
  • IP53等級の控えめな防水・防じん

Mi 11 Lite 5Gの販売価格は43,800円。gooSimsellerでは、OCNモバイルONEとのセット購入でたったの2万円で購入できます。

この価格で5Gとおサイフケータイに対応。画質も優れた6.55インチ/リフレッシュレート90Hzの有機ELディスプレイ、キャンプでも活躍しそうな爆音のステレオスピーカー、盛れまくるトリプルカメラ、大容量のバッテリーなど申し分なし。

不満な点は、通知や今日の日付、今の時間をスリープ状態で確認できる常時表示ディスプレイが10秒で非表示になるという謎仕様。ワイヤレス充電にも対応していません。

それでも予算が4万円前後で5Gスマートフォンを探しているなら、自分がプレイするゲームとの相性を確認してすぐに買うべき2021年夏本命の1台です。

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