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延期されていた新Twitter APIの提供開始。趣味向けでも月額100ドル必要に

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Yusuke Sakakura公開日:2023/03/31 3:57
延期されていた新Twitter APIの提供開始。趣味向けでも月額100ドル必要に

Twitterが先月2日に有料化を発表したTwitter API。これまで2回にわたって提供時期が延期されていましたが、突然提供がスタートしました。

新しいTwitter APIティアは、無料で利用できるFree、月額100ドルのBasic、企業など大規模プロジェクト向けで審査があるEnterpriseといった3種類で構成されています。

書き込み専用またはTwitter APIをテストするために用意されたプランがFreeです。

無料で1ヶ月1,500回までのツイート、メディアアップロードが可能。ゲームアプリのバックアップでなどさまざまな場面で利用されているTwitterログイン(アカウント連携)も利用できます。

1ヶ月に1,500回のほかに1日50ツイートの制限もありますが、ブログなどの記事をTwitterに連携するぐらいならFreeプランで十分そう。

なお、イーロンマスクCEOはボットを排除することを目的に当初はTwitter APIを完全有料化する方針を打ち出していましたが、開発者はもちろん多くのユーザーから批判が相次いだことで良質なボットに対しては無料アクセスを維持するよう方針を変更して発表されたのがFreeです。

結局のところ良質なボットをどのように判断するのかわかっていません。

月額100ドルの有料プランBasicは、趣味やプロトタイプ向けのプラン。ユーザーレベルで1ヶ月に3,000回のツイート、アプリレベルで1ヶ月につき50,000回のツイート、1ヶ月につき10,000ツイートの読み込みが可能。App IDは2つ用意されます。

趣味やプロトタイプ向けのプランとあってBasicプランで多くの人に使ってもらうように設計されたサービスを提供することはできません。

FreeもBasicもそれなりの規模のサービスを提供するには制限がかなり厳しいことから、Twitter APIを使用して何らかのサービスを開発する場合はEnterpriseプランに加入する必要があるでしょう。

Enterpriseプランの料金は非公開。Googleフォームに使用目的やサービスの概要などを入力して申請し、審査に通過したらようやく利用できます。

なお、今後30日間でStandard(v1.1)、Essential(v2)、Elevated(v2)、Premiumといった現在のアクセスティアは廃止になるとのこと。現在利用している場合は速やかに移行することが促されています。

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