Twitterが非公式アプリの開発を禁止した後、Twitter APIの有料化を突然発表して再び開発者から多くの反感を買いました。
2007年4月から約16年も提供が続いている地震速報(@earthquake_jp)は年間1200ドル(日本円で15万円超)の負担が個人の開発者にとっては重いことからTwitterでの配信を停止し、mastodonへの移行を考えていることを表明しました。こういった動きが世界中で広まっていくことが予想されます。
イーロンマスクは事前に予想していなかったのか、フィードバックを受けて良いコンテンツを提供するボットであることを条件に書き込み専用のTwitter APIを無料提供するとツイートしています。
良いコンテンツの判断基準は不明
Twitterは現地時間2月9日をもってTwitter APIを有料化する方針です。
料金は月額100ドル以下(日本円で13,000円以下)になる予定ですが、どこまでの範囲でAPIが有料化されるのかは現時点で不明。
有料化はゲームアプリのデータバックアップにも使われているアカウント連携にまで及ぶ可能性もありますが、イーロンマスクは有料化の目的をボットの排除と説明していることを考えると、少なくともツイート投稿系のAPIは間違いなく有料化されるでしょう。
Twitterには良質なコンテンツを提供するボットも多数存在しています。前述した地震速報など災害情報を自動投稿してくれるボットに加えて、ツイートのスクショや特定のツイートをリマインドしてくれるボットツールなども存在しています。
地震速報だけでなく他のボットツール開発者もTwitterから他のプラットフォームに移ることを示唆していますが、イーロンマスクが「良いコンテンツを提供している」と判断すれば、Twitterでサービスを継続できるようです。
ただ、判断基準やまだ生まれていない良質なコンテンツを提供するボットに適用されるのかも不明。有料化がスタートするまでに明らかになるのでしょうか。
UPDATE:2023/02/09 18:05Twitter API 有料化の詳細が発表されました。イーロンマスクの宣言どおり、1ヶ月あたり1500回のツイート及びアカウント連携は引き続き無料で利用可能に。該当しない場合は月額100ドルが必要。無料期間は現地時間9日から13日まで延期されています。