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何が変わった?Nothing Phone (2)とPhone (1)の違いを比較

bio
Yusuke Sakakura更新日:2023/07/14 17:50
何が変わった?Nothing Phone (2)とPhone (1)の違いを比較

Nothingが2023年の最新スマートフォン「Nothing Phone (2)」を発表しました。

Nothing Phone (2)の発売以降も前作のNothing Phone (1)の販売は続くため、どちらを購入するのか悩んでいる人や、発表されたばかりのNothing Phone (2)がどれぐらい進化したのか違いが気になる人も多いはず。

この記事では、最適なNothing Phoneを選ぶために必要な「Nothing Phone (2)」と「Nothing Phone (1)」の違いを比較しています。ぜひ購入の参考にしてください。

「Nothing Phone (2)」と「Nothing Phone (1)」の違いを比較

Nothing Phone (2)Nothing Phone (1)
デザイン

Nothing Phone (2)

Nothing Phone (1)

素材
  • 100%リサイクルアルミフレーム
  • Gorilla Glass 5
  • 100%リサイクルアルミフレーム
  • Gorilla Glass 5
カラー ホワイトダークグレー ホワイトダークグレー
価格と容量
  • 8+128GB:79,800円
  • 12+256GB:99,800円
  • 12+512GB:109,800円
  • 8+128GB:73,800円
  • 8+256GB:79,800円
  • 12+256GB:89,800円
大きさ
  • 幅:162.1 mm
  • 高さ:76.4 mm
  • 厚さ:8.6 mm
  • 幅:159.2 mm
  • 高さ:75.8 mm
  • 厚さ:8.3 mm
重さ 201.2 g 193.5 g
ディスプレイ
  • 6.7インチ有機EL LTPO
  • フラットディスプレイ
  • FHD+ (1,080 x 2,412ピクセル)
  • 394 ppi
  • コントラスト比 1,000,000:1
  • リフレッシュレート1-120Hz
  • アスペクト比 ??
  • Gorilla Glass 5のカバーガラス
  • HDR サポート
  • 10ビット
  • 常に表示状態のディスプレイ
  • 画面の明るさ
    • 屋外:1,000ニト
    • ピーク:1,600ニト
  • 6.55インチ有機EL
  • フラットディスプレイ
  • FHD+ (1,080 x 2,400ピクセル)
  • 402ppi
  • コントラスト比 1,000,000:1
  • リフレッシュレート60-120Hz
  • アスペクト比 ??
  • Gorilla Glass 5のカバーガラス
  • HDR サポート
  • 10ビット
  • 常に表示状態のディスプレイ
  • 画面の明るさ
    • 屋外:500ニト
    • ピーク:1200ニト
メインカメラ
  • デュアルカメラ
  • 50MP 広角レンズ
    • Sony IMX890
    • 絞り値 ƒ/1.88
    • 視野角 ??
    • ピクセル幅 1.0μm
    • センサーサイズ 1/1.56インチ
    • PDAF
    • 光学および電子手ぶれ補正
  • 50MP 超広角レンズ
    • Samsung ISOCELL JN1
    • 絞り値 ƒ/2.2
    • 視野角 114°
    • ピクセル幅 0.64μm
    • センサーサイズ 1/2.76インチ
    • 電子手ぶれ補正
  • デュアルカメラ
  • 50MP 広角レンズ
    • Sony IMX766
    • 絞り値 ƒ/1.88
    • 視野角 ??
    • ピクセル幅 1.0μm
    • センサーサイズ 1/1.56インチ
    • PDAF
    • 光学および電子手ぶれ補正
  • 50MP 超広角レンズ
    • Samsung JN1
    • 絞り値 ƒ/2.2
    • 視野角 114°
    • ピクセル幅 0.64μm
    • センサーサイズ 1/2.76インチ
    • 電子手ぶれ補正
フロントカメラ
  • 32MP
    • Sony IMX615
    • 絞り値 ƒ/2.45
    • 視野角 ??
    • ピクセル幅 ??
    • センサーサイズ 1/2.74インチ
  • 16MP
    • Sony IMX471
    • 絞り値 ƒ/2.45
    • 視野角 ??
    • ピクセル幅 1.0μm
    • センサーサイズ 1/3.1インチ
写真機能
  • ポートレートモード
  • アドバンスドHDR
  • ナイトモード
  • モーションキャプチャー2.0
  • 超解像ズーム
  • HDマクロ
  • AIによるシーン検出
  • モーションフォト
  • エキスパートモード
  • パノラマ(ナイトモード対応)
  • ドキュメントモード
  • レンチキュラー
  • 写真形式
    • JPEG
    • DNG
  • ポートレートモード
  • ライブHDR
  • ナイトモード
  • モーションキャプチャー??
  • デジタルズーム20倍
  • マクロ撮影(超広角のみ)
  • AIによるシーン検出
  • モーションフォト
  • エキスパートモード
  • パノラマ(ナイトモード対応)
  • ドキュメントモード
  • Nothingフィルター
  • ビューティーモード
  • 写真形式
    • JPEG
    • DNG
動画機能
  • メインカメラ
    • 4K:30,60fps
    • 1080p:30,60fps
  • フロントカメラ
    • 1080p:30,60fps
    • 4K:120fps
    • 1080p:480fps
  • 4Kタイムラプス
  • ナイトモード (1080p/30fps)
  • アクションモード
  • 光学式手ぶれ補正機能
  • 電子式手ぶれ補正
  • デジタルズーム最大10倍
  • 動画形式
    • HEVC (H.265)
    • AVC (H.264)
  • メインカメラ
    • 4K:30fps
    • 1080p:30,60fps
  • フロントカメラ
    • 1080p:30fps
    • 4K
    • 1080p:120fps
  • 1080pタイムラプス
  • ナイトモード
  • アクションモード
  • 光学式手ぶれ補正機能
  • 電子式手ぶれ補正
  • デジタルズーム最大10倍
  • 動画形式
    • HEVC (H.265)
    • AVC (H.264)
チップ
  • Snapdragon 8+ Gen1
  • Snapdragon 778G+
メモリ 8GB/12GB 8GB/12GB
電池持ち
  • バッテリー容量:4,700mAh
  • 通常時:22.5時間
  • 45W急速充電(55分で満充電)
  • バッテリー容量:4,500mAh
  • 通常時:18時間
  • 33W急速充電
ワイヤレス充電
  • Qi充電器:最大15W
  • 5Wリバースチャージ
  • Qi充電器:最大15W
  • 5Wリバースチャージ
5G Sub6 Sub6
SIM
  • デュアルSIM
  • デュアルeSIM
  • nanoSIM
  • eSIM
  • デュアルSIM
  • デュアルeSIM
  • nanoSIM
  • eSIM
Wi-Fi
  • Wi-Fi 6
  • 802.11 a/b/g/n/ac/ax
  • Wi-Fi 6
  • 802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.3 5.2
FeliCa X X
防水・防じん IP54 IP53
USB USB-C USB-C
セキュリティ
  • ディスプレイ指紋認証
  • 顔認証
  • ディスプレイ指紋認証
  • 顔認証
センサー
  • 近接センサー
  • 環境光センサー
  • 加速度計
  • ジャイロセンサー
  • 電子コンパス
  • 近接センサー
  • 環境光センサー
  • 加速度計
  • ジャイロセンサー
  • 電子コンパス
アップデート
  • 4年間・2ヶ月に1回のセキュリティアップデート
  • 3年間のOSアップデート
  • 4年間のセキュリティアップデート
  • 3年間のOSアップデート
パッケージ内容
  • USB-C 電源アダプター
  • USB-C - USB-C ケーブル
  • 安全に関する情報と保証カード
  • スクリーンプロテクター(貼付済み)
  • SIMツール
  • USB-C 電源アダプター
  • USB-C - USB-C ケーブル
  • 安全に関するお知らせ
  • SIMツール

価格と容量

“よりプレミアム”になったNothing Phone (2)は、Phone (1)から値上げされました。

最低価格の8+128GBモデルは6,000円値上げされ、12+256GBは10,000円値上げ。新たに512GBの大容量モデルも追加されています。

デザインとカラー

Nothing Phone (2)は、Phone (1)のデザインをベースにしていますが、背面のガラスパネルがエッジに向かって緩やかにカーブを描くことで、手にフィットするよう変更されました。

カーブしたガラスパネルに合わせてアルミフレームは、やや薄く変更されています。

ガラスの中に収められた最大の特徴であるGlyphインターフェースは、形状は変わらないものの、LEDバーが5個から11個に分割されたことで一目で違いがわかります。

また、ライティングゾーンが12から33まで増加したことで、より多彩な光の演出を可能にしています。

ライティングゾーンの増加によって、Glyphの光でタイマーの進捗状況を確認したり、スピーカーの音量確認、Uberの配車やUber Eatsによるデリバリーの進捗状況を確認できる「Glyph Progress」が実現。

明るさの自動調整も追加されるなど、機能性が大幅に向上しています。

ディスプレイ

画面サイズは6.55インチから6.7インチに大型化しています。ベゼルの幅は細くなったことで高く評価されていたデザイン性がさらに向上。

LTPOテクノロジーの導入によって最小1Hzのリフレッシュレートに対応したことで消費電力が改善。常時表示ディスプレイを愛用する人にとっては嬉しい改善です。

画面の明るさもピーク輝度が1,200ニトから1600ニトまで向上し、日差しの強い屋外でも快適にカメラを構えたり、マップアプリで地図を確認できるでしょう。

カメラ

カメラは50MPの広角レンズと超広角レンズこそ同じですが、ハードウェアとソフトウェア共に大きく進化しています。

新しい18ビットISPによって前作の4,000倍となるカメラデータをキャプチャし、鮮やかさ、色、トーンを最大限に引き出す高度なアルゴリズムが実現。

キャプチャ量が3フレームから8フレームに向上した新しいAdvanced HDRによって肉眼とほぼ遜色ない画像に仕上げたり、子どもやペットなど動く被写体を撮影する際に有効なAI技術を採用した新しいMotion Capture 2.0も追加されます。

ズーム撮影では、あらゆるシーンをディテールまで残せる”2倍のSuper-Res Zoomに対応。

フロントカメラは大きさも性能も2倍の32MPビッグセンサーを搭載。広角レンズと共にイメージセンサーも変更されました。

4Kの動画撮影は、よりなめらかな映像を記録できる60fpsに対応。スローモーションも最大120fpsから480fpsに、タイムラプスは4Kに対応。さらに、子どもを追いかけている時など激しい動きでカメラを撮影してもブレを大幅に低減できるアクションモードにも初めて対応しています。

以下の写真はPhone (2)とPhone (1)を撮り比べたもの。色の鮮やかさ、ディテールに大きな違いがあり、カメラの画質が大幅に改善されていることがわかります。特にズーム撮影の画質はまったくの別物です。

NP2NP1
広角レンズで比較。左:Phone (2)、右:Phone (1)
NP2NP1
2倍の超解像ズームで比較。左:Phone (2)、右:Phone (1)

チップセット

Phone (1)のSnapdragon 778Gは、ミドルレンジ向けのチップセットでしたが、Phone (2)ではSnapdragon 8+ Gen 1を採用しています。

Nothingは、チップセットのグレードアップによって総合的なパフォーマンスが80%も向上し、アプリの起動時間は最大で半分に短縮されると説明しています。

スマートフォンの性能を数値化するベンチマークテストを比較したところCPUは50%〜70%アップ、マシンラーニングは40%アップ、ゲームなどの快適性に関わるグラフィック性能は3倍といった大幅な性能アップを遂げています。

Snapdragon 8+ Gen 1は発熱問題が気になるところですが、高い負荷を長時間かけた時の性能も別次元のレベル。端末の温度上昇や電池の消費量は大きいものの、実際の使用感としては優れたパワーコントロールをもたらすNothing OS 2.0によって発熱は気にならないレベルに仕上がっています。

Nothing Phone (2)Nothing Phone (1)
Geekbench 6
  • シングルコア:1,737
  • マルチコア:4,441
  • シングルコア:1,033
  • マルチコア:2,940
Geekbench 5
  • シングルコア:954
  • マルチコア:3,287
  • シングルコア:795
  • マルチコア:2,902
Geekbench ML 522 370
3D Mark WLE 2,428 768
3D Mark WLES
  • ベスト:2,438
  • ロー:1,695
  • 安定性:71.6
  • 電池消費:-7.3%
  • 端末温度:+8.6°C
  • フレームレート:+10fps
  • ベスト:768
  • ロー:686
  • 安定性:89.3
  • 電池消費:-5%
  • 端末温度:+7°C
  • フレームレート:+5fps

電池持ち

バッテリー容量は4,500mAhから4,700mAhに増量。急速充電時の出力も33Wから45Wにアップし、わずか55分でフル充電できるとのこと。

前作同様に最大15Wのワイヤレス充電と、Nothing Earなどワイヤレスイヤホンを充電できる5Wのリバースチャージに対応しています。

LTPOテクノロジーとより新しいチップセットによって消費電力が改善されたこともあって、Nothing Phone (2)の電池持ちは大幅に改善されています。

筆者が行ったバッテリーテストでは、400枚以上の写真を撮影して画面オンの時間が6時間を超えても電池が切れなかったので多くの人が電池持ちに満足するはずです。

まとめ:Nothing Phone (1)からの買い替えはあり?

Nothing Phoneの最大の強みはデザインです。Phone (1)は見た目で大きな注目を集めたのに対して、Phone (2)は機能性を重視したアップデートになっていると感じます。

最大の特徴であるスケルトンボディは背面のカーブガラスによって持ちやすくなり、GlyphインターフェースはLEDバーを分割し、ライティングゾーンを大幅に増やしたことでタイマーの進捗状況やUber Eatsのデリバリー状況を確認できるなど機能性が強化されました。

これらのアップデートが実際に役立つものかは触ってみないとわかりませんが、後日公開するレビューで詳しく触れたいと思います。

今ある情報ではNothing Phone (2)はマイナーアップデートという感想です。Phone (1)から買い替えるかどうかはNothing OS 2のアップデートを待ってからでも良いでしょう。その頃には参考になるレビューも揃っているはずです。

Nothing Phone (2)
Nothing Phone (2)¥ 79,800~光と音が連動して通知するGlyphがさらに進化。タイマーやUber Eatsの配達状況と連動した新機能が追加。背面のガラスは緩やかなカーブを描くプレミアムな感触に。カメラも新しいセンサーと前作比で4000倍のカメラデータをキャプチャする新ISPで高画質化。6.7インチに大型化しLTPOに対応した最強のディスプレイを搭載しています。レビュー記事を読む
Nothing Phone (1)
Nothing Phone (1)¥ 73,800背面が透けて見えるスケルトンボディに、光と音が連動して通知する900超のLEDを内蔵した見たことないデザインを採用。見た目だけではなく、なめらかな映像が楽しめるリフレッシュレート120Hzの有機ELディスプレイと15Wのワイヤレス充電を搭載。ピュアなAndroidに近いNothing OSは、3年間のOSアップデートと、4年間セキュリティアップデート付きで長期利用も安心です。レビュー記事を読む
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