MMD研究所が「2018年中古端末に関する意識調査」を実施し、調査結果を発表した。
格安SIMの普及やキャリアが販売する端末の高額化などを要因として中古のスマートフォンは年々需要が高まっており、総務省がキャリアに対して中古端末のSIMロック解除を義務化する方針を固めたことから来年以降も中古スマートフォンの市場は拡大していくものと見られている。
中古端末の売却、女性の抵抗が強い結果に
「2018年中古端末に関する意識調査」は、15歳~69歳の男女1,630人を対象に2018年11月9日〜11月16日に実施された。
中古端末を売ることに対する意識調査では全体で52.4%が「抵抗がある」または「やや抵抗がある」と回答した。男女を比較すると男性よりも女性の方が中古スマホに対して抵抗があり、年代別では男性は15-19歳、40-49歳、女性では50-59歳、40-49歳、20-29歳の抵抗が強い結果になっている。
若い世代においては初めてスマートフォンを所有するユーザーが多く、最初に手にするスマートフォンとして中古への抵抗が強いのかもしれない。
中古端末の購入は昨年春から抵抗改善
逆に中古端末を買うことに関する意識調査では全体で74.3%が「抵抗がある」または「やや抵抗ある」と答えた。昨年春の調査では79.1%となっていて増加している。
中古スマホを売ることと同じく、男性よりも女性の方が中古スマートフォンの購入に対して抵抗が強いようだ。抵抗を示す理由としては「誰が持っているかわからないから」が最多となった。一方、男性は「バッテリーの持ちが心配」や「性能の劣化が心配」といった理由が誰が持っていたかわからないを上回り、端末の性能に対して懸念を示している。
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