Twitterが1月のアップデートでタイムラインに「おすすめ」と「フォロー中」のタブを追加しました。
おすすめにはアルゴリズム順でツイートが並び、フォロー中にはフォローしているアカウントのツイートが新着順・時系列順で並びます(タイムラインを並べ替える方法はこちら)
Twitterのトップであるイーロンマスクは、おすすめタブのテコ入れを発表。4月15日から認証済みアカウントーーつまりTwitter Blueの加入者や企業、政府機関といったアカウントのツイートのみをおすすめするとしています。
「おすすめタブには認証済みのアカウントしか並ばなくなる」?
イーロンマスクはおすすめタブで認証済みアカウントのツイートのみを推奨する理由について高度なAIボットの乗っ取りに対処するためと説明しています。
悪質なボット運営者は大量のボットアカウントを操作してTwitterをハックすることから、1アカウントにつき毎月980円が必要かつ認証済みアカウントになるためには審査が必要なTwitter Blueへの加入は明らかな有効策。
なお、認証済みアカウントには、イーロンマスクが「不正が多すぎる」と主張する旧認証システムによって青バッジを付与された公式アカウントも含まれることになりますが、4月1日からは旧認証システムが完全に廃止され、公式アカウントから青バッジが取り上げられることが決定しています。
これを受けて「おすすめタブには認証済みのアカウントしか並ばなくなる」といった声も確認されますが、それはどうでしょうか。
現時点でイーロンマスクのツイートしか情報がなく、広報部も解散状態になっていて問い合わせもできないため、詳しい仕様はわかりませんが、おすすめタブには、興味を持っているトピックに基づくおすすめのツイートだけでなく、フォローしているアカウントのツイートも並びます。
認証済みアカウントのフィルタリングがフォローしているアカウントのツイートにまで及ぶのであれば、フォロー状況によってはおすすめタブのタイムラインはスカスカになったり、更新してもタイムラインが流れなくなります。フォローしていないアカウントのツイートだらけになれば、多くのユーザーがフォロー中タブを利用することになるでしょう。
タブの並びやタブが固定されていること、少し前までデフォルトになっていたことを考えてもTwitterが推したいのは明らかにおすすめタブなので、多くのユーザーがフォロータブに流れるような状況は好ましくないはず。認証済みアカウントのフィルタリングがどういった形で適用されるのか注目です。
なお、青・黄・灰といったいずれのバッジも付与されていないアカウントは、おすすめタブで推奨されないだけでなく、投票やアンケートにすら参加できなくなるとイーロンマスクは予告しています。
Starting April 15th, only verified accounts will be eligible to be in For You recommendations.
— Elon Musk (@elonmusk) March 27, 2023
The is the only realistic way to address advanced AI bot swarms taking over. It is otherwise a hopeless losing battle.
Voting in polls will require verification for same reason.