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シャオミ「Redmi Note 9S」レビュー

レビュー

シャオミ「Redmi Note 9S」レビュー

スマートフォン市場で“価格破壊”を起こしてAppleに次ぐ世界4位のシェアを獲得したXiaomi(シャオミ)が、昨年ついに日本国内のスマートフォン市場に上陸。日本参入後わずか4ヶ月でauがシャオミ製スマートフォンの取り扱いを決定するなど日本でも注目を集めている。

ただ、驚愕のコストパフォーマンスで高く評価されているシャオミ製スマートフォンと相性が良いのはやはり格安SIMとSIMフリーの組み合わせだろう。今回は2020年6月に発売された2万円台の超低価格で購入できるSIMフリーのスマートフォン「Redmi Note 9S」をレビューする。

Xiaomi Japan

GOOD

  • 税込み24800円
  • 抜群のコストパフォーマンス
  • 2万円台とは思えない高級感のあるボディ
  • ゲームも快適なプレミアム・ミッドレンジ向けプロセッサ
  • 大容量バッテリー

BAD

  • 重いボディ
  • 物足りないスピーカー

シャオミとは?

シャオミとは?

シャオミが日本のスマートフォン市場に参入してからまだ1年も経っていないため、よくわからない人も多いはず。カンタンに説明すると2010年に中国で創業された中堅メーカーでiPhone 4sやGALAXY S II、GALAXY NEXUS、Windows Phone IS12Tなどが発売された2011年に最初のAndroidスマートフォンを発売している。

創業当初はAppleのように年に1機種だけ新作を発表するスタイルを取り、オンライン販売に注力することでコストを大幅に抑えて端末価格を激安に設定する“価格破壊”でファンを多く集めた。現在では炊飯器やスマートテレビなども販売する総合家電メーカーになっている。

シャオミのスマートフォンは、エントリーレベル/ミッドレンジ/フラグシップ/プレミアムフラグシップの4カテゴリに分類されており、日本で初めて発売された「Mi Note 10」「Mi Note 10 Pro」はフラグシップ、今回レビューする「Redmi Note 9S」は累計販売台数1億超を記録したRedmi Noteシリーズでさらに安くコストパフォーマンスに優れたミッドレンジに分類される。

シャオミスマートフォンは全4カテゴリに分離される

シャオミスマートフォンは全4カテゴリに分離される

2万円台とは思えない良質ボディ

Redmi Note 9S レビュー - 左右対称の優れたデザイン

シャオミのスマートフォンは安さだけで人気を集めているだけではない。高く評価されているコストパフォーマンスに含まれる優れたデザインは「Redmi Note 9S」にもしっかりと現れている。

はっきり言えるのはこれまで使ってきた2万円台のスマートフォンよりもボディの質感が優れているということ。低価格はボディの質感に現れやすいが「Redmi Note 9S」は安いプラスチック素材を採用せず、マットなメタルフレームを強化ガラス「ゴリラガラス5」で挟み込むことで2万円台としては高い質感を実現している。

高い質感のボディ

高い質感のボディ

“タイニー・ドットディスプレイ”と名付けられた画面はフロントカメラの際まで液晶が伸びるパンチホールデザインが特徴。6.67インチのビッグスクリーンながら片手に収まるサイズ感を実現した。

ボディサイズに対して画面の割合を示す画面占有率は91%超で高い没入感と大迫力の映像が楽しめる。

パンチホールデザインのビッグディスプレイ

パンチホールデザインのビッグディスプレイ

背面はカメラユニットを中央に配置する左右対称のシンメトリーデザインで机に置いたまま操作した時でもガタ付きが少ない。残念ながらカメラは大きく突起していて机に置いまま引きずった時に傷が付きそうだ。

右側面には素早く画面ロックやアプリロックを解除できる指紋認証センサーがあるがトップ側に配置されるあるため指が届きにくい。指紋認証センサーの上にある音量ボタンも同様だ。なお、ボディは防水防塵には対応していないが撥水加工が施されていて雨などには耐えられるという。

シンメトリーデザイン指紋認証センサーを側面に搭載
有線イヤホンRedmiロゴ
優れたシンメトリーデザイン

2万円台でもキレイに撮れるクアッドカメラ

Redmi Note 9S レビュー - 2万円でもキレイに撮れるクアッドカメラ

カメラは広角・超広角・マクロ・被写界深度測定で構成されるクアッドカメラを搭載。ワンタップで3つの画角を操れる。

クアッドカメラ
  • 広角レンズ
    • 48メガピクセル, f/1.8
  • 超広角レンズ
    • 8メガピクセル, f/2,2, 視野角119°
  • マクロレンズ
    • 5メガピクセル, f/2.4
  • 被写界深度測定
    • 2メガピクセル, f/2.4

広角レンズは高解像度の写真が撮影できる48メガピクセル。視野角119°の超広角レンズはGoProのような迫力のある写真が撮れる。マクロレンズは被写体に2cmまで近づいて撮影可能だ。

Redmi Note 9Sのカメラで撮影 - 風景

広角レンズで撮影。優れたHDRで日陰も黒つぶれしない

3つのレンズに加えて被写界深度測定レンズを搭載することで、一眼レフカメラで撮影したような背景をぼかせるポートレート撮影が楽しめる。フロントカメラもAIによるシーンの自動認識とポートレート撮影に対応。手のひらをみせるだけでスマホに触れずシャッターを切ることも可能だ。

Redmi Note 9Sのカメラで撮影 - ポートレート撮影

輪郭もくっきり分けて背景をぼかせるポートレート撮影が楽しめる

以下は「Redmi Note 9S」で撮影した写真。

Redmi Note 9Sのカメラで撮影 - 超広角レンズ

超広角レンズで景色をダイナミックに撮影

Redmi Note 9Sのカメラで撮影 - 2万円のカメラです

これ2万円台のスマホで撮れます

Redmi Note 9Sのカメラで撮影 - スイーツ

料理も美味しそうに撮れる

Redmi Note 9Sのカメラで撮影 - 夜景

夜景もオートで明るく撮れる

ゲーマー向けのプロセッサと大容量バッテリー

Redmi Note 9S レビュー - ゲーマー向けのプロセッサと大容量バッテリー

チップセットはプレミアム・ミッドレンジ向けのSnapdragon 720Gを搭載。末尾の“G”はゲーマー向けにデザインされたプロセッサであることを示している。3万円台のスマートフォンでも性能の劣るSnapdrgon 6xx系を搭載する機種も多いため、2万円台のスマートフォンとしてはかなり贅沢なプロセッサだ。

ゲーマー向けプロセッサの特徴
  • 「Qualcomm Snapdragon Elite Gaming」をサポートすることでなめらかな映像表現を実現
  • 「aptX Adaptive」によってワイヤレスイヤホン利用時でも高品質かつ低遅延のオーディオ
  • 第5世代Qualcomm AIエンジンとQualcomm Hexagon Tensor Acceleratorによる低消費電力かつ低遅延の高いパフォーマンス

メモリは4GBと6GBの2種類が用意されている。今回レビューする6GBモデルで性能を数値化するベンチマークスコアを計測したところ、Geekbench 5ではシングルコアが569点、マルチコアが1763点となった。AnTuTuでは276,610点、ゲームプレイ時のパフォーマンスに大きく関わるGPUでも71,609点を記録。

実際にゲームアプリをプレイしたところ「Call of Duty: Mobile」や「アスファルト9」といった3Dグラフィックを多用したゲームも快適にプレイできた。プレイ時にはカメラユニット周りに熱が発生するがパフォーマンスが低下するほどではなく気になるほどではない。

CoDではグラフィック品質が“標準”、フレームレート“高”にデフォルト設定される

CoDではグラフィック品質が“標準”、フレームレート“高”にデフォルト設定される

縦横比20:9のディスプレイを横に向けると超横長のワイドスクリーンになる。左右に表示されるタッチパッドの距離が空くため誤タップが発生しにくい。オーディオはボトムに配置されたモノラルスピーカーから出力されるため、左右どちらか片方しか聞こえず迫力がない。手で塞いでミュートにしてしまうことも多い。2万円台のスマートフォンということ忘れてはいけないが、どうしても気になる場合は有線イヤホンを使うこともできる。

バッテリーは大容量の5,020mAhで長時間のゲームや動画視聴も安心。試しに画面の明るさを最大にしてCoD Mobileを60分プレイしたところ電池残量が約15%減少した。超大容量バッテリーは充電時間が長くなるが急速充電にも対応している。パッケージに同梱されている22.5W出力に対応した充電器を利用したところ30分で40%、1時間で80%まで充電できる。

使いやすいカスタムOS

使いやすいカスタムOS

「Redmi Note 9S」のOSはAndroid 10ベースの「MIUI 11」を搭載。ピュアなAndroidが大幅にカスタマイズされていて、多くの標準アプリもプリインストールされている。

6.67インチのビッグスクリーンを片手で操作可能にする「片手操作モード」やナビゲーションバーに表示される戻る/ホーム/アプリ履歴の3ボタンの長押しをアプリの起動やスクリーンショットの撮影に割り当てられるカスタマイズ機能、ほとんどの画面から機能・アプリにショートカットでアクセスできるランチャー「クイックボール」など便利にカスタムされているため満足度は高い。

ランチャー機能「クイックボール」

ランチャー機能「クイックボール」

画面をライト系からダーク系に切り替えられるダークモードも収録されている。「Redmi Note 9S」のディスプレイは素子が発行する有機ELとは違ってバックライトを必要とする液晶ディスプレイのため大きな節電効果は期待できないが、就寝前にベッドの中でスマートフォンを操作する場合はダークモードをオンにすることで眩しさが改善される。

なお、時期未定で日本向けのモデルが対象かは不明だが、Android 11をベースにした「MIUI 12」の配信リストには「Redmi Note 9S」も掲載されている。

MIUI 12の主な新機能
  • フローティングウィンドウ
    • メッセージアプリなどをレイヤーで起動可能
  • カメラのデザイン刷新。全画面表示撮影に対応
  • 改善されたダークモード
  • ビデオツールボックスの追加
    • 画面録画、スクリーンショット、キャスト、画面オフ状態の動画再生が可能なツール
  • スマホ初心者でも使いやすいライトモード
  • スーパー壁紙
    • 宇宙旅行が楽しめる新しい壁紙
  • グラフィカルな天気アプリ
  • アニメーションの高グラフィック化

まとめ: 2万円台の本命スマホ

まとめ

これまで2万円台のスマートフォンはファーウェイが高い人気を誇っていたが、昨年、米商務省がファーウェイとその関連会社に対して米企業が手がける部品やソフトウェア、技術の輸出を事実上禁止する禁輸措置を行ったことでファーウェイは新製品にGoogle Mobile Services(GMS)を搭載できなくなってしまった。

GMSに対応していないスマートフォンでは、Google PlayストアやGmailやGoogleマップなどGoogle関連のアプリが利用できない。ファーウェイ独自のストアやAmazonのストアからアプリダウンロードしたり、ウェブサービスで代替することも可能だがはっきり言ってかなり不便。キャリアもファーウェイスマホの取り扱いをやめてしまった。

日本のSIMフリースマートフォン市場で3割以上のシェアを保有していたファーウェイ。禁輸措置以降はかなり厳しい状況にある。こういった状況はシャオミが日本市場への参入を決めた理由の1つだろう。

シャオミは昨年12月に5万円台のフラグシップモデル「Mi Note 10」(レビュー記事)を引っさげて日本市場に参入。第2弾となる今季は2万円台の「Redmi Note 9S」と3万円台の「Mi Note 10 Lite」を発売した。シャオミの本命はこの価格帯だ。2〜3万円台のSIMフリースマートフォンは最も人気がある。

今回レビューした「Redmi Note 9S」は巨大なスクリーン、大容量のバッテリー、高級感のあるガラスとアルミフレーム、カメラが楽しくなる超広角レンズ付きのクアッドカメラ、ゲームも快適にプレイできるプレミアム・ミッドレンジのプロセッサを搭載し、ドコモ・au・ソフトバンク回線や楽天モバイルの「RAKUTEN UN-LIMIT」でも利用できる*など、ユーザーが選ぶ2〜3万円台のスマートフォンとしても本命の1つになるはずだ。

Rakuten UN-LIMITでは非動作保証端末でAPNの自動設定や緊急地震速報や津波速報などのETWS、110/119通話などによる高精度な位置情報測位には対応していない。8月中〜下旬ごろに配信されるアップデートで利用可能になる予定。

不満をあげるとすればおサイフケータイや防水・防じんといった日本向けの機能・性能に非対応ということ。特徴とのトレードオフで重さも209gとかなり重くなっている。ただ、忘れてはいけないのは「Redmi Note 9S」は税込み24,800円といった驚異的な安さで購入できることだ。

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Yusuke Sakakura

iPhone・Androidやスマートスピーカーに関するニュースはもちろん、レビューも届けるブログメディア「携帯総合研究所」主宰。元システムエンジニア、iPhoneの料金を3社間で比較できるシミュレーターの開発も

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