3月17日にソフトバンクの新ブランド「LINEMO」、3月23日にはKDDIの新ブランド「povo」、3月26日にドコモの新料金プラン「ahamo」がスタートする。
いよいよ始まるオンライン専用プランの提供を前にMMD研究所が市場調査を実施し、プラン変更およびのりかえ先の検討トップが「ahamo」になることがわかった。
メインブランドが支払う携帯料金はMVNOユーザーの3倍以上
MMD研究所が18歳~69歳の男女40,000人を対象に「2021年3月 通信サービスのプラン変更・乗換え意識調査」を実施した。調査期間は2021年2月5日~2月8日。
なお、調査後も携帯電話各社がオンライン専用プランを含む料金プランの内容をアップデートしているため現在とは状況が異なる可能性がある。
調査によると端末代等を除く1ヶ月の携帯の通信料金(平均)はドコモ・au・ソフトバンクといったメインブランドユーザーが6,786円。Y!mobileとUQ mobileのサブブランドユーザーが3,548円。格安SIM/格安スマホのMVNOユーザーが2,030円となった。メインブランドユーザーが支払う携帯料金はとMVNOユーザーの3倍以上になっている。
今月から始まるahamo/povo/LINEMOはオンライン専用プランで店頭では契約できないが、新規契約や機種変更、プラン変更といった手続きをオンラインで行った経験があるか?という項目では楽天モバイル(MNO)が最も多く81.1%となり、次いでMVNO>サブブランド>メインブランドの順になった。
キャリアショップが充実しているほどオンラインの契約経験が下がる傾向が見られ、料金プランや割引、キャンペーンの複雑さ、更新期間(縛り)なども関係しているものと思われる。
メインで利用している通信会社のプラン変更やのりかえを検討しているか?という項目では37.0%が検討している、63.0%が検討していないと回答。
検討しているプラン変更とのりかえ先で最も多かったのは意外にも24.7%のドコモ(ahamo含まず)となった。オンライン専用プランではahamoが21.8%でトップ、次いで12.1%のpovo、7.2%のLINEMOとなっている。調査が実施されたのはLINEMOの正式発表と値下げ前のため、LINEMOにとっては少し不利な数字になっている。
プラン変更とのりかえは同じブランド間が多いなかで、楽天モバイル(MNO)はMVNOから33.5%、ドコモから18.1%、auから19.0%、ソフトバンクから14.1%と他社からの乗り換え検討が多いようだ。1GBまで月額0円の新料金プランはインパクトが大きいのかもしれない。
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