MMD研究所が今年2月に実施した「2021年3月 通信サービスの利用動向調査」の結果を発表した。
調査結果によるとMVNOとサブブランドを合わせた格安SIMのシェアが初の減少を記録したことがわかった。一方で楽天モバイルのシェアが急増しているようだ。
楽天モバイルの利用がUQ mobileを超える
「2021年3月 通信サービスの利用動向調査」は、18歳〜69歳の男女40,000人を対象に2021年2月8日〜2月10日に実施された。
携帯4社が今月から順次提供を開始する新料金プランおよび新ブランドの発表を終えたタイミングで調査が実施されている。
メインで利用している携帯電話のサービス/ブランドシェアはドコモが35.0%でトップ。24.5%のau、15.7%のソフトバンクと続く。前回11月の調査から最も成長したのは楽天モバイルで2.5%→4.0%を記録してUQ mobileのシェアを超えた。
一方でMVNOは12.3%から10.4%までシェアが減少し、楽天モバイル(MVNO)が数字を落としているため、もしかすると楽天モバイル内でMVNOからMNOへの移行が進んでいるのかもしれない。
シェアの推移を見るとMVNOと格安SIM(MVNO+サブブランド)ともに数字を落とした。格安SIMのシェアが減少するのは調査開始以来初めてとのこと。
2台目で利用している携帯電話のサービス/ブランドシェアにおいて楽天モバイルがソフトバンク並みの数値を記録していること。楽天モバイルが4月1日から提供を開始する新料金プランは1GBまで無料(1回線目のみ)ということもあって今後もサブ利用の需要が高まると予想される。
また、大手3社は来週からahamo/povo/LINEMOといった20GBの新料金プランおよび新ブランドを開始する。MVNOも対抗プランを発表しているが、シェア減少は避けられなさそうだ。
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